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業界ニュース 2019.11.21

アストン初のSUV「DBX」に迫る!【新車詳報】

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さる11月20日(水)、中国の北京でアストンマーティン「DBX」が正式に発表された。創業106年を誇る英国の老舗サラブレッド・スポーツカー・メーカー初のSUVがついに姿を現したのだ。

翌21日(木)、ここ日本でも東京・青山にあるアストン・マーティン東京のショウルーム2階で、そのDBXがプレス関係者にお披露目された。

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【主要諸元】全長×全幅×全高:5039mm×2050mm×1680mm、ホイールベース:3060mm、車両重量:2245kg、乗車定員:5名、エンジン:3982ccV型8気筒DOHCツインターボ(550ps/6500rpm、700Nm/5000rpm)、トランスミッション:9AT、駆動方式:4WD、タイヤサイズ:フロント285/40YR22、リア325/35YR22、価格:2299万5000円(OP含まず)。DBXはアストンマーティン初のSUV&5人乗り。初めて見る“ナマDBX”は、まるで「DB6」みたいだ、と筆者は思った。

『007』の愛車「DB5」の次のモデルである。ふっくらとしたボンネットとツリ目のヘッドライト、その下のアストン伝統のグリルからなるフロント・マスクは、ボディ色にグリーンが入っているせいもあって、ゴジラみたいだ、とも思った。リアは、それこそDB6のようなダック・テイルになっていて、ゴジラのしっぽを思わせもする。

DB6は1965年登場の2ドア・モデル。Maw Eareyスタイリッシュでありながら、いい意味での既視感があって、それが親しみやすさにつながっている。ゴジラは筆者の個人的な印象だけれど、DB6は開発陣も意識していた。

プレス・リリースに、「設計の過程でDB6をトレーラーに載せて、エアロダイナミクスのテストをおこなった」という旨の記述がある。レトロがちょっぴり入ったラグジュアリーSUVのスポーツカー、というかスーパーカーというか、というデザイン・コンセプトは新しい。

タイヤはピレリ社製「P Zero」。タイヤサイズはフロント285/40YR22、リア325/35YR22。給油口はキャップレスタイプ。小さく見えて意外とデカイ全長×全幅×全高は5039×1998×1680mmもある。全幅はボディのみの数値で、ドラ・ミラーを含めると2220mmに達する。ホイールベースも長くて、3060mmもある。ポルシェの「カイエン」が2895mm、ベントレーの「ベンテイガ」だって2995mmで、3メートルを切っている。DBXは小さく見えるけれど、じつはものすごくでかいのだ。

灯火類はフルLED。ドアハンドルは、ほかのアストンマーティンとおなじく格納式。スッカフプレートはDBXのロゴ入り。プラットフォームは、アストンマーティンが2000年にジュネーブで発表した「V12ヴァンクイッシュ」以来、得意としている接着アルミニウム構造で、DBX専用に開発された。4ドア+リア・ゲートのボディはアストン初の5人乗りを実現している。

エンジンは、「DB11」と「ヴァンテージ」に搭載されている4リッターV8ツインターボの最新版で、510psの最高出力は550psに、625Nmの最大トルクは700Nmに強化されている。

ギアボックスはトルク・コンバーター式の9速オートマチックで、電子制御のセンター・デフを介して、4輪を駆動する。リアのデフは電子制御LSD(eデフ)が組み込まれており、左右リア・アクスル間でトルクを正確に配分する。

搭載するエンジンはメルセデスAMG製の3982ccV型8気筒DOHCツインターボ(550ps/6500rpm、700Nm/5000rpm)。トランスミッションは9AT。ギア・セレクターはスウィッチタイプ。0-100km /h加速は4.5秒、最高速度は291km/hに達する。車重2245kgのSUVとしては驚異的な性能というべきだろう。ちなみに、直接のライバルと目されるポルシェ「カイエン ターボ クーペ」は、それぞれ3.9秒と286km/hを主張している。カイエンのほうが、車重がちょっと軽いことにくわえて、最大トルクが770Nmと、1割強力なことが優位点だけれど、8速と9速のギアリングの違いもある。あくまで参考数値ととらえるのが大人の態度ではあるまいか。

サスペンションは前:ダブル・ウィッシュボーン、後ろ:マルチリンクで、アダプティブ・トリプル・チャンバー・エア・サスペンションをスプリング代わりに備えている。このエア・サスは190mmの最低地上高を50mm下げたり、45mm上げたりすることができる。その一方、スポーツカーのようなハンドリングを実現すべく、最新の48Vエレクトリック・アンチ・ロール・コントロール・システムと電子制御の可変ダンパーが組み合わされて、コーナリング時のロールを抑制する。

車高調整用スウィッチは、ラゲッジルーム・サイドにもある。通常時のラゲッジルーム容量は632リッター。リアシートのバックレストは40:20:40の分割可倒式。リアシートのバックレストをすべて格納すると、広大なラゲッジルームがあらわれる。リアシートのバックレストは、ラゲッジルーム・サイドにあるスウィッチを押せば倒せる。テールゲートは電動開閉式。実用性も高いインテリア内装は、これぞアストンマーティン! という感じだ。ドアを開けると、レザーで覆われた贅沢な世界が現れる。コクピットにはドライバーの眼前に10.25インチの、センター・コンソールには12.3インチの、それぞれ液晶スクリーンが配置されている。運転席に座っているだけで、007のテーマ曲が脳内に流れてくる。運転してみたいですね~。

ホイールベースが長いだけあって、後席のレッグ・ルームも十分。ショーファー・ドリブンとしても使えそうだ。

クオリティの高いレザーとウッドをたっぷり使ったインテリア。ステアリング・ホイールは、インフィオテインメントや運転支援系のスウィッチ、そしてパドルシフト付き。メーターパネルは10.25インチのフル液晶。ナビゲーションマップも表示出来る。インフォテインメント用モニターのサイズは12.3インチ。360°カメラは標準。センターコンソールには車高調整やヒル・ディセント・コントロールのスウィッチがある。日本市場での価格は2299万5000円。ポルシェ カイエン ターボ クーペが2010万5556 円、ベントレー ベンテイガV8が2081万7000円。ちなみにベンテイガV8はカイエン ターボと同じ4.0リッターV型8気筒ツインターボで、0-100km/h加速は4.5秒、最高速度は290km/hである。

と書いて、ようやく筆者は気づいたのですけれど、アストン・マーティンはポルシェではなくて、同じ英国ブランドのベントレーを最大の仮想敵としているのだ、おそらく。

フロントシートは電動調整式。センターアームレスト付きのリアシート。スライド&リクライニング機構はない。リアシート用のエアコンスウィッチ。4枚のドアは、サッシュレス・タイプ。固定式のガラスルーフ(電動サンシェード付き)も選べる。生産はウェールズに新設された第2工場 で行われる。アストン・マーティンの今後を担うことになるDBXは現在、注文受付中で、納車は2020年第2四半期からとなる。

ちょうどダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドが新作『ノー・タイム・トゥ・ダイ』で帰ってくる頃ですね。

文・今尾直樹 写真・安井宏充(Weekend.)

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(GQ JAPAN 今尾直樹)

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みんなのコメント

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  • fil*****|2019/11/21 14:26

    違反報告

    本当にテストやってたままのザ・SUVだったな。
    まさかのどんでん返しを期待してたけど・・

    アストンならSUVだとしても、ラピードみたいなベルトラインとグラスエリアが許されたんじゃなかろうか
    DBXコンセプトが評判悪かったんかなぁ

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