法律が変わったことを知らずに勘違いしている人が多い
自動車の進歩は日進月歩であり、それに伴って法律なども変化し続けている。しかし、今でも昔のままのイメージが抜けず、勘違いをし続けている人も少なくないようなので、今回は勘違いの多い(と思われる)自動車にまつわる話を3つ挙げてみた。
1)3ナンバー車は税金が高い?
これは半分正解で半分間違いと言える。現行の税制では、自動車税は排気量に応じて決められているため、排気量が大きくなれば税金が高くなるのは当然。しかし、これはあくまで排気量での換算なので、3ナンバーサイズのC-HRターボでも排気量が1.2リッターのため、ヴィッツの1.3リッターと同額となる。
では、なぜこんなイメージがあるのかというと、自動車税が改定される1989年以前は3ナンバーになると一気に自動車税が跳ね上がっていたのだ。たとえば前述のC-HRターボが当時存在していたとしたら、排気量は1.2リッターだが、その自動車税はなんと8万円オーバー。当時は3ナンバーの税区分は3リッター以下、3リッター超6リッター以下、6リッター超の3つであり、どんなに排気量が小さくても自動車税が跳ね上がる時代だったというわけだ。
2)旧車は毎年車検を受ける?
旧車に乗っているユーザーは年配の人に「毎年車検大変じゃないの?」と声を掛けられたことはないだろうか? もちろん、商用車などは今でも毎年車検となるが、じつは少し前までは登録から10年が経過した車両は乗用車であっても毎年車検を受けなければならなかったのである。
最近のクルマであれば、10年落ちくらいであればまだまだ現役で問題なく走り回れるが、一昔前のクルマは今ほど信頼性が高くなかったため、10年落ちで毎年車検となっていたのだ。この法律は1995年(平成7年)に改定され、現在ではどんなに古い年式の車両でも2年毎の車検となっている。
とはいえ、車検を受けたから2年間ノントラブルで走れるというわけではないので、日常的な点検やメンテナンスが必要となることは言うまでもないだろう。
3)ステアリングを交換したら車検に通らない?
最近ではエアバッグだけではなく、ステアリングにさまざまなスイッチが装着が装着されており、ステアリングを交換するユーザーも少なくなってきてしまったが、それに伴って「ステアリング交換=車検に通らない」と考える人が多いようだ。
しかし、これは大きな勘違いで、現在でもステアリングを交換した車両でも問題なく車検をパスすることができる。さらに以前は直径350mm以上で、丸型でなければならない、という基準があったが、こちらも規制緩和で撤廃されている。ただし、メーターが見えないような小径のものや、検査官がハンドル操作に支障が出ると判断したものについては車検不適合となる。
また、警告灯が点灯した状態でも車検NGとなるため、エアバッグ付車両のステアリングを交換する場合は、エアバッグ警告灯キャンセラー機能がついたハンドルボスを選ばなければならない。
ちなみに以前は任意保険で「エアバッグ割引」というものが存在していたが、現在はこの割引自体が存在しないため、ステアリングを交換した際に保険会社へ連絡する必要もない。とはいえ、エアバッグが作動しなくなることは紛れもない事実であるから、そのリスクを鑑みて交換していただきたいところだ。
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