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業界ニュース 2019.7.30

絶滅危惧車のFTOは、新たなユーザーにスポーツカーの楽しさを伝えようとしていたモデルだった!

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全幅全長比0.4の理想的なフォルムのスポーツクーペ

1994年10月、三菱からコンパクトなスポーツクーペ、FTOが投入された。

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FTOという名称の復活は実に19年ぶりで、ギャランFTOが生産終了して以来のことだった。

個人的に気になっているのはネーミングだ。ギャランFTOのとき、FTOはイタリア語でFresco Tourismo Omologareの頭文字を取ったものと解説されていた。

対するFTOは、というと英語でFresh Touring Originationだと解説されていた。まぁ、いずれも“新鮮なツーリングカーの創造”という意味合いだったのだが……。

ベースは同時期のランサー/ミラージュだが、スポーツクーペとして優れたパッケージングに仕上げられており、全幅全長比は、スポーツクーペとして理想的とされている0.4だった。

ベースがランサー/ミラージュゆえに、ホイールベースは2500mmと短め。それでいながらフロントトレッドは1490mm、リアトレッドは1985mm。これがクイックなハンドリングをもたらしていた。

前後ともにショートオーバーハングで、デザインコンセプトは“走る喜びを全身で表した躍動感”だった。そして、ドライバーと車の一体感を重視した“ハイパフォーマンス実感インテリア”と呼ばれていた。

今見ても古くささを感じさせないのは、それだけ優れたデザインだったということだろう。



スポーツクーペ顧客層のすそ野の広げた「INVECS-II」

搭載されたエンジンは、1.8L直4(最高出力125ps)と2種類の2L V6(最高出力170psと200ps)だった。2種類の2L V6エンジンの違いは、MIVECと呼ばれる電子制御式可変バルブタイミング機構の有無だった。

特に注目されたのはトランスミッションで、マニュアル操作でギアの選択を可能としたINVECS-IIが搭載されたことだった。最近でこそ珍しい装備ではないが、当時は画期的だった。と同時に、スポーツクーペ顧客層のすそ野を広げる目論見だったのだろう。

翌年には2万台ちょっと売り上げることになったが、1996年からは5500台強、1997年には2400台強とずるずると売上は低迷していった。そして、2000年7月に生産を終了した。狙った顧客層へのリーチはしたものの、長くは売れなかったということだ。

パワーはエンジンによって異なっていたが、車両重量は1200kgちょっとだったので軽量・爽快な車だった。ボディには高張力鋼板が多用され、ボディ剛性の高さも評価されていた。

4万台弱販売されたとはいえ、販売終了から実に19年が経過。カーセンサーnetに掲載されている物件数は2019年8月初めの時点で14台と少ない。

上級グレードのV6エンジン搭載車のみが“生き残って”いるかなと思いきや、カーセンサーnetにはまんべんなく掲載されている。掲載物件の値段は様々で安いもので20万円弱、高いもので140万円弱となっている。

そういう意味では予算に応じた車選びをしやすい。今見てもスポーツクーペの王道らしいデザインは、好きな人には刺さるはずだ!

ちょっとでも気になった方は、中古車物件をチェックしてみてほしい!

文/古賀貴司(自動車王国)、写真/三菱自動車絶滅危惧車の三菱 FTOを見てみる▼検索条件三菱 FTO(初代)×全国

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