<来年、北米で「アキュラ インテグラ」として登場する>
シビックの兄貴分的なパフォーマンスをもつスポーティカーとして一時代を作ったホンダインテグラの復活が、8月にアメリカで発表されました!
次期インテグラは5ドアハッチになる! ホンダのチラ見せ画像からディテールまで分析してみた
ちなみにアメリカでは1986年にアキュラ・ブランドのスタート時にインテグラの名前でラインナップされたのがルーツで、新生インテグラもアキュラ・ブランドで展開され、発売は2022年になると公表されています。
当初は“INTEGRA”という車名をバンパーに彫り込んだフロントマスクのティザーイラストが発表されているのみでしたが、今回、新たにテールレンズの形状などがわかるリア周りの姿も公開されました。
<5ドアボディや前後ランプ周りのデザインはヘリテージ重視>
新生インテグラは過去モデルのヘリテージを重視したコンセプトになっています。フロントマスクに車名を彫り込むというのは1993年に誕生した3代目モデル(丸目4灯が印象的でした)を思い出させる手法ですし、テールレンズの意匠は歴代インテグラが守ってきた中央部分を空けたスタイルを踏襲しています。
後ろ姿のティザーイラストからは非常になめらかな形状のテールゲートをもつクーペルックの5ドアハッチバックとなることがわかります。これも、現時点の最終モデルである4代目インテグラは「3ドアハッチバック」ですが、初代インテグラには5ドアハッチバックがラインナップしていたため、まさに伝説の復活です。
<シビックベースは間違いないが、エンジン選択に期待>
現時点では新型インテグラのメカニズムについてはまったく情報公開されていませんが、歴代インテグラがそうであったようにホンダの本流といえるシビックのメカニズムを利用しつつ、走りのパフォーマンスを高めたモデルとなることは間違いないでしょう。
エンジンが1.5Lガソリン直噴VTECターボをチューンナップしたものになるか、それとも電動化によって運動性能を高めてくるのか、いまのホンダにはいくつも選択肢がありますから、パフォーマンスアップの手法がどうなるのか楽しみです。
また、新型シビックでは成形自由度の高い樹脂製テールゲートを採用したこともトピックスのひとつですが、ティザーイラストで見る限り、新型インテグラも樹脂製テールゲートを使うことで、かなりスタイリッシュに仕上げていると想像できます。
<ドイツ・プレミアム系の5ドアクーペを相手に存在感を示せるか?>
プレミアムなイメージの5ドアクーペというのはドイツ系ブランドを中心に数多くのモデルが存在するカテゴリーですが、はたしてインテグラはどこまで存在感を示すことができるでしょうか?
日本仕様については情報が出ていないインテグラですが、前後のスタイルが判明したいま、日本での発売にも期待が膨らみます。
文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)
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