■コンパクトSUVの2大巨頭
2018年の自動車販売台数ランキング(登録車)において、最も売れているSUVはトヨタ「C-HR」が7万6756台(全体12位)で首位に立ちました。それを追っかけるのは、ホンダ「ヴェゼル」の5万9629台(全体14位)です。
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その後は、日産「エクストレイル」(全体20位)、トヨタ「ハリアー」(全体23位)、マツダ「CX-5」(全体27位)と続き、上位に位置する「C-HR」と「ヴェゼル」はコンパクトSUVというジャンルに該当します。
両車の歴史は、2013年12月にホンダ「ヴェゼル」が販売開始され、当初は1.5リッターガソリン車(ターボ無し)と1.5リッターハイブリッド車の2モデルで展開。
2019年1月に1.5リッターガソリンターボ仕様を追加。また、2014年から2016年の3年連続で、国内SUVの販売台数において首位となったほど人気を博したモデルです。
一方、トヨタ「C-HR」は2016年12月から販売開始されます。パワートレインは、1.2リッターガソリン車(ターボ仕様)と1.8リッターハイブリッド車の2モデル。
販売台数においては、2017年から2年連続で国内SUVの販売台数首位に。2017年4月には、SUVとして初めての国内販売台数1位(登録車)を獲得するなど、ホンダ「ヴェゼル」を追い抜く勢いの人気を誇っています。
ボディサイズでは、「C-HR」(全長4360mm×全幅1795mm×全高1550から1565mm)に対して、「ヴェゼル」(全長4330から4340mm×全幅1770から1790mm×全高1605mm)と若干「CH-R」の方が大きいです。
価格帯では、「C-HR」の価格、229万円から297万9200円に対して、「ヴェゼル」は207万5000円から292万6000円となり、比べるとかなり接近しています。
走行性能において、「C-HR(1.2リッターターボ)」と「ヴェゼル(1.5リッターターボ)」を比べると、「C-HR」は滑らかに加速していく印象を受けるのに対して、「ヴェゼル」はターボ車特有の勢いのある加速感を体感できました。
また、全体的な特徴差として、「C-HR」は個性ある外観デザインが受け、「ヴェゼル」は日常の使い勝手が好評のようです。
国内SUVジャンルにおいて、トヨタ「C-HR」から首位を奪還するために、ホンダ「ヴェゼル」は新たに追加した「ターボ仕様」を展開することで、ユーザーの選択肢を広げる販売戦略を立てています。
SUV市場の人気はまだ続くとされ、トヨタ「C-HR」とホンダ「ヴェゼル」の戦いに注目です。 【了】
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