■税抜き24万8000円、「Kintone Trike」の走りは想像以上に刺激的
茨城県常総市に本社を構え、グループ企業の管理する中国工場で製造した電動モビリティを日本に紹介しているKintone(キントーン)社。常総市が進めるアグリサイエンスバレープロジェクトへの導入において電動モビリティの分野において同社が協力することを発表するのに合わせて、メディア向けにキントーン製品の試乗会を開催した。
会場には電動キックボードやバランスタイプのモビリティなど手頃で身近な商品も並べられていたが、やはり注目は前後に太いタイヤを履き、どこかクラシカルなルックスが印象的なトライク(三輪車)だ。この「Kintone Trike(キントーン トライク)」は、クラウドファンディングで2400万円以上を集め、ローンチされたばかりだという。ここでは、この電動トライクにターゲットを絞り、そのフィーリングを紹介しよう。
まず基本的なスペックは以下の通り。
▼Kintone Trike
・予定価格 24万8000円(税抜き)
・最高速度30km/h
・最大走行距離 1回の充電で30~40km
・最大荷重 200kg
・充電時間 5~6時間
・サイズ 全長185cm 横幅98cm 高さ111cm
バックミラーやウインカーが装備されていることからもわかるように公道走行可能となっている。ナンバーのカテゴリーとしては、いわゆる「ミニカー登録」といわれるもので、運転するには普通自動車免許が必要だが、車検や車庫証明などは不要だ。
操作自体はオートバイに近く、右手でアクセルをひねれば動き出す。その出力は3段階から選ぶことができ、ローモードではさほど速度が出ないのでクローズドな場所での移動手段として使っても安心だろう。ハイモードにすればカタログスペック通りに30km/hまで出すことができるが、なにしろその加速は鋭い。正確に測ったわけではないが、おそらく30mもあれば最高速に達するほど素早く速度を上げていく。
右ハンドルには出力モードのセレクターのほかに「F R」をかかれたスイッチもあるが、これは前進・後退をセレクトするためのもの。そう、このトライクはバックもできるので非常に取り回しにすぐれている。左側には通常のオートバイと同じく、ウインカーなどが置かれている。ブレーキレバーは右がフロントで、左がリアというのもオーソドックスな配置だ。原付スクーターに乗ったことがあるならば、自然に乗りこなすことができるだろう。
それでいて、特筆すべきなのは、この電動トライクは走りが刺激的なこと。最高速度のスペックからすると大人しい走りを想像するかもしれないが、電動モビリティらしくアクセルを全開にひねるとリアタイヤが暴れる瞬間もあるほどトルクフル。さらに慣れると内輪を浮かせてクイックに向きを変えることもできるからおもしろい。
こうして攻めた走りができるのはリアユニットをダブルショックで支えていたり、三輪それぞれにディスクブレーキを備えていたりとディテールから走りへのこだわりが感じられるから。フル加速で後輪が暴れる感じがあるのはマシンとしての仕上がりからすると課題といえるのかもしれないが、レジャービークルとしては、この適度な荒々しさが「Kintone Trike」の強烈な個性となっていることは間違いない。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
9500万円! 全長6.2mのトヨタ超高級セダン「センチュリー・ロイヤル」が凄い! 超ロングボディに「観音開きドア」採用した最新“御料車”の姿とは!
「軽は定員4人ですが、5人乗れるって本当ですか?」 法律の例外が存在? でもオススメできない理由とは
なぜ「ホンダの技術」真似されない? 他社が採用しない…独自技術「センタータンクレイアウト」とは? 今後は無くなるの?
「ジムニー5ドア」「クラウンエステート」「フォレスター」発売へ! 2025年の「新型車」どんなモデルが登場する? 注目車を大胆予想!
【このマイバッハなんぼ?】贅沢の極み 日本からドイツに戻った中古の「マイバッハ 57」その価格はお買い得?
トヨタ「クラウン“セダン”」どう思う? ビッグなボディ&斬新「サメ顔」&横一文字テールに反響多数! 全長5m超えの「王道セダン」が話題に
中国メーカーEVの安さには誰も追いつけない! 驚異のコスパで「Xpeng P7+」が登場するや3時間で3万台以上が売れた
”国産車”の「速度計」なぜ「上限180km/h」まで? そんなに出しちゃ「ダメ」なのに…決定理由には「諸説」あり!?
「渋滞しているのに先頭まで行って合流するのズルくないですか?」 いまでも勘違いする人多発! 各社が推奨する「ファスナー合流」は何が良いの? 渋滞軽減に効果あった?
助手席で「絶対やっちゃダメーっ!」 意外に「やりがち&無意識」の行動もある? ドライバーが“メチャ嫌がる行為”5選
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?