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業界ニュース 2019.2.15

今回のモデルチェンジは「Ninja ZX-10RR」“RR(ダブルアール)”の名にふさわしい! シリーズ最高峰の204PS/カワサキ

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カワサキを量産バイクレースの最高峰であるスーパーバイク世界選手権、4連覇へ導いたベースマシン「Ninja ZX-10RR」が国内モデルとして新登場。同車はチタニウム製コネクティングロッドやマルケジーニ社製鍛造ホイールの採用などで、ベースモデルのサーキットポテンシャルをさらに向上させた、シングルシートを採用したシリーズ3モデルの中の最高峰。世界500台限定で生産される。REPORT●北 秀昭(KITA Hideaki)

カワサキ Ninja ZX-10RR…2,926,800円

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WSBチャンピオンマシンに最も近い“RR(ダブルアール)”が、満を持して国内仕様デビュー!

 スーパーバイク世界選手権で次々と記録を打ち立てているカワサキレーシングチーム。カワサキではリッタークラスのスーパースポーツモデルである「Ninja ZX-10Rシリーズ」に、レースマシンからのフィードバックを投入した『Ninja ZX-10RR』『Ninja ZX-10R SE』『Ninja ZX-10R KRT EDITION』3 モデルを新たにラインナップした。

 これら3車の特徴は、ズバリ、強さと優しさを兼ね備えた“扱いやすいが故に速いモデル”だということ。

 スーパーバイク世界選手権を始め、鈴鹿8耐などの“ 市販車をベースにしたレース ”にカワサキがこだわっているのは、世界で戦うトップライダーのみが扱うことのできる速さではなく、“誰が乗っても扱いやすく、そして速い ”という点だ。

 「サーキットにおいて誰が乗っても扱いやすく、乗りやすいということを追求していけば、結果として速いマシンが出来上がる」

 この開発者コメントが示す通り、Ninja ZX-10R シリーズは正に“RIDEOLOGY“ の集大成とも言えるモデルに仕上がっている。

 量産バイクレースの最高峰であるスーパーバイク世界選手権(SBK)。このレースで、カワサキレーシングチームのジョナサン・レイ選手は、ZX-10Rで2015年&2016年のチャンピオンを獲得。2017年にはZX-10RRで再度チャンピオンを獲得し、SBK史上初となる3連覇を達成。

高性能&贅沢なパーツが満載の「Ninja ZX-10RR」

「Ninja ZX-10RR」は、3シリーズの中ではもっとも贅沢かつパワフルな最高峰モデル。「Ninja ZX-10R KRT EDITION」は、3シリーズの中ではもっともリーズナブルなベースモデル。「Ninja ZX-10R SE」はその中間的な存在だ。

シリーズ3モデルの価格をチェック!

・Ninja ZX-10RR:292万6800円
・Ninja ZX-10R SE:265万6800円
・Ninja ZX-10R KRT EDITION:206万2800円

「Ninja ZX-10RR」は、チタニウム製コネクティングロッド、サスペンションセッティングのファインチューン、マルケジーニ社製鍛造ホイール、シングルシートの採用など、エンジンや足周りに改良を加え、ベースモデルのサーキットポテンシャルをさらに向上させた特別なモデル。

 世界500台限定生産の証として、トリプルクランプ上部にシリアルナンバープレートも装着するなど、シリーズ3モデルの中ではレーシーかつ豪華なつくりが特徴だ


「Ninja ZX-10RR」と「Ninja ZX-10R KRT EDITION」の主な違いは?

・カラー&グラフィックの変更
・エンジン、シャーシ両方の性能を高めるチタニウム製コネクティングロッド
・軽快感が大きく向上し、俊敏なハンドリングを実現するマルケジーニ製の専用アルミ鍛造ホイール
・サーキットでのラップタイム短縮に貢献するピレリ製ディアブロ・スーパーコルサSP(タイヤ)
・サーキット走行を前提にしたセッティングのショーワ社製バランスフリーフロントフォークとBFRC lite リヤサスペンション

Pankl社製チタニウム製コネクティングロッドの採用で、3シリーズ最高峰の204PSを発揮する「Ninja ZX-10RR」

 Ninja ZX-10RRは、フィンガーフォロワーロッカーアーム(下記参照)に加え、フォーミュラマシン、ハイパフォーマンスカー、航空宇宙産業向けのエンジンやドライブトレインなどの開発と製造を専門とする「Pankl社」が設計した、超高性能チタニウム製コネクティングロッドを採用。

