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業界ニュース 2018.9.22

【歴代ジムニー大全・初代編】実用第一主義だった初代ジムニーは男のくるまだった

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軽自動車初となる本格四輪駆動車は3期に渡って独自の進化を果たす

昭和45年に誕生したジムニーは、ビッグマイナーチェンジを何度が実施しつつ着実に進化してきた。そのために1代あたりのモデルサイクルが非常に長い。今回、ジムニー専門店のアウトクラスカーズが所有する貴重な歴代ジムニーをもとに、その歴史を詳しく掘り下げたいと思う。第1回目は、まさに実用第一主義だった初代を振り返る。

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スズキの軽自動車としては、キャリイの次に息の長いモデルとなるジムニー。初代がデビューしたのは1970年、今から約50年前のことである。1代あたりのモデルサイクルが非常に長いことは、2018年も生産された先代モデル”JB23″が証明している。初代はまず第1期として、”LJ10″が登場。当時はまだ黄ナンバーの軽規格(550cc)がなく、360ccだけに与えられた小さな白ナンバーだった。今でこそジムニーはアウトドアやドライブに大活躍な遊べる4駆だが、当時はそういった目的で購入する人は少なかったという。

「昔は林業などの仕事車として使う方が多く、アウトドアを楽しむ人は皆無。まさに質実剛健というか、実用性重視で遊び心はなかったですね。スタイリングは個性的ですけどね」とは、アウトクラスカーズ代表の赤地サン。

その後は”LJ20″を経て、76年に初代第3期となるSJ10″がデビュー。この年は軽自動車の規格が改正され、排気量は360ccから550ccへと大幅にアップ。力強い走りを可能にした。

「SJ10の1型は、LJ20の車体をベースにエンジンだけ550ccを搭載しています。LJ20のヘッドライトは、ちょっとツリ目っぽい感じにレイアウトされているので、マニアな人には『ツリ目』と呼ばれて親しまれていますね」。

11年生産が続けられた初代は、2代目第1期・SJ30へとフルモデルチェンジ。見た目は大きく変わらないものの、着実に進化を遂げて来た初代モデルを具体的に見ていこう。

【第1期 LJ10(1970-1972)】

4輪駆動性能をフルに発揮

4輪駆動の技術はホープスターON360を参考にしているが、自社生産としての効率を考えて細部を徹底的に見直したLJ10。エンジンはキャリイの空冷360cc、トランスミッションもキャリイに採用されていた物を流用した。トランスファーは低速・高速の2速切り替え式。一方の外装はスズキが独自にデザインしている。足が長く伸びたフェンダーミラーや丸型のヘッドライトなど、今となってはかわいく見えるが、ワイルドさを強調した意匠が随所に見受けられた。ボディタイプは幌のみ。快適さなどは考えていなかったこの時代の象徴と言える。

写真の現車は外されているが、後部に補助席が付く計3人乗り。スペアタイヤは助手席後ろに備えられている。エンジンは、25PSを発生する、2ストの360cc。仕方ないと言えるが、スペック的には非力だった。

一部改良でエンジン出力が25→27PSにアップした2型。ほかにもトランスミッションのシフトパターンが変更された。ドアはカーテン式からスチール枠付きの幌ドアに。LJ10●全長×全幅×全高:2955×1295×1670mm ●ホイールベース:1930mm ●車両重量:600kg ●エンジン:空冷直列2気筒2サイクル359cc ●最大出力(PS/rpm):25/6000 ●最大トルク(kg-m/rpm):3.4/5000

【第2期 LJ20(1970-1976)】

エンジンは空冷式から水冷に

エンジン自体は2サイクル360ccだが、空冷から水冷に変更されたことが初代モデル・第2期”LJ20″の大きなトピック。熱への弱さが改善されたほか、ヒーターの導入で冬でも快適に走れるようになった。外装は縦穴タイプのグリルがポイント。また、2型はウインカーとマーカーを独立させ、1灯から2灯に変更されている。そして幌に加え、バンボディも追加されたのだ。

水冷の360ccエンジンは、空冷では実現できなかった温水式ヒーターを手に入れた。また、幌モデルは対面式の補助シートを設けた4人乗りタイプを追加販売している。

LJ20●全長×全幅×全高:2995×1295×1670mm ●ホイールベース:1930mm ●車両重量:625kg ●エンジン:水冷直列2気筒2サイクル359cc ●最大出力(PS/rpm):28/5500 ●最大トルク(kg-m/rpm):3.8/5000

【第3期 SJ10(1976-1981)】

550ccエンジンでよりパワフルに

当時、新規格の550ccエンジンを搭載して「ジムニー55」の名称で生まれ変わった第3期・SJ10。写真の1型はSJ20(4サイクル800ccを積んだモデル)のボディを使用しているため、外からではナンバーを見ないと違いが分かりにくかった。ボディ形状は幌とバン、スペアタイヤは背面に移動。2型になると前後のトレッドが横に拡大された。

当時は厳しい排ガス規制があったので、排気量を拡大した550ccエンジンといっても最大出力26PSと抑えめだった。

3型ではトレッドの拡大に伴い、フロントフェンダーをワイド化。リアにもオーバーフェンダーが追加された。ボンネット形状もスリット入りに変更されており、冷却性能が高められた。SJ10●全長×全幅×全高:3170×1395×1845mm(幌) ●ホイールベース:1930mm ●車両重量:675kg(幌) ●エンジン:空冷直列3気筒2サイクル539cc ●最大出力(PS/rpm):26/4500 ●最大トルク(kg-m/rpm):5.3/3000

いかがでしたか?次回は乗用車としての快適性や性能がアップした2代目編をお届けします。

取材協力:アウトクラスカーズ

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(Auto Messe Web 『K-STYLE編集部』)

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