■燃費も良く、燃料が安いことはガソリンエンジンに比べ経済性に優れている?
フォルクスワーゲンのコンパクトSUV「ティグアン」に、TDIディーゼルターボエンジン搭載車が加わりました。
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ティグアンは、全長が4500mmのいわばミドルサイズのファミリーSUVという立ち位置です。デビューは2008年9月ですから、いまから10年程しか経過していません。フルモデルチェンジされ現行モデルの発売が開始されたのが2017年。そんな新鮮なモデルに今年、新たにディーゼルターボエンジンが加わったのです。
ティグアンに搭載されるディーゼルターボエンジンは、すでにパサートに搭載されている型式と同一のTDIです。ですが、最高出力は150PS、最大トルクは340Nmを発揮。パサートのそれは190PSと400Nmを発揮しますから、それよりはややパワーを抑えているのが特徴です。車重や使い方、あるいは経済性などを考慮して、出力等を変更したのでしょう。ただ、非力という印象はありません。
一方、ティグアンにラインナップされているガソリンエンジンは1.4リッターターボ仕様ですが、最高出力は150PSです。ディーゼルエンジンと数値的には共通です。最大トルクはガソリンエンジンが250Nmなのに対してディーゼルエンジンは340Nmです。発進するときなどにいい仕事をするトルクが強いことは大きなメリットなのです。
そもそもディーゼルエンジンは、ガソリンに比較して安価な軽油を燃料としています。税金が安く設定されているのが理由ですが、市場価格でガソリンと軽油では30円ほどの違いがあります。燃費を抑え、燃料が安く、しかも発進が力強いのですから、ファミリー層には喜ばれるはずです。
■実際に走らせるとガソリンとの違いがわかるディーゼルエンジンのメリットとは?
実際に走らせてみると、ディーゼルエンジンならではのメリットが感じられます。ディーゼルエンジンは、エンジンの回転数が低いときから力強く加速しようとするのが特徴なのです。信号待ちの発進する瞬間からスムーズに加速してくれます。しかも、ターボによって低回転時から力を発揮するので、2リッターという小さな排気量でも力不足は感じませんでした。
7速DSCというトランスミッションとディーゼルエンジンは組み合わされるため、走り出しでモタモタすることはなく、加速感もスムーズ。さらに、4MOTIONと言われる4WDシステムによって、悪路走破性にも自信があるのです。
運転席には、走行パターンが選べるアクティブコントロールモードのスイッチがあります。それを操作すれば、街中をドライブするモードだけではなく、雪道を走る時用、オフロード走行用なども選べるようになっているのです。
積載能力が高いので、テントやコンロなどキャンプ道具を満載して河原や山坂道に行くことも少なくありません。そんな時でも立ち往生することのないようにティグアンは開発されています。
「滑りやすい坂道でも登っていけますよ。キャンプ道具を積み込んで旅行してください」
関係者の方がそう自信を口にしていました。ティグアンは、一見するところ穏やかなコンパクトSUVのような雰囲気ではありますが、実は力強い悪路走破性も備えているのです。
ただ、ドライブした印象からは、悪路走破性を予感させるような無骨な感覚ではありませんでした。ディーゼルエンジンは異音と振動を発するのが欠点ですが、室内に不快な音が侵入してくることは少ないようです。穏やかな速度でクルージングしている限り、ディーゼルであることを忘れてしまいます。
乗り心地も荒くはありません。悪路走破性を求めると、乗り心地がトラックのようにドタバタとするものですが、そんな気配は微塵もなく、きわめて穏やかなSUVという印象です。
新たにディーゼルターボエンジンを搭載したティグアンは、普段はスマートなドライブに応えてくれるのに、いざとなればキャンプサイトに乗り入れられるタフなオフロード性能を備えているのです。アウトドア派の家族にはぴったりのSUVだと思います。
「ティグアン TDI 4MOTION」の価格は、408万6000円(税込)からです。
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