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業界ニュース 2019.7.12

なぜ海外で大人気!? 日本では不評の車庫証明や燃費のステッカーがウケる理由

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 日本で販売されるクルマには、車検や車庫証明、燃費基準などさまざまなステッカーが貼られています。ユーザーのなかには、そのようなステッカーを剥がしたいと思っている人も多いようです。

 そんな不人気なステッカーがアメリカで人気を博しているようです。なぜ、遠く離れたアメリカで人気なのでしょうか。

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日本では不評の燃費基準ステッカーもアメリカでは人気を博している 日本特有のステッカーが不人気な理由には、デザインがかっこ悪い、目立つといったものが多いようです。

 とくに、「燃費基準達成車ステッカー」が不人気といわれています。これは、低排出ガス車が2000年から、燃費基準達成車は2004年から対象車のリアガラスにステッカーが貼られるようになったものです。

 当初は、「★マーク」が多いクルマは「エコな車に乗っている人=志の高い人」というイメージから、勲章のような意味合いもあり、ステッカーを貼ったクルマに誇らしげに乗る人も多かったようです。

 ユーザーの反響について、トヨタの販売店スタッフS氏は「当時は、レオナルド・ディカプリオやトム・ハンクス、ハリソン・フォードなどのセレブ俳優が『プリウス』に乗っていることをアピールしていたこともあって、環境に優しいハイブリッド車に乗ることは、知的でカッコいいとイメージを持つユーザーも多かったと思います」と説明します。

 しかし、制度のスタートから20年近くが経過した近年では、これらのステッカーを「剥がしたい」という要望が高まっているようです。

 S氏によると、「『ステッカーを剥がしたい』という声や、『貼らないで欲しい』という要望が増えてきました。エコカーの対象車もかなり増えて、ありがたみが少なくなったのかもしれません」といいます。

 もうひとつの理由として、自動車メーカーの販売店で購入した印に貼られる「●●トヨペット」「●●日産」などの販売店ステッカーがありますが、これらは年々目立たないデザインになっています。

 その結果、低排出ガスや燃費基準達成車のステッカーが余計に目立ってしまい、クルマを後方から見たときに美観を損ねるなどといった理由で、「剥がしたい」という気持ちを持つユーザーも増えているのです。なお、燃費基準や低排出ガスのステッカーは、剥がしても法的に何の問題もありません。

なぜアメリカで日本のステッカーは人気なのか? 日本では、剥がしたい人も多いステッカーですが、そんななかアメリカでは日本特有のステッカーが人気になっています。なぜ、アメリカでは日本のステッカーが人気なのでしょうか。

 アメリカでは、JDMマニアと呼ばれる人達が存在します。JDMとは、「Japanese(Japan) Domestic Market」のことで、簡単にいうと「日本国内市場(仕様)」を指し、日本独特の、または日本独自の仕様や装備という意味です。

 広い意味で「日本車全体」を示す場合もあり、JDMの最たるものは「右ハンドル」です。もちろん日本以外にも左側通行(右ハンドル車)を採用している国は、イギリスやオーストラリアなど世界の30%弱あります。

 そのため、「右ハンドル=日本独自」にはなりませんが、JDMは「アメリカから見た場合に日本仕様と近いか」が問われるため、右ハンドルの日本車はマニアにとって至高のJDMなのです。

 このほか、オレンジ色のウィンカーや、(アメリカは原則として赤)、旧車(1970年年代から1980年代前半)の定番装備だった小径ハンドルや深リムホイール、テインやCUSCOの車高調、TOYOTIRE、NGK、HKSなども人気のあるJDMブランドとして認知されています。

 そして、これらの装備以外に前述した燃費基準達成車などの「公的機関が発行するステッカー」が意外な人気となっています。とくに人気なのは「車庫証明ステッカー」です。

JDMのなかでも人気の高い「車庫証明ステッカー」 世界190か国で展開するECサイト「ebay」で検索すると、たくさんの「JDM Window Sticker」などと呼ばれるステッカー類が出品されています。

 なぜ、「Window」なのかというと、これらの公的ステッカーのほとんどはフロント(車検ステッカーと点検ステッカー)やリア(車庫証明や燃費基準達成車など)の窓に貼られるからです。

 完全な偽物も目立ちますが、なかには本物のように見える新品の車庫証明ステッカーが複数出品されている例もあります。

 なお、出品名には「JCI」という言葉も目立ちますが、これは、「Japan Car Inspection」つまり、日本の車検を意味します。

 車検といえば四角い車検ステッカーを思い浮かべると思いますが、アメリカでは車庫証明、12か月・24か月などの定期点検ステッカーなども「JCIステッカー」としてまとめられています。

 なお、本物の車検ステッカーは外から見たときに数字しか見えないのであまり人気がなく、点検ステッカーや車庫証明ステッカーが人気のようです。

 ebayの出品は、1枚4000円から5000円で販売されていますが、とくに、使用感があるもの(整備工場のハンコや日付などが入ったもの)の方が高人気というのが特徴といえます。

 同様に、車庫証明ステッカーでも「●●警察署」といった漢字が記載されているものは人気を博しているようです。

 そのため、車庫証明ステッカーが貼られた状態で日本から輸出される中古車は、より一層その価値を上げるともいわれています。

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(くるまのニュース 加藤久美子)

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