現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 梅本まどかがカウンターを当てても安全な氷上走行会の魅力とは?

ここから本文です

梅本まどかがカウンターを当てても安全な氷上走行会の魅力とは?

掲載 更新
梅本まどかがカウンターを当てても安全な氷上走行会の魅力とは?

2019年全日本ラリーにコ・ドライバーとしての参戦が決まった梅本まどかが、「T by Two CABANA Racing 」が主催する氷上走行安全運転講習会に参加した。氷上ならではの「クルマが滑る」挙動を感じ、よりクルマを運転することの愉しさを感じたようだ。

2月9日(土)に長野県女神湖で行われた「T by Two CABANA Racing 氷上走行 安全運転講習会」に、私、梅本まどかが参加させていただきました。その様子をレポートしたいと思います。

【まるで純正品】N-VANに市販8型大画面ナビ装着を実現「カナテクス TBX-H006」【CAR MONO図鑑】

実は以前、スバルの山内英輝選手や自動車メーカーの方から「氷上走行は運転がすごくうまくなるし、なにより楽しい」と伺っていたので、それ以来、ずっと体験してみたいと思っていました。

さて、女神湖は信州蓼科にあり、1月中旬から2月半ばまでは厚い氷が張ることから自動車での氷上運転ができる湖として知られています。名古屋や東京から2~3時間で行けるので、多くのドライバーが走りに行かれていますね。ここでは走行会のイベントだけでなく、CMや映画などの映像撮影、タイヤや車両のテストなどども行われているようです。

「T by Two CABANA Racing 氷上走行 安全運転講習会」の参加は20台/32名。氷上走行経験者と初体験の方は半々くらい。参加車両で1番多かったのはトヨタ・86。その他BMW318、トヨタ・プリウス、トヨタ・マークX、ホンダ・FIT、三菱 ・aiなどいろんなクルマが集まりました。

今回の走行会は、自分で走るだけではなく、GROBAL MX-5カップジャパンの2018シリーズチャンピオンである堤優威選手と、S耐などで活躍されている井尻薫選手という、おふたりのプロドライバーに直接アドバイスがもらえる! といううれしい特典がありました。

まずは、お二人から3つのコース(左からスラローム、定常円、ワインディング)の特徴や走り方についての座学です。
「初心者はまず、定常円で小さな円をかけるように練習しましょう。不安な方は同乗して教えますので声をかけて下さい」など、わかりやすく教えていただけました。また、クルマの挙動がよりダイレクトに感じることができるように、電子制御(ABSや横滑り防止装置など)はオフにするとの指示をいただきました。

さっそく走行です。
最初に堤選手に同乗レッスンをお願いしました。
まずは、「クルマが滑る」という感覚を身体で覚えることからスタートです。

アクセルを踏むと、クルマのリアがスーッと滑り出します。
また、踏みすぎるとリアが滑るだけでなく、クルッと一回転してしまいます。
このアクセルの踏み具合を堤選手にじっくり見ていただき、それが良かったのか悪かったのかをアドバイスしていただきました。

なかなかこの感覚がつかみづらく、最初はアクセルを踏みすぎてしまい、一回転スピンして、なお後ろ方向に進んでしまうような状況でした。でも、少しずつ良い時の感覚を教えていただきながら、どれくらいアクセルを踏み込めばいいのかをつかむことができました。

アクセルワークがだんだんつかめてくると、次は「カウンターを当てる!」練習です。
リアが出始めたら、すぐにステアリングを(回転するクルマの方向と逆に)切らないといけないのですが、焦ってもいけないし、ゆっくりすぎてもいけない! またステアリングを切りすぎてもいけないので、これは本当に難しかったです。

でも、よくも悪くも自分の操作に対して毎回クルマがその通り反応して、操作がだめな時もうまく操作できた状態もそれぞれ体感することができました。ステアリングを切りすぎれば切りすぎただけクルマは動き、操作が遅すぎればそれだけクルマの動きも遅れる・・・。自分がクルマを操作した結果としてのクルマの挙動を感じることができるので、クルマの運転がとても楽しく感じられた時間でした!

井尻選手にも同乗してアドバイスを頂いたのですが「パイロンを見過ぎてはいけない」、「目線が大切」といったことを教えて頂きました。

最終的には、定常円では小さな円を描くことができるようになりました。さらに、終盤には中くらいや大きな円をかく練習もできました!

今回は路面状況の違いも感じられる場面もありました。
お昼休みから午後にかけて雪が降っていたのですが、雪が降ったことでタイヤがグリップするようになり、滑らなくなったことには驚きました!

見た目は変わっていないように感じたのですが、少しの路面の変化で「さっきまでのアクセルの量では全然滑らない! こんなに違うの!?」と体感できました。氷上走行では、こんなにも色々なことをわかりやすく感じることができたことに感動してしまいました。

氷上走行を体験したことで、もし自分が運転しているときに雪が降ったとしても、慌てず楽しくドライブができそうだなと思いました。

私はあまりクルマの運転に自信がなかったのですが、氷上走行をしたことで、クルマの挙動を知ることや、丁寧な運転の練習もでき、クルマの動きが少し理解できた気がしました。

クルマの運転がもっとうまくなりたい!と思っていたり、氷上走行をしたことのないというみなさんには、是非オススメしたいと思います!

