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傑作機UH-1Jの後継、UH-Xのベースとなる412EPXでスバルとベル社が協業を発表

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傑作機UH-1Jの後継、UH-Xのベースとなる412EPXでスバルとベル社が協業を発表

スバルと米国ベル・ヘリコプター・テキストロン社は、イギリスのファンボロー空港で開催中の「ファンボロー国際航空ショー」において、陸上自衛隊向け新多用途ヘリコプター(UH-X)のプラットフォームであり、2018年7月に型式証明を取得した民間向け最新型ヘリコプター「SUBARU BELL 412EPX」(以下412EPX)型機での事業協力を発表した。

 スバルは2015年に、防衛省との間で現在の陸上自衛隊向けUH-1Jの後継機であるUH-X開発プロジェクト立ち上げ事業の試作請負契約を締結致している。「412EPX」型機をベースにしたUH-Xは、日本の複雑で狭隘な地形でも人命救助が可能だ。
 防衛省が現在運用している多用途herikoputa-UH-1Jも、スバル(当時は富士重工業)がライセンス生産した陸上自衛隊がもっとも多く装備している傑作機だ。UH-1Jもベル社との共同開発をベースにしているが、約80%を国産技術としていた。

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 412EPXは、これまで412型機の多用途性や信頼性に対する高い評価を維持しながら、さらに能力を向上させた機体である。
 ベル社社長兼CEOのミッチ・スナイダー氏は
「60年前に陸上自衛隊に最初にヘリコプターを納入して以来、ベル社とスバルは長年のパートナーであり、UH-Xおよび412EPXでもこの素晴らしい関係が継続、発展することを期待しています」
と述べている。
 のスバル航空宇宙カンパニープレジデントの戸塚正一郎氏は、
「ベル社と協力のもと、412EPXをもって当社の民間機ビジネスを大いに発展させていきたい」
とコメントした。
 UH-XはUH-1Jの後継機として、2022年より陸上自衛隊向けに納入が開始される予定で、離島防衛や災害救助における活躍が期待されている。今後20年間で約150機が防衛省に納入される予定だ。
 412EPXは、メイン・ローター・ギヤボックスの強化、ドライラン能力(メイン・ローター・ギヤボックス内の潤滑油が抜けた状態で、30分間の飛行継続が可能な能力)の向上、最大全備重量(規定内の搭載物をすべて搭載したときの総重量)を12200ポンド(約5500kg)まで増加、マスト・トルク出力向上11%(飛行速度60ノット[約111km/h]以下)等の性能改良によって、運航される顧客にさらなる輸送能力と運航効率の向上を提供する。
 412EPXは、スバルとベル社から世界の顧客に向けて提供していく予定だ。また、民間型試作機は、ベル社施設(カナダ・ミラベル市)で試験を重ね、2018年7月5日に米国連邦航空局から型式証明を取得している。

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