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新型ディフェンダーはモノコックとなりボディ剛性は約3倍に、スタイリングも一新!

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新型ディフェンダーはモノコックとなりボディ剛性は約3倍に、スタイリングも一新!

2019年9月10日、フランクフルトモーターショーでランドローバーが新型ディフェンダーを発表した。従来のラダーフレーム構造を一新してモノコックボディを採用、全体的に大幅なグレードアップを果たした。

エンジンはガソリンとディーゼルを計3種類。2020年にはPHEVも追加
ランドローバーの歴史はディフェンダーとともにスタートしたと言っても過言ではない。およそ70年前の1948年、ローバー社がアムステルダムモーターショーで、オフローダー「ランドローバー シリーズI」を発表したことにはじまる。民生用・軍用車両としても活躍したこのモデルが進化していく中で、1991年にディフェンダーへと名称を変更したのだ。

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比較的新しい名前ではあるものの、その存在の歴史的重要性を見ればディフェンダーの動向が世界から注目されていることも納得である。ここ2年ほどでメルセデス・ベンツ Gクラスやジープ ラングラー、スズキ ジムニーといった本格オフローダーブランドが相次いでフルモデルチェンジ(大幅改良)していることも、ディフェンダーがどうなるかと注目されるひとつの要因となっている。

そして現在ドイツで開催されているフランクフルトモーターショーで、ディフェンダーの新型モデルが公開された。従来モデルと同様、インチでホイールベースを表す数字を組み合わせた「DEFENDER 90」と「DEFENDER 110」が発表された。3ドアショートボディの90は5シーター(オプションで3+3の6シーター)で、5ドアロングボディの110は5シーター(OPで6シーター)/7シーターから選択できる。

エクステリアデザインはガラッと変わった。新型ディフェンダーは直線を多用したボクシーなシルエットで、ボンネットやフェンダーなどには曲面を組み合わせることで、未来的な印象を受ける。先進性だけでなく、ルーフ後方のアルパインライトウィンドウや横開きのテールゲート、外付けスペアタイヤなど、初代を感じさせるテイストも盛り込まれている。

デザイン的特徴はなんと言ってもフロントとリアの短いオーバーハングだ。291mmの最低地上高も相まって、アプローチアングルは38度、ブレークオーバーアングルは28度、デパーチャーアングルは40度にもなる。さらに最大渡河水深は900mmと、高い悪路走破性を実現している。

初代のエッセンスはインテリアに受け継がれ、「ネジの頭」のような一般的な乗用車では隠している部品をあえて露出させることで、シンプルさを強調している。

新型の革新性はボディ構造にも表れている。従来のラダーフレーム構造を一新、採用された「D7x」アーキテクチャーは軽量アルミニウムのモノコック構造なのだ。ランドローバー史上最も頑丈な作りだそうで、ねじり剛性は従来と比較して約3倍に増強されたという。

搭載されるエンジンは3種類(スペック違いを含めて4種類)が用意される。詳しい数値は発表されてないものの、マイルドハイブリッドのガソリン仕様で4気筒(P300)と6気筒(P400)、クリーンディーゼル仕様で4気筒(D200とD240)がラインアップされる。さらに、2020年にはプラグインハイブリッド仕様も追加されるという。

もちろん四輪駆動で、ツインスピード・オートマチック・ギアボックス、センターデフ、アクティブ・ロッキング・リアデフ(オプション)など、柔らかな砂地から極寒の氷上地帯まで、あらゆる路面環境で優れたパフォーマンスを発揮する機能を搭載している。

また、まるでボンネットを透過するかのようにフロント鼻先の死角を見えるようにする「クリア サイト グラウンドビュー」も搭載。通常では見えないエリアをディスプレイに映し出してくれる。

グレード展開は最上級の「ディフェンダー X」を筆頭として、スタンダードモデルとして「S」と「SE」、「HSE」を用意する。さらに製造開始から1年間限定で「ファーストエディション」を販売する。また4種類のアクセサリーパックを用意することで、あらゆるユーザーニーズに応えるという。

この新型ディフェンダーは世界128の市場に導入予定で、もちろん日本にも入ってくる。しかし、その時期や仕様、サービス内容などについては未発表。続報を待とう。

[ アルバム : ランドローバー 新型ディフェンダー はオリジナルサイトでご覧ください ]

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