 軽量&高強度なチタニウム製コネクティングロッドを使用することで、レブリミットが600rpm向上。「Ninja ZX-10R KRT EDITION」や「Ninja ZX-10R SE」 に比べ、最高出力をさらに1PS 高め、150kW (204PS)としているのがポイントだ。

 また、レブリミットを引き上げることで、より広いパワーバンドを獲得。Ninja ZX-10RRの扱いやすいキャラクターを強化。

 加えてコネクティングロッド 1 本あたり102g の軽量化により、クランクシャフトの慣性モーメントを5%低減。エンジンレスポンスとハンドリング性能の向上、またコーナー進入時にフロントタイヤへ荷重をかけやすくなっているのが特徴だ。

Ninja ZX-10RRにはシリアルナンバープレートも導入済み

 Ninja ZX-10RRのポイントは、世界500台限定生産であること。その証として、Ninja ZX10RR のトリプルクランプ上部には、シリアルナンバープレートを装着。プレートにはNinja ZX-10RRのロゴとシリアルナンバーが刻まれている。

レーシーなシングルシートを採用したNinja ZX-10RR

 タンデムシート&タンデムステップを装備した「Ninja ZX-10R KRT EDITION」「Ninja ZX-10R SE」とは異なり、Ninja ZX-10RRは走りに徹したシングルシート仕様。スポーティーさに一層磨きをかけているのがポイントだ。

Ninja ZX-10RRはサスペンションセッティングも独自に最適化

 Pankl 社のチタニウム製コネクティングロッドがハンドリングにもたらすメリットを最大限に活用するため、Ninja ZX-10RRは前後サスペンションのセッティングを独自に変更している。

スーパースポーツモデル・ヤマハYZF-R1やスズキGSX-R1000/Rにも採用の「フィンガーフォロワーロッカーアーム」を採用

 Ninja ZX-10Rシリーズには、新たに「フィンガーフォロワーロッカーアーム」を採用。これにより、バルブ作動部分の質量を、タペット方式と比較して20% 減少。フィンガーフォロワーには「DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティング」が施され、耐摩耗性を確保しているのもポイントだ。

 カムシャフトは、バルブの開閉速度を速めるアグレッシブなカムプロフィールを採用し、ピークパワーを約3PSアップされている。

新型は、より強力なエンジンパフォーマンスを獲得

 Ninja ZX-10Rシリーズは、フィンガーフォロワーロッカーアームの採用とその他のアップデートにより、エンジンパフォーマンスを向上。最高出力は200PSから、204PS(他の2モデルは203PS)まで高められている。

 Ninja ZX-10Rシリーズは、レーシングフルエキゾーストマフラーへの交換で、さらに出力アップも可能だ。
Ninja ZX-10Rシリーズは、従来モデルのフラットなトルクカーブをそのまま引き上げているため、出力を向上しながらも扱いやすい特性が維持できるのが特徴だ。

ハイリフトカムシャフト対応シリンダーヘッドを採用

 従来のNinja ZX-10Rシリーズでは、「Ninja ZX-10RR」のみに採用されていたハイリフトカムシャフト対応シリンダーヘッド。新型では、3モデルのすべてに装備。従来よりもさらにハイリフト化された、レースキットのハイリフトカムシャフトを装着できるクリアランスを設けている。

シリンダーヘッドカバーは赤色に塗装済み

 新しいNinja ZX-10Rシリーズは、すべてのモデルに赤く塗装されたシリンダーヘッドカバーを採用。フィンガーフォロワーロッカーアームの高性能でレーシーなイメージに貢献しているのが特徴。

KQS(カワサキクイックシフター)

 新しいNinja ZX-10Rシリーズは、シフトアップ/ダウンの両方に対応する「KQS(カワサキクイックシフター)」を、3モデルすべてに標準装備。

 「KQS(カワサキクイックシフター)」は、クラッチ操作やスロットル操作を行わずに素早いシフトアップ/ダウンが可能な、サーキットでのスポーツライディングに役立つシステム。
※エンジン回転数が 2,500rpm未満の場合、KQSは正しく作動しない。


