好調なセールスを続けるBMW、9月期の販売は過去最高

2016年10月13日、BMWは9月期のブランド別と地域別の販売台数を発表した。まずBMWグループ全体の販売台数だが、全世界で23万7973台と、前年同月比10.5%増を記録している。同時に年初来の累積販売台数は、前年同期比6.2%増の174万6638台となって、第三四半期の最高記録を達成している。

ブランド別では、まずBMWの9月販売台数は、前年同月比9.4％増の19万7419台。中でもXシリーズは好調で、X1は前年同月比161.9％増の1万5596台を販売。X3やX4、X5もふた桁の販売台数像を記録している。7シリーズも前年同月比で3倍以上となる6210台を全世界で販売。BMWブランドのこの第三四半期までの累計販売台数は147万9936台となった。

MINIブランドは、9月に全世界で合計4万164台（前年同月比6.1%増）を販売。この好調さを牽引しているのはMINIコンバーチブルとMINIクラブマンのセールスによるところが大きく、MINIブランドの第三四半期累計販売台数は前年同期比7.2％増の26万4077台となっている。

ロールス・ロイス・モーターカーズは第三四半期の販売が前年同期比12.7％を記録し、過去最高のセールスとなった。ドーンおよびブラック・バッジ・レイス、ブラック・バッジ・ゴーストという各モデルへの関心の高まりがその要因となっていて、2016年1月からの9か月間で合計2625台（前年比0.8%増）を販売している。

地域別ではまず欧州でのBMWとMINIを合わせた9月の販売台数は合計12万1583台となっている。これは前年同月比12.1％増となる数値だ。とくにドイツでは13.2％増の2万8891台、英国では12.0％増の4万5714台を販売するなど好調をキープ。この欧州地域での本年累計販売台数は80万6917台（前年同期比10.4％増）となった。

アジア地域でもBMWとMINIのセールスは好調で、合計7万1237台（前年同月比16.5%増）を販売している。とりわけ中国本土では19.6%増の4万9204台を販売。日本でも販売台数はふた桁の伸びとなっていて、この地域での第三四半期の販売台数は合計54万8014台（9.2%増） となっている。

北米地域でのBMWとMINIの9月のセールスは、前年同月比2.7%減となる合計3万8258台。これは米国でのセールスが前年同月比5.2%減となる2万9413台であったことが響いている。一方でメキシコでのセールスは好調で、BMWとMINIの販売台数は3223台（18.1%増）だった。この北米地域での本年累計販売台数は33万7079台（6.5%減）となっている。

BMWの二輪部門、BMW Motorradもセールスは好調だ。9月期の販売台数は前年同月比10.2％増の1万2215台、本年累計販売台数も前年同期比3.2％増の11万6044台となっている。

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