ローダウンだけが似合うなんてナンセンス、 車高調とちょい足しでワイルドに大変身!
軽自動車の“アゲ系スタイル”と言えば、箱バンや軽トラのイメージが強い。すなわち、このスズキ・アルト(HA36)のリフトアップが登場したときには、見る人の脳裏に鮮烈なイメージとして焼き付けられたに違いない。 この”アゲ系”アルト東京オートサロンに持ち込み、大反響を起こしたのがサスペンションメーカー「シュピーゲル」。オリジナルの車高調キットを主軸に、足まわりに関連するサブアイテムやボディ補強パーツを多数ラインナップする名ブランドだ。 上の写真に写る2台は、左が街道レーサー風に仕上げた車高短なアルトワークス。そして、もう一方がアゲ系の主役となるアルトバンだ。サゲとアゲとの車高比較では、ヘッドライト一個分ぐらいの大きな差に。 “36アルト”という同じ素材なのに、料理の仕方でここまで違いが出るのも面白い。
アゲのアルトバンは、同社のリフトアップ専用車高調『アップバーストシリーズ』を装着。 サゲとは逆の自由長の長い、リフトアップ用スプリングを入れてキット化したもので、サスペンションメーカーゆえに、各パーツのセットアップはお手の物。この車高調で約50mm、外径の大きなオフロードタイヤを履かすと約50ミリ。すなわち、計約100mmのリフトアップを実現した。 見た目ヨシ、走ってヨシのアゲアルトは大注目の一台になりそうだ。
足回りは、業界初といえる「シュピーゲル」の専用リフトアップ車高調『アップバーストシリーズ』を装着。リフトアップ車両ならではの走破性も考えて、専用スプリングに合わせ減衰力やバネレートを最適化。気になる価格は税込13万8240円~とのことで、フロントにはスタビリンクキットも装着される。
商用バンとは思えない、堂々としたアゲ系フォルムは、メガネ、バンパーボトムは黒く塗り分け。ルーフエンドには「KLC製」のリアウイングを装着し、テールランプは社外のLED製品に変更した。
ルーフキャリアはジムニー用パーツで馴染みある「ショウワガレージ」製。シートはアルトワークス純正のレカロシートをコンバートし、真っ赤な4点シートベルトでスパルタンさも高めた。 また、アンダーガードは、スズキ・ハスラー用を加工して装着。市販仕様も想定しているとか。
フェンダーには「KLC」と共同開発し、NA専用としてつくられた『ワイドフェンダー9』を装着。シボ黒でらしさを演出した。
タイヤは悪路走行も考慮し、ヨコハマタイヤのオフロード競技系「アドバンタイヤ」を装着。サイズは185/65-15を前後で履く。
行動範囲が何倍にも広がりそう♪
東京オートサロンでは大勢の目に触れることになり、一気に認知度が上がった「シュピーゲル」のアゲアルト。 「展示しているところだけではなく、実際に走っているところも見て欲しいですね」とは同社の開発担当逸見サン。雪道や泥道でもまったくヘッチャラに走る姿はサマになってます。
シュピーゲル TEL048-970-2800 http://www.spiegel.co.jp
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