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業界ニュース 2018.12.5

【自動車博物館へ行こう】ホンダ シティはなにからなにまで型破り、とにかくニュースにあふれていた

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1980年代のホンダの躍進を象徴するクルマと言えば「シティ」がまず思い浮かぶ。ホンダ コレクション ホールで、乗用車メーカーとしてさらなるステップアップを実現した「型破り」なコンパクトカーを振り返ってみよう。(Motor Magazine 2016年3月号より)

販促活動も型破り、世の中に強烈なインパクトを与えて登場

1970年代、N360で2輪から4輪に進出し、ライフ、シビック、アコードで軽自動車メーカーから乗用車メーカーへと成長していったホンダは、1980年代に入るとフルラインメーカーへと躍進を遂げることになる。

1980年、日本の自動車生産は1000万台を超え、アメリカを抜いて世界一となったものの、国内販売は伸び悩んでいた。当時のホンダはシビックとアコードの間を埋めるクイントを加えていたが、まだプレリュードを含めても4車種体制に過ぎなかった。

躍進のきっかけとなったのは1981年11月に登場したシティだった。シティは平均年齢27歳という若手エンジニアが既成概念にとらわれずに開発した実用的なコンパクトカーで、「トールボーイ」とすることでコンパクトながら広い室内を実現、その発想は世界を驚かせた。目指したのは初代シビックの潔さだった。COMBAXと称された1.2L CVCCエンジンは、最高出力こそEが63ps、Rは67psと控えめだったが、車重が600kg台だったため走りは痛快そのものだった。

さらに1982年9月に100psとしたシティターボを、11月にはRにハイルーフを追加。1983年6月にはドアミラーが採用され、11月にはブリスターフェンダーを備えた通称ブルドッグの110psのシティターボIIを追加する。

シティの進化はさらに続き、1984年4月にハイルーフ・マンハッタン・サウンドを、8月にはピニンファリーナの手になるオープンのカブリオレも追加。1985年3月に非対称のターボグリルとし、5月には燃費を追求した実質7速のハイパーシフトを採用と、常に新鮮な話題を提供して市場に大きなインパクトを与え続けるのだった。

このシティの登場をきっかけにホンダは大きく成長、1985年には復活した軽自動車トゥデイから上級車レジェンドに至るフルラインメーカーとなっていた。並行して1982年にはアメリカで生産を開始、1986年には高級車ブランドのアキュラを北米市場でスタート。ともにに日本車としての先駆けとなる。その一方で1980年代後半のF1での活躍は“ホンダ=高性能”のイメージを定着させた。

1980年代のホンダを象徴するモデルとして、初代シティRはホンダ コレクション ホールに展示されている。

ホンダ シティR(1981年)主要諸元

●全長×全幅×全高=3380×1570×1470mm
●ホイールベース=2220mm
●エンジン= 直列4気筒OHC
●排気量=1231cc
●最高出力=63ps/5000rpm
●最大トルク=10.0kgm/3000rpm
●車両重量=675kg(3速AT)
●1981年当時の価格=81万5000円

ホンダ コレクション ホール

ホンダのチャレンジングスピリット、技術の歴史、ものづくりへの情熱が感じられるミュージアム。「ホンダのみんなが何を考えてつくってきたか。みんなのつくったものを皆さんにお見せすればいい。こんな正直なホンダはどこにもないぞ」という創業者本田宗一郎の言葉が発端になって開設された。現在のホンダ コレクション ホールは、ツインリンクもてぎ開業にあわせて、鈴鹿サーキット内にあったコレクションホールを移転する形で1998年3月にツインリンクもてぎの重要な施設のひとつとして設立された。2輪、4輪、レーシングマシン、国内外の良きライバル車など約300台を展示。さまざまな企画展が開催されていて、いつ訪れても新しい発見がある。なお、ツインリンクもてぎへの入場に料金が必要だが、ホンダ コレクション ホールへの入場は無料となっている。

●住所:栃木県芳賀郡茂木町桧山120-1(ツインリンクもてぎ内)
●入館料:無料(ツインリンクもてぎへの入場に別途料金が必要)
●問い合わせ先:☎0285-64-0341 
●アクセス:常磐自動車道水戸北スマートICより約30分(東京方面からのETC専用出入り口のみ)、那珂ICより約40分、水戸ICより約40分/東北自動車道宇都宮ICより約90分/北関東自動車道真岡ICより約50分
シティとの組み合わせで同時発売された50ccバイクのユニークな「モトコンポ」も話題となった。畳んでシティの荷室に収納可能だった。●展示車両は入れ替えの場合あり。

[ アルバムはオリジナルサイトでご覧ください ]

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(Webモーターマガジン Motor Magazine編集部)

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