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業界ニュース 2018.1.27

【試乗】雪道が不安どころか楽しくなる! スバルの雪上試乗で感じたAWDの強烈な魅力

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 公道で安心して楽しめるようにスバルはクルマを作っている

 毎年メディア向けにスバルは、走りの理解を深めてもらう狙いから、雪上試乗会を開催する。例年だとテストコースなどクローズド環境での試乗だが、今年は一般道での試乗を準備してくれた。

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 冒頭でスバル広報より、「クローズドの環境のほうが当然安全ですが、我々の言う安心と楽しさは、リアルワールド環境で得られることにこだわり開発しています。今回は過酷な走行環境なので新しいスバルグローバルプラットフォーム(SGP)と熟成を重ねているスバル独自のシンメトリカルAWDが主役となります。運転支援&予防安全のアイサイトもリアルワールドで安心と楽しさを求めて作られています。そのような背景があり、今回はより深くスバルワールドを堪能してもらうべく、公道にしました」と経緯が説明された。

 WEB CARTOPでもレポートしているが、雪道のツーリング比較テストを今までも数多くやってきて、その実力は肌身で痛感。そもそも比較テストにスバル車を入れる背景には、何かの時のレスキュー隊的な心の安心を求めての狙いもあったりする。

 そんな訳で、 青森から岩手の安比高原スキー場まで、途中千人風呂で有名なお肌ツルツル効能の酸ヶ湯温泉に立ち寄るルートで、インプレッサスポーツとXVを乗り継ぎながら編集部と和やかに移動開始。

「緊張を強いることがない」。これがスバル×雪道の最大の強みだろう。もちろんモデルごとに性能は違う。しかし、どのモデルでも安心と楽しさを求めた結果として、それぞれパッケージやキャラクターに合わせるように4種類の4輪駆動を持っているのが象徴だろう。言うなれば、スバルのエンブレムが着くモデルでは、差別なく、安心と楽しさを提供しようとしているわけだ。

 安心と楽しさが両立し疲れないクルマに

 こんなフワッとした話ばかりしているが、仕方ない。圧雪路、氷、シャーベット、舗装路。山間部、街中、高速といったなかで過酷な環境になるほどに、その走りに不満などなくなる。先に言うが、不満はカメラを使うアイサイトが、人間が見えづらくなる吹雪などの環境では同様に機能が低下することだ。

 標準化を目指してコストを抑える狙いを持っているので仕方ないが、将来は悪天候でも前を見定める可能性があるミリ波レーダーなどの安価な搭載にも期待したいところ。ちなみに某所でアイサイトはステレオカメラをやめるなんて情報が出まわったが、それはキッパリ否定していた。

 それから細かい点だが、USBケーブルでオーディオ接続できないことは改善の余地ありだ。Bluetooth接続しかできないのは、知り合いのスマートフォンに入っている音楽を聞きたいときに何かと不便。

さて、不満なしと言っても特徴は述べておこう。インプレッサスポーツの良さは、まず低重心。腰を落として運動をするときのような、路面に吸い付くような感覚、フットワークが効きそうな安心できる感覚が絶えずある。これがSGPの効果だろう。

さらにハンドルからの手応えは、緊張を強いない適度な遊びが設けられながらも、変化を的確に手応えとして伝える絶妙なもの。そこに約7割もボディ剛性を高めた効果だろう、シートから腰に、硬めの雪かフカ雪かなどの路面の状況が伝わる。それら手と腰から情報から、路面を的確に掴み取れて、路面判定の判断ミス少なく走れるのが安心を生んでいた。

 そして特筆したいのは、やはりAWD。ボディ剛性が高まり、4つのタイヤが力強く結びつき、コントロール性が上がって走りやすい。これは今の時代だと体験できるモデルは多数あるが、スバル車はそこにAWDによるがっちり感が加わる。イメージではフルタイム4輪駆動が、4つのタイヤを駆動系というアイテムを使って結びつけることでコントロール性を上げている印象。それが基本性能を大幅に向上させるので、基本となる足まわりはとてもしなやかにできるし、しなやかにできるから路面を積極的に捕まえられるという好循環サイクルになっている。

 XVになると、車高がたった数cmの違いだが上がることで、運転視点が高く景色も良く見えるし、狭い道も走りやすくなる。また最低地上高も上がり、気持ちの上でどこでも走れる感が大幅に上がり自由自在感が高まる。結果、自然と心が楽しくなるので、アクティブな方にはオススメのモデル。しかし、重心は高くなるので、安定感やカーブでのグラっとする感覚はインプレッサスポーツと乗り比べると大幅に違う。それはXVがダメなのではなく、インプレッサスポーツの低重心効果が姿勢変化を抑えて安定感を大幅に向上させていると捉えるべきだろう。

 ちなみにエンジンは、アクセルを深く踏めてエンジンが唸って加速するのに抵抗がないなら、1.6リッターモデルで十分! CVTも賢く、自然吸気エンジンの低回転トルクの細さもカバーしてくれる。しかし、回転数を抑えて穏やかにゆとりをもって走りたいなら2リッターモデルが欲しいところ。

 改めて思う。安心と楽しさがあると、一日中、クルマに乗っていても心が疲れない。これが大きな魅力だろう。

 最後になぜ安比高原がゴールなのか。

 ここに書き記したスバル車の凄さは、体験した人しかわからない。なぜなら想像を超えて過酷な環境ですごさを発揮するからだ。

だからこそ過酷な環境でひとりでも多くの方に愉しく体験してもらうべく、スバルはリフトの代わりにクルマでスキーヤーやスノーボーダーを山の上に連れて行くゲレンデタクシーを行っていて、ちょうどこの試乗会の週末に安比高原が会場になっていたのだ。

5年目を迎えるこちらのイベントも、今年は苗場など各所で予定されているので、体験したい人はスバルのホームページで日程と場所を確認すると良いだろう。

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(WEB CARTOP 五味康隆)

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