足周りの電子制御など、最新のシステムも充実

・フィンガーフォロワーロッカーアームを採用し、高いパフォーマンスを発揮するエンジン
・クラッチ操作やスロットル操作を行わずに素早いシフトアップ/ダウンを可能にするKQS(カワサキクイックシフター)
・車体制御システムの正確さを大きく高めるボッシュ社製IMU
・予測型/フィードバック型を組み合わせた先進のトラクションコントロールシステムS-KTRC(スポーツカワサキトラクションコントロール)
・効率的なスタートダッシュを実現するKLCM(カワサキローンチコントロールモード)
・カワサキのスーパースポーツ向け高精度ブレーキ制御技術KIBS(カワサキインテリジェントアンチロックブレーキシステム)
・急激なエンジンブレーキを制御するカワサキエンジンブレーキコントロール
・3種類のモードから選択できるパワーモードセレクション
・速度や加減速の状況によって減衰力が変わる電子制御ステアリングダンパー
・高いブレーキ性能を発揮するブレンボM50モノブロックキャリパー
・コーナー進入での安定性を向上させるバランスフリーフロントフォークと、BFRC lite(バランスフリーリヤクッションライト)サスペンション
・サーキットにあわせ、ギヤの組み換えが可能なカセットトランスミッション

アクセサリー

・エンジンスライダー
・フロントアクスルスライダー
・ニーパッド

Ninja ZX-10RR 主要諸元

車名(通称名):Ninja ZX-10RR
マーケットコード:ZX1002GKF
型式:2BL-ZXT02E
全長x全幅x全高:2,085mm×740mm×1,145mm
軸間距離:1,440mm
最低地上高:145mm
シート高:835mm
キャスター/トレール:25.0°/ 107mm
エンジン種類/弁方式:水冷4ストローク並列4気筒/DOHC4バルブ
総排気量:998cm³
内径x行程/圧縮比:76.0mm×55.0mm/ 13.0:1
最高出力:150kW(204PS)/13,500rpm ラムエア加圧時:157kW(213PS)/13,500rpm
最大トルク:115N・m(11.7kgf・m)/11,200rpm
始動方式:セルフスターター
点火方式:バッテリ&コイル(トランジスタ点火)
潤滑方式:ウェットサンプ
エンジンオイル容量:3.7L
燃料供給方式:フューエルインジェクション
トランスミッション形式:常噛6段リターン
クラッチ形式:湿式多板
ギヤ・レシオ:
 1速 2.600(39/15)
 2速 2.222(40/18)
 3速 1.944(35/18)
 4速 1.722(31/18)
 5速 1.550(31/20)
 6速 1.391(32/23)
一次減速比 / 二次減速比:1.681 (79/47)/2.294(39/17)
フレーム形式:ダイヤモンド
懸架方式:
 前 テレスコピック(倒立・インナーチューブ径43mm)
 後 スイングアーム(ホリゾンタルバックリンク)
ホイールトラベル:
 前 120mm
 後 114mm
タイヤサイズ:
 前 120/70ZR17M/C (58W)
 後 190/55ZR17M/C (75W)
ホイールサイズ:
 前 17M/C×MT3.50
 後 17M/C×MT6.00
ブレーキ形式:
 前 デュアルディスク 330mm (外径)
 後 シングルディスク 220mm (外径)
ステアリングアングル (左/右):27°/ 27°
車両重量:206kg
燃料タンク容量:17L
乗車定員:1名
燃料消費率(km/L)
※1 21.0km/L(国土交通省届出値:60km/h・定地燃費値、1名乗車時)
※2 16.8km/L(WMTCモード値 クラス3-2、1名乗車時)※3
最小回転半径:3.4m
カラー:ライムグリーン(GN2)

※1:燃料消費率は、定められた試験条件のもとでの値です。お客様の使用環境(気象、渋滞等)や運転方法、車両状態(装備、仕様)や整備状況などの諸条件により異なります。
※2:定地燃費値は、車速一定で走行した実測にもとづいた燃料消費率です。
※3:WMTCモード値とは、発進・加速・停止などを含んだ国際基準となっている走行モードで測定された排出ガス試験結果にもとづいた計算値です。走行モードのクラスは排気量と最高速度によって分類されます。
※改良のため、仕様および諸元は予告なく変更することがあります。

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(MotorFan MotorFan編集部 北 秀昭)

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