現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 日産新型SUV「キックス」2020年夏に登場? 競合車C-HR&ヴェゼルの対抗なるか

ここから本文です

日産新型SUV「キックス」2020年夏に登場? 競合車C-HR&ヴェゼルの対抗なるか

掲載 更新
日産新型SUV「キックス」2020年夏に登場? 競合車C-HR&ヴェゼルの対抗なるか

■新型ジュークの代わりに南米市場向けの「キックス」が日本登場か

 日産は、2020年の初夏に新型モデルとなる小型SUV「キックス」を投入するのではないかと噂されています。新型「ジューク」ではなく、導入が噂されるキックスとはどのようなモデルなのでしょうか。

日産新型「ムラーノ」発表! 特徴的な顔をスタイリッシュにガラリと一新

 2019年9月に同社小型SUVのジュークが欧州でフルモデルチェンジされたことで、2代目ジュークが国内市場に導入されると予想されていました。

 しかし、日産は「新型ジュークは、現時点で日本に導入する計画はありません」とコメントしていることから、当面の間は日本では旧型モデルのジュークが継続販売されるようです。

 そんななか、2020年の初夏に主に北米や南米、アジア圏市場を中心に販売している小型SUVのキックスを日本に導入するのではないかという噂がでています。

 初代キックスは、三菱「パジェロミニ」のOEM車として販売され、現行モデルは、2016年に登場し現在では世界80カ国以上で販売されているモデルです。

 新型ジュークや日本未導入のキックスについて、日産の販売店は次のように話します。

「先日、新型ジュークが発表された際は日本での発売に関してお客さまから問合せを頂きました。しかし、その時点では詳しい情報が無かったのですが、その後のニュースなどで日本への導入予定が無いと報道されて以降、問合せは減りました。

 また、キックスの日本導入について販売店には情報は来ていませんが、導入する可能性もあるという噂は耳にしています。現状では、他社に比べて新型車が少ないこともあり、新型キックスを日本に導入して欲しいという要望は確かにあると思います」

※ ※ ※

 北米市場でのキックスの価格は、1万8640ドル(約202万5599円)から2万0970ドル(227万8799ドル)です。日本に導入する場合、最近の日産車に採用されている運転支援システム「プロパイロット」や同等の先進安全機能が新たに搭載される可能性もあるため、250万円から300万円の価格帯になるのではないかと予想されます。

■キックスと新型ジュークの違うポイントとは

 ボディサイズが近いキックスと新型ジュークでは、どのような違いがあるのでしょうか。

 キックスのボディサイズ(北米仕様)は、全長約4295mm×全幅約1760mm×全高約1585mmとなり、ジュークとミドルサイズSUV「エクストレイル」の中間に位置し、外観デザインの特徴は、日産のVモーショングリル、ブーメランヘッド、テールライトなどの確立されたスタイルを継承しています。

 パワートレインは、1.6リッター直列4気筒ガソリンエンジンを搭載し、最高出力120馬力を発揮。トランスミッションは、CVTを採用しています。

 装備面では、「ヒルスタートアシスト」や「インテリジェントエンジンブレーキ」、「アクティブライドコントロール」といった機能を搭載していますが、日産の国内モデルに多く採用される運転支援システム「プロパイロット」などはありません。 

 対して、欧州で発表された新型ジュークのボディサイズは、先代モデルからの個性的なデザインは踏襲しつつ、ボディサイズはひと回り大きくなり、全長4210mm×全幅1800mm×全高1595mmです。

 外観デザインでは、丸形ヘッドライトや力強く張り出した前後のフェンダーといった、ひと目でジュークとわかるアイコン的なデザインが、先代モデルから引き続き採用されています。

 パワートレインは、1リッター直列3気筒ガソリンターボエンジンを搭載し、117馬力を発揮。トランスミッションは6速MTと7速DCTの2種類です。

 装備面では、運転支援システム「プロパイロット」が新たに装備されています。単一車線の高速道路で使用するために作られた装備で、長時間の移動を容易にします。

 日産欧州法人の製品企画担当副社長、ポンツ・パンディクティラ氏は、新型ジュークについて次のようにコメントしています。

「新型ジュークは、独自のアイデンティティ、さらに多くのキャラクター、エキサイティングなパフォーマンス、ドライバーのニーズに応える先進技術で戻ってきました。

 新しいデザインとエキサイティングな運転体験は、小型クロスオーバーSUVを選択するユーザーの増加に貢献するでしょう」

※ ※ ※

 欧州市場をメインターゲットとする新型ジュークに対して、キックスは南米やアジア圏をターゲットとした、ユーザーニーズが異なる市場で販売されているため、日本に導入される場合は欧州市場に寄った仕様になるかもしれません。

