2019年秋は国産コンパクトカーのフルモデルチェンジが続く。
まずはホンダフィット、そしてWRC(世界ラリー選手権)でドライバー&マニュファクチャラーズタイトル争いをしているトヨタヴィッツ(外国名ヤリス)だ。
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現行型フィットは2013年登場なので、まだ6年目とモデルライフは短いが、ヴィッツは2010年に登場しているので、約10年と長いモデルライフとなっている。
そこで今回はヤリスへと名称変更がウワサされているヴィッツの中古車事情に迫ってみたい。
文:萩原文博/写真:トヨタ
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歴代のヴィッツを振り返る
2010年12月に登場した3代目ヴィッツのグレード構成は、ベーシックなF、女性をターゲットとしたジュエラ、装備の充実したUの3種類を基本として、スポーティグレードのRSやG’sが設定されている。
2010年12月に登場した3代目ヴィッツ
(F“SMART STOPパッケージ”)
搭載されているエンジンは1L、1.3L、1.5Lの3タイプだ。現行ヴィッツは10年という長いモデルライフの中で、2度の大きなマイナーチェンジを行っている。
1度目は2014年4月、ここではFF車に搭載される1.3Lエンジンが高効率の新型エンジンに変更。
そして、1Lと1.5Lエンジンも燃費向上を達成した。外観デザインはトヨタのデザインアイコンであるキーンルックを採用し、ワイドで踏ん張り感のある力強さを強調している。
そして2度目のマイナーチェンジは2017年1月。内外装の変更と同時に1.5Lガソリンエンジン+モーターのハイブリッド車を追加した。
そのほかでは2015年6月の一部改良で、衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンスC」の採用。
2015年6月一部改良したヴィッツ
加えて、直近の2018年5月の一部改良では衝突回避支援パッケージ「トヨタセーフティセンス」の機能の一つであるプリクラッシュセーフティに昼間の歩行者を検知する機能が追加された。
中古車は価格の安さが魅力ではあるが、これから乗ることを考えると2015年6月以降のトヨタセーフティセンス装着車を狙いたい。
ヴィッツの中古車市場の現状はいかに?
それでは、現行型ヴィッツの中古車事情を見てみよう。
現在、現行型ヴィッツの中古車の流通台数は約2540台で、3カ月前は約2800台あり、8月のお盆休み明けから減少傾向が今でも続いている。中古車の平均走行距離は3カ月前そして今月も約3.3万kmで横這いとなっている。
そして、注目の平均価格の推移だが、3カ月前が約83.5万円で今月が約83万円とほぼ横這いで推移している。
さらに、この1年の平均価格の推移をみてみると、1年前は約86万円で最大の需要期となる3月に向けて相場が上昇し、最高値の約97.5万円となった。その後は値落ちに転じ、最近は値落ちカーブが緩やかになっている。
需要期の値上がりについて触れると、これは走行距離の短い未使用車が大量に市場に出回ったことによるものだ。
[usedcar-search carname="ヴィッツ" limit="2"]
流通台数の分布を分析してみると
流通台数の分布を最も細かく見てみると、トヨタセーフティセンスCを装備した2015年6月の一部改良後の中古車が約1160台。
そして、ハイブリッド車を追加した2017年1月のマイナーチェンジ以降でも約600台とモデル末期にもかかわらず中古車は豊富となっている。
現行型ヴィッツの中古車の価格帯は約6万~約448万円と幅広いのが特徴で、高価格車は1.8GRMNや1.5ターボGRMNといった限定車。これを除くと約215万円が上限となる。
初期モデルであれば予算50万円以下でも余裕で手に入るが、先ほども書いたとおり2015年6月以前のモデルは衝突回避支援パッケージの設定がないのでオススメしにくい。
そこで、今回はハイブリッド車が追加されパワートレインが多様化した2017年1月以降の中古車に絞って狙い目車種を紹介したい。
ヴィッツの中古車を買うなら、これ!
2017年1月のマイナーチェンジでは、
ヴィッツにハイブリット搭載された
この年式でグレードの流通台数分布を見ると、最も多いのがハイブリッドFで次いで多いのが1.3Fとトヨタセーフティセンスがオプションのベーシックグレードとなっている。
3番目も1.3F 4WDだが、Fでも特別仕様車のセーフティエディションを選べば標準装備となることは覚えておきたい。流通台数の最も多いハイブリッドFの平均価格の推移は3カ月前が約139万円で今月も同じでまったくの横這いとなっている。
いっぽうの1.3Fは3カ月前が約117万円で今月が約110万円7万円の値落ちとなった。燃費性能の差を考えても約29万円の価格差はコンパクトカーでは非常に大きいので1.3Fをオススメモデルとしたい。
2017年以降のヴィッツ1.3Fの価格帯は約89万~約154万円で、100万円以下でもトヨタセーフティセンス装備車が多く存在する。流通台数も1万km台という走行距離が少ない中古車が多いので、長く付き合うパートナーにピッタリの存在だ。
今後の相場の行方はどうなる?
現在は横這いで推移している現行型ヴィッツの中古車相場だが、新型が登場すれば大きく下がるのは間違いない。
さらにフィットもフルモデルチェンジとなれば、ヴィッツやフィットだけでなく、日産ノートなどへの影響は免れない。
国産コンパクトカーを狙っている人は、各車のフルモデルチェンジ後が買いのタイミングと言えるので、GRMNなど狙っている特定のグレードがある人を除けば今は待ちだ。
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