現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 【5番勝負】 GT-Rの最強モデル ニスモは世界の強豪ターボ勢に太刀打ちできるのか!?

ここから本文です

【5番勝負】 GT-Rの最強モデル ニスモは世界の強豪ターボ勢に太刀打ちできるのか!?

掲載 更新
【5番勝負】 GT-Rの最強モデル ニスモは世界の強豪ターボ勢に太刀打ちできるのか!?

 日本車屈指の性能を誇る日産GT-R、そしてその最強モデル「ニスモ」。登場から10年以上経った今も世界の最新スーパースポーツに勝る実力を持っているのか? 居並ぶ世界の強豪ターボ車たちを相手に、世界での“現在地”が見えてくる5番勝負を企画してみた。

 比較方法は自動車ジャーナリスト西川淳氏独自の10項目(性能やデザイン、クォリティなど)による1000点満点方式。BMW M5、ベンツ AMG GT Rなど、世界の強豪ターボスポーツたちを相手に、さて、はたして何勝できるだろうか!?

「次期スープラが見えた!! BMW Z4新型発表 もっと凄い本命スープラに脱帽」

※本稿は2017年12月のものです。


文:西川 淳/写真:ベストカー編集部


初出:『ベストカー』2018年1月10日号

■日産 GT-Rニスモ

 まずはGT-Rの採点とその内訳などを見てみよう。600㎰/66.5kgmの3.8L V6ツインターボを搭載。標準車比で50ps上乗せしたパワーと締め上げた足回りが真骨頂。価格は1870万200円だ。

◆採点表

スタイル:65点


インテリア:55点


最高速度:75点


加速:90点


革新性:90点


ステイタス:80点


歴史的評価(過去未来):85点


クォリティ:95点


ドライバビリティ:95点


信頼性:95点

総合点:825点

■VS. BMW M5

 まずは最新型で4駆となり、600馬力オーバーを手に入れて、いわばドイツの4ドアGT-RとなったM5との勝負だ。加速性能や総合パフォーマンスではニスモの圧勝ながら、驚異のライド質感や最新技術など細かに点数を重ねたM5が、835点で辛勝という結果に。

 完全FRモードなどGT-Rにも欲しい装備がいっぱい。価格もほぼ同じ。ハコで4枚ドアのスカイラインGT-Rが存在していれば、こんなクルマになっていたに違いない。

◆採点※()内はGT-Rの得点。

スタイル:60点(65点)


インテリア:95点(55点)


最高速度:70点(75点)


加速:75点(90点)


革新性:90点(90点)


ステイタス:65点(80点)


歴史的評価(過去未来):85点(85点)


クォリティ:95点(95点)


ドライバビリティ:100点(95点)


信頼性:100点(95点)

総合点:BMW M5 835点 VS. GT-Rニスモ 825点


辛くもBMW M5の勝利!

■VS.マクラーレン 720S

 二駆のスーパーカー軍団はどうか。その圧倒的な加速性能で世界を驚かせたマクラーレン720S。クォリティや信頼性で評価を落とすも、ニスモを上回る845点をマーク。軽量カーボンボディや空力デザインはもちろん、現役最強の呼び声も高い4L V8ツインターボの威力が炸裂した。

◆採点 ※()内はGT-Rの得点。

スタイル:85点(65点)


インテリア:70点(55点)


最高速度:85点(75点)


加速:95点(90点)


革新性:90点(90点)


ステイタス:80点(80点)


歴史的評価(過去未来):80点(85点)


クォリティ:80点(95点)


ドライバビリティ:100点(95点)


信頼性:80点(95点)

総合点:マクラーレン720S 845点 VS. GT-Rニスモ 825点


720Sの勝利!

■VS.フェラーリ 488GTB

 720Sの直接のライバルとなる488GTBはどうか。スタイルやステータスではニスモを上回ったものの、その他の項目ではよい勝負を展開。結果的には815点でニスモに敗れた。2台のミドシップスーパーカーとは一勝一敗だが、点数的にはほぼ同格。半値のニスモ、大健闘。

◆採点 ※()内はGT-Rの得点。

スタイル:80点(65点)


インテリア:70点(55点)


最高速度:75点(75点)


加速:80点(90点)


革新性:80点(90点)


ステイタス:90点(80点)


歴史的評価(過去未来):75点(85点)


クォリティ:90点(95点)


ドライバビリティ:85点(95点)


信頼性:90点(95点)

総合点:フェラーリ488GTB 815点 VS. GT-Rニスモ 825点


GT-Rの勝利!!!

■VS.メルセデス AMG GT R

 同じ名を持つ最新FRスポーツカーのメルセデスAMG GT Rも815点となった。ドライビングファンやクォリティ面ではニスモを凌ぐものの、総合的な性能では及ばない。とはいえ、これまた僅差の勝負であったことには違いない。

◆採点 ※()内はGT-Rの得点。

スタイル:75点(65点)


インテリア:55点(55点)


最高速度:75点(75点)


加速:80点(90点)


革新性:75点(90点)


ステイタス:80点(80点)


歴史的評価(過去未来):75点(85点)


クォリティ:100点(95点)


ドライバビリティ:100点(95点)


信頼性:100点(95点)

総合点:メルセデスAMG GT R 815点 VS. GT-Rニスモ 825点


GT-Rの勝利!!!

