続々公開されるスープラだがジュネーブではGT4を展示
ジュネーブショーのプレスカンファレンスは15分置きのスケジュールでひっきりなしに行なわれるので、すべてを追う事は事実上不可能である。そんななかトヨタは、「デジタルプレスカンファレンス」と呼ばれるウェブサイトでのプレゼンテーションを実施。時間を気にすることなく内容を知ることができるので非常に助かった……。
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トヨタブースの注目は新型スープラだ。日本でも大阪オートメッセでの右ハンドル(日本仕様)の公開以降、GRガレージでの先行展示会なども行なわれているが、今回はレーシングカーのスタディモデル「GT4コンセプト」をお披露目。開発はドイツ・ケルンにあるTMG(トヨタモータースポーツ有限会社)が担当している。
市販モデルの素性を活かしながらレーシングモディファイが行なわれ、エクステリアはフロントにディフューザー、リヤに大型リヤウイング(共にカーボン製)をプラス。インテリアは不要なアイテムが取り外されロールケージやフルバケットシート(OMP製)などがプラスされるが、インパネまわりは市販モデルから大きく変更されていない。
パワートレインは市販車同様に3リッターの直列6気筒ターボ+8速ATの組み合わせだが、制御系のアップデートが実施される。シャシー系はサスペンションやドライブシャフト、デファレンシャル、ブレーキ(ブレンボ)、安全タンク、アルミホイール(OZ製)、レーシングタイヤ(ピレリPゼロ)などを採用。ちなみにボディサイズは全長4460×全幅1855×全高1250mm(ノーマルは全長4390×全幅1865×全高1290/1295mm)だ。
ちなみに昨年のジュネーブショーには、同じレーシングコンセプトながらLM-GTE仕様が展示されていたが、今回はGT4である。このあたりの経緯についてチーフエンジニアの多田哲哉さんに聞いてみた。
カスタマーモータースポーツの可能性を探っているなかのひとつ
「現在、レクサスがRC FでGT3をやっていますが、プロフェッショナル化による高性能化や価格高騰など、今後どのようになるかわからない状況です。我々としては『買ったけど使えない』、『そのまま撤退』と言うことはしたくありません。このGT4はカスタマーモータ-スポーツの可能性を色々と検討している中の提案の一つです」
「もちろん、慈善事業ではないので最低でもイーブンにならないと継続することはできません。その見通しを含めてGT4がいいのか、それとも差が大きくなってしまったGT3とGT4の間を埋める新カテゴリーが生まれてから進めたほうがいいのか……など慎重に考えています。それさえハッキリすれば、我々にはTMGやTRDと言ったレースのプロが近くにいるのでクルマを作ること自体はそれほど難しいことではありません」。
新型スープラには量産車の時点でカスタマイズやレーシングカーに仕立てるためのさまざまなアイディアが数多く盛り込まれているが、ズバリそれを紐解いていくとこのようなクルマに仕上がる……と言うことなのだろう。
「このクルマの原型でサーキットを走っていますが、凄く楽しいですよ」。とのことだった。
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