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ホンダがNSXを大幅改良! ボディ色に開発者も躊躇するほど鮮烈なオレンジを追加

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ホンダがNSXを大幅改良! ボディ色に開発者も躊躇するほど鮮烈なオレンジを追加

 サスペンションの剛性をアップし一体感が感じられる走りを実現

 Honda(ホンダ)はスーパースポーツモデル「NSX(エヌエスエックス)」を改良し、2018年10月25日に19年モデルを発表、購入の申し込みを開始した。なお発売は2019年5月の予定だ。

【すべてが専用設計】新型ホンダNSXのエンジンに込められた驚異の技術

 発表に先駆け、2018年10月22日、東京・港区「パラッツォ ドゥガーレ麻布」にてメディア向けにNSX19年モデルがお披露目された。

 初代NSXは1990年に「人間中心のスーパースポーツ」として誕生。当時、誰もが乗れるスポーツカーは画期的な提案だった。技術的にも注目度は高く、オールアルミモノコック、NAで280馬力を達成したエンジンなど、世界に衝撃を与えたクルマだ。だが惜しまれながら2006年に生産終了……。

 その10年後となる2016年に、ついにNSXは復活! 2代目が誕生した。新型NSXは新しい価値を提供すべくSPORT HYBRID SH-AWDを採用し、エンジンとモーターの融合によるレスポンスの良さや伸びのある加速、オン・ザ・レール感覚のハンドリングを実現した。

 今回発表された19年モデルのコンセプトはエヴォリューショナルNSX。走りの面ではよりドライバーとクルマの一体感を向上させ、限界域での運動性能を高めた。またデザインはその性能を表現したという。

 ホンダNSX・19年モデルの改良点(走り)

 まず足もとはグリップ感を向上させるために、新たに開発されたコンチネンタル・スポーツコンタクト6を採用。パターン、コンパウンドの剛性をあげ、さらにコンストラクションにも専用のチューニングが与えられている。

 サスペンションはフロントスタビライザーの剛性を26パーセント、リヤスタビライザーの剛性を19パーセント向上することにより、ロール剛性をアップ。加えてリアコントロールアームブッシュを21パーセント、リヤハブを6パーセント、それぞれ剛性を高めて、走りの基本性能の底上げが図られている。

 また走行シーンに応じて最適な車両特性を選択できる「インテグレーテッドダイナミクスシステム」の各モードの制御をそれぞれ最適化。アクティブ・ダンパー・システム、VSA、EPSの各制御やSPORT HYBRID SH-AWDの駆動力配分制御を成熟させた。走り出しからフラットな姿勢を保ち、ダンピングの効いた乗り味を実現し、人間とクルマの一体感が強く感じられるものになっているという。

 ホンダNSX・19年モデルの改良点(デザイン)

 今回の改良でインテリアには上質感漂うインディゴ、オプションで選択可能なセミアニリンフルレザーパワーシートに情熱的なレッドを追加。装備面ではこれまでオプションの一部だったアルミ製スポーツペダルとフットレストが標準装備となった。

 エクステリアはより低く、よりワイドな印象を際立たせるため、フロントグリルをボディ同色に変更。またフロントとリアのメッシュパーツやオプションのカーボンパーツをグロス仕上げとし、質感を向上させている。

 さらに注目すべきはボディカラーに「サーマルオレンジ・パール」が追加されたこと。初代NSXに設定されていた「イモラオレンジ・パール」の現代版として追加したそうだ。会場にはレッド1台のみが展示されていたのだが、お披露目の会が終盤に近づくとカーテンが開き、オレンジの車体が登場! 事前にカタログで見てはいたが、いざ実物を目の当たりにすると想像以上に鮮やかな色彩。オレンジ色を纏ったNSXには息をのむほど存在感があった。

 スポーツカーのエキサイティングなイメージをより強くすべく開発されたこの色は、高彩度、高明度でかつソリッド感のある新しいオレンジ。本田技術研究所 四輪R&Dセンター NSX開発責任者の水上聡さんは、「実際に『サーマルオレンジ・パール』のNSXが工場から出てくるのを初めて見たときにはやってしまったかな、と思ったぐらい明るい色だった。ただこのボディカラーは光が当たることで違う表情を見せ、ずっと見ていても飽きない。このクルマを所有することの喜びにつながる色に仕上がった」とコメントした。

 あわせてオプションで選択可能なカーボンセラミックブレーキローターにも、ブレーキキャリパーの新色としてオレンジが追加されている。

 19年モデルの価格は2370万円(税込)。オレンジ色のNSXをドライブに連れ出し、シチュエーションによって変わるクルマの表情を楽しめるのは一部の成功者の特権だろう。

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