■VS.ポルシェ 911GT2RS

 そして真打ちポルシェ911GT2RS。実に700馬力を発する後輪駆動のモンスター911ターボだ。

 対GT-Rニスモでは、加速やドライバビリティなど、革新性以外の9項目で、引き分けもしくは勝ちとなり、圧勝した。総合点870点は12気筒スーパーカー軍団に優るとも劣らない。

◆採点 ※()内はGT-Rの得点。

スタイル:75点(65点)


インテリア:70点(55点)


最高速度:80点(75点)


加速:95点(90点)


革新性:75点(90点)


ステイタス:90点(80点)


歴史的評価(過去未来):95点(85点)


クォリティ:100点(95点)


ドライバビリティ:95点(95点)


信頼性:95点(95点)

総合点:ポルシェ 911GT2RS 870点 VS. GT-Rニスモ 825点


ポルシェ 911GT2RSの圧勝! 残念!!

*  *  *

 GT-Rニスモと高性能ターボカー対決。ニスモの2勝3敗となったが、ひとつの勝負を除けばほぼ引き分けという結果になった。同じターボ6気筒同士、ニスモの目指すべき領域は、今、途方もなく上位へと移行していると言える。

 

関連タグ

こんな記事も読まれています

「えっ?」メルセデス・ベンツの最新「Gクラス」は4モーターで“戦車みたいな旋回”を実現!? 実車との初対面で実感!「G580EQ」はすべてが驚異的
「えっ?」メルセデス・ベンツの最新「Gクラス」は4モーターで“戦車みたいな旋回”を実現!? 実車との初対面で実感!「G580EQ」はすべてが驚異的
VAGUE
ホンダが「新型SUV」正式発売! “SUV×セダン”融合させたデザイン採用!? ヴェゼルと違う「e:N」、中国に
ホンダが「新型SUV」正式発売! “SUV×セダン”融合させたデザイン採用!? ヴェゼルと違う「e:N」、中国に
くるまのニュース
三菱 ASX 改良新型…デザイン刷新&機能強化
三菱 ASX 改良新型…デザイン刷新&機能強化
レスポンス
パナソニックHD、オートモーティブシステムズ譲渡で600億円の損失
パナソニックHD、オートモーティブシステムズ譲渡で600億円の損失
日刊自動車新聞
アルファロメオ、ジュリア/ステルヴィオの限定車 「Veloce Superiore」を発売開始
アルファロメオ、ジュリア/ステルヴィオの限定車 「Veloce Superiore」を発売開始
月刊自家用車WEB
日産が「新型セダン」を世界初公開! 2台の「ゴツSUV」も登場! 26年度までに投入の「新型モデル」4台を北京ショーで披露
日産が「新型セダン」を世界初公開! 2台の「ゴツSUV」も登場! 26年度までに投入の「新型モデル」4台を北京ショーで披露
くるまのニュース
メルセデスF1の作戦は“ガンガン行こうぜ”! マシンバランス改善する新パーツ開発中。次戦マイアミGPでもアップデート投入へ
メルセデスF1の作戦は“ガンガン行こうぜ”! マシンバランス改善する新パーツ開発中。次戦マイアミGPでもアップデート投入へ
motorsport.com 日本版
1台……超頑張っても2台しか曲がれないって短すぎん!? 極端に点灯時間が短い「右折の矢印信号」はどうすれば改善される?
1台……超頑張っても2台しか曲がれないって短すぎん!? 極端に点灯時間が短い「右折の矢印信号」はどうすれば改善される?
WEB CARTOP
【MotoGP】ド級のライバル、ロレンソ&ペドロサが今度はリングで対決!? ボクシング勝負が実現か
【MotoGP】ド級のライバル、ロレンソ&ペドロサが今度はリングで対決!? ボクシング勝負が実現か
motorsport.com 日本版
【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
レスポンス
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「量子コンピュータ×自動車分野での活用メソッド」
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定「量子コンピュータ×自動車分野での活用メソッド」
レスポンス
GW渋滞、本四高速・松山道のピークはいつ? 5月3日に神戸淡路鳴門道で最大55km級の渋滞が発生!【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
GW渋滞、本四高速・松山道のピークはいつ? 5月3日に神戸淡路鳴門道で最大55km級の渋滞が発生!【ゴールデンウィーク渋滞予測2024】
くるくら
【MotoGP】ワイルドカード参戦のダニ・ペドロサ、2年連続の母国戦参加は「予想外」KTMのスピード向上に今回も尽力へ
【MotoGP】ワイルドカード参戦のダニ・ペドロサ、2年連続の母国戦参加は「予想外」KTMのスピード向上に今回も尽力へ
motorsport.com 日本版
ホンダ、ヴェゼルを一部改良 意匠変更やHVにアウトドアテイストの新パッケージ
ホンダ、ヴェゼルを一部改良 意匠変更やHVにアウトドアテイストの新パッケージ
日刊自動車新聞
トーヨータイヤが“低電費”と耐摩耗性能を両立した小型EVトラック用リブタイヤ「ナノエナジー M151 EV」を発売
トーヨータイヤが“低電費”と耐摩耗性能を両立した小型EVトラック用リブタイヤ「ナノエナジー M151 EV」を発売
レスポンス
日産が新型「小さな高級車」発表! 全長4.3m級&上質内装を採用! 高級スニーカーから発想得た「キックス」とは
日産が新型「小さな高級車」発表! 全長4.3m級&上質内装を採用! 高級スニーカーから発想得た「キックス」とは
くるまのニュース
32年ぶりに改称「グッドライダーミーティング」から「ベーシックライディングレッスン(BRL)」へ
32年ぶりに改称「グッドライダーミーティング」から「ベーシックライディングレッスン(BRL)」へ
バイクのニュース
フェラーリF1、マイアミGPスペシャルカラーのアパレルコレクションを披露。ブルーのレーシングスーツもちら見せ
フェラーリF1、マイアミGPスペシャルカラーのアパレルコレクションを披露。ブルーのレーシングスーツもちら見せ
AUTOSPORT web

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1959.02510.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

242.01580.8万円

中古車を検索
M5の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1959.02510.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

242.01580.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村