 それでも、いまの日産には新型モデルが少ないことから、日本への早い導入が期待されます。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】今こそマークIIよりも強い個性を主張していた高級FRツーリングワゴン[ブリット]が欲しい!!!
こんなクルマよく売ったな!! 【愛すべき日本の珍車と珍技術】今こそマークIIよりも強い個性を主張していた高級FRツーリングワゴン[ブリット]が欲しい!!!
ベストカーWeb
クロストレックはプラス40点!? シエンタは? フルモデルチェンジした人気車の進化度を一気見!!
クロストレックはプラス40点!? シエンタは? フルモデルチェンジした人気車の進化度を一気見!!
ベストカーWeb
彼女は7年前にサーキット走行のためトヨタ「86 14R」を購入!「IS F」よりコーナーでノーズが入ってくれるのが好印象
彼女は7年前にサーキット走行のためトヨタ「86 14R」を購入!「IS F」よりコーナーでノーズが入ってくれるのが好印象
Auto Messe Web
最高峰の能力は一層「盤石」 ランドローバー・ディフェンダー 90へ試乗 オンとオフの高度な二刀流!
最高峰の能力は一層「盤石」 ランドローバー・ディフェンダー 90へ試乗 オンとオフの高度な二刀流!
AUTOCAR JAPAN
祝! 篠原拓朗と平川真子が結婚を発表。レーシングドライバー同士の夫婦が誕生
祝! 篠原拓朗と平川真子が結婚を発表。レーシングドライバー同士の夫婦が誕生
AUTOSPORT web
2025年のバイクは「トランスミッション」で選ぶ!? これまでのCVTじゃない 今後は新世代“オートマ”戦争の時代へ
2025年のバイクは「トランスミッション」で選ぶ!? これまでのCVTじゃない 今後は新世代“オートマ”戦争の時代へ
VAGUE
ディーノ「206/246」は『サーキットの狼』沖田の悲劇とフェラーリ家の逸話がクロス…イタリアまで足跡を追いに行きました【極私的スーパーカーブーム】
ディーノ「206/246」は『サーキットの狼』沖田の悲劇とフェラーリ家の逸話がクロス…イタリアまで足跡を追いに行きました【極私的スーパーカーブーム】
Auto Messe Web
言い伝えは本当だった!? 隅田川最古「千住大橋」の下に浮かぶブイの謎 長い歴史が物語る「化け物」「戦国武将」の伝説
言い伝えは本当だった!? 隅田川最古「千住大橋」の下に浮かぶブイの謎 長い歴史が物語る「化け物」「戦国武将」の伝説
乗りものニュース
出たー!「高速道路でガス欠」自分だけは起きないと思う人々が「ガチでヤバイ」理由とは 「対策してない」実態が大惨事招く!?
出たー!「高速道路でガス欠」自分だけは起きないと思う人々が「ガチでヤバイ」理由とは 「対策してない」実態が大惨事招く!?
くるまのニュース
その進化は吉か凶か!? 初代モデルからコンセプトが変わったクルマ3選
その進化は吉か凶か!? 初代モデルからコンセプトが変わったクルマ3選
VAGUE
首都高速で間一髪の衝突回避もホイールキャップが…エンジンのオーバーホールが決まった矢先にごめん、ゴブジ号【週刊チンクエチェントVol.49】
首都高速で間一髪の衝突回避もホイールキャップが…エンジンのオーバーホールが決まった矢先にごめん、ゴブジ号【週刊チンクエチェントVol.49】
Auto Messe Web
激重! バカでか! トラックのタイヤとホイールはどうやって組んでいる?
激重! バカでか! トラックのタイヤとホイールはどうやって組んでいる?
WEB CARTOP
山道を走っていたら「ジブリのカオナシ」の標識を見つけてしまいました。これにはどんな意味があるのでしょうか?
山道を走っていたら「ジブリのカオナシ」の標識を見つけてしまいました。これにはどんな意味があるのでしょうか?
乗りものニュース
フィアットがアクティブ系MPV「ドブロ」の内外装デザインを一新
フィアットがアクティブ系MPV「ドブロ」の内外装デザインを一新
@DIME
「厚木まで30分」なのに「大井松田まで“2時間以上”」って何!? 渋滞情報「やけにアバウトな表現」が出る理由  そもそもスピードみんな違いますよね?
「厚木まで30分」なのに「大井松田まで“2時間以上”」って何!? 渋滞情報「やけにアバウトな表現」が出る理由 そもそもスピードみんな違いますよね?
乗りものニュース
【アメリカ】日産が新型「ムラーノ」登場してた! 「エルグラ顔」&「斬新シフト」で超カッコイイ! 新型「高級SUV」10年ぶり「日本復活」にも期待大!
【アメリカ】日産が新型「ムラーノ」登場してた! 「エルグラ顔」&「斬新シフト」で超カッコイイ! 新型「高級SUV」10年ぶり「日本復活」にも期待大!
くるまのニュース
0-100km/hの加速は2.9秒!メルセデスAMGのSLにPHEVモデル「SL63 S E PERFORMANCE」が登場
0-100km/hの加速は2.9秒!メルセデスAMGのSLにPHEVモデル「SL63 S E PERFORMANCE」が登場
@DIME
第35回トヨタ博物館クラシックカー・フェスティバル今年4月に開催、まもなくパレード参加車両の募集を開始
第35回トヨタ博物館クラシックカー・フェスティバル今年4月に開催、まもなくパレード参加車両の募集を開始
@DIME

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

140.5159.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

16.0349.8万円

中古車を検索
キックスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

140.5159.4万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

16.0349.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村