文・写真:梅本まどか
取材協力&写真協力:T by Two CABANA Racing

こんな記事も読まれています

鈴鹿で19台が参加しGT300専有テストがスタート。初日はmuta Racing GR86 GTが最速
鈴鹿で19台が参加しGT300専有テストがスタート。初日はmuta Racing GR86 GTが最速
AUTOSPORT web
【GT300開幕戦レビュー&シーズン展望】一歩抜きん出た印象のブリヂストン。最適解は交換か、無交換か
【GT300開幕戦レビュー&シーズン展望】一歩抜きん出た印象のブリヂストン。最適解は交換か、無交換か
AUTOSPORT web
アイルトン・セナのMP4/4がマクラーレン720S GT3で蘇る。ラグナ・セカに没後30年追悼リバリー登場/IMSA
アイルトン・セナのMP4/4がマクラーレン720S GT3で蘇る。ラグナ・セカに没後30年追悼リバリー登場/IMSA
AUTOSPORT web
好感度クラスNo.1! アウディA3 スポーツバックへ試乗 小改良 見違えるほど変わった車内
好感度クラスNo.1! アウディA3 スポーツバックへ試乗 小改良 見違えるほど変わった車内
AUTOCAR JAPAN
負傷のハプスブルク、WECスパでの復帰叶わず。グーノンがふたたびアルピーヌA424をドライブへ
負傷のハプスブルク、WECスパでの復帰叶わず。グーノンがふたたびアルピーヌA424をドライブへ
AUTOSPORT web
4児の父「杉浦太陽」、新車で買った「高級ミニバン」初公開! 「すごく乗りやすくて…」全貌を明かし「カッコイイ!」「好感持てる」の声集まる
4児の父「杉浦太陽」、新車で買った「高級ミニバン」初公開! 「すごく乗りやすくて…」全貌を明かし「カッコイイ!」「好感持てる」の声集まる
くるまのニュース
レッドブルF1代表、フェルスタッペンの契約にニューウェイに関する条項はないと明言
レッドブルF1代表、フェルスタッペンの契約にニューウェイに関する条項はないと明言
AUTOSPORT web
世界戦デビューの地でエルラシェールが復活。リンク&コーが週末完全制覇を達成/TCRワールドツアー第2戦
世界戦デビューの地でエルラシェールが復活。リンク&コーが週末完全制覇を達成/TCRワールドツアー第2戦
AUTOSPORT web
リスクはある? サイバーセキュリティ規制、非対応車は「脆弱」なのか 一部地域で販売継続
リスクはある? サイバーセキュリティ規制、非対応車は「脆弱」なのか 一部地域で販売継続
AUTOCAR JAPAN
ロールス・ロイスが考古学調査!? 本社の増築予定地からローマ時代の遺物が出土…地元の小学生が「ジュニア考古学者」になりました
ロールス・ロイスが考古学調査!? 本社の増築予定地からローマ時代の遺物が出土…地元の小学生が「ジュニア考古学者」になりました
Auto Messe Web
アントネッリのF1デビューを早める動き。イモラでサージェントと交代との説は、メルセデスとウイリアムズが否定
アントネッリのF1デビューを早める動き。イモラでサージェントと交代との説は、メルセデスとウイリアムズが否定
AUTOSPORT web
BMW M4 に最強の「CS」、550馬力ツインターボ搭載
BMW M4 に最強の「CS」、550馬力ツインターボ搭載
レスポンス
史上最少僅差0.001秒決着! カイル・ラーソンが「ワイルドなフィニッシュ」で2勝目/NASCAR第12戦
史上最少僅差0.001秒決着! カイル・ラーソンが「ワイルドなフィニッシュ」で2勝目/NASCAR第12戦
AUTOSPORT web
「人とくるまのテクノロジー展」が過去最大規模となって5月22日よりパシフィコ横浜で開催
「人とくるまのテクノロジー展」が過去最大規模となって5月22日よりパシフィコ横浜で開催
Auto Prove
日産の斬新すぎる「商用バン」が凄い! もはや「でんでん虫マシン!?」な“円形ボディ”に熱視線! 人気の絶えない「エスカルゴ」どんなクルマ?
日産の斬新すぎる「商用バン」が凄い! もはや「でんでん虫マシン!?」な“円形ボディ”に熱視線! 人気の絶えない「エスカルゴ」どんなクルマ?
くるまのニュース
軽量安価なFRPより鉄にステンレス! デコトラ乗りのエアロへのこだわりは独特だった!!
軽量安価なFRPより鉄にステンレス! デコトラ乗りのエアロへのこだわりは独特だった!!
WEB CARTOP
遂に来た!新型「フリード」先行公開!上質感ある“エアー”&遊び心溢れる“クロスター”を設定
遂に来た!新型「フリード」先行公開!上質感ある“エアー”&遊び心溢れる“クロスター”を設定
グーネット
新型フリードは「AIR」「CROSSTAR」どっちも主役!
新型フリードは「AIR」「CROSSTAR」どっちも主役!
グーネット

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

275.0460.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.31157.2万円

中古車を検索
プリウスの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

275.0460.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.31157.2万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村