現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > マツダ新型「RX-7」まもなく登場!? ついに「新エンジン」開発へ本格始動! 次期「ロータリースポーツカー」はどうなるのか

ここから本文です

マツダ新型「RX-7」まもなく登場!? ついに「新エンジン」開発へ本格始動! 次期「ロータリースポーツカー」はどうなるのか

掲載 更新 46
マツダ新型「RX-7」まもなく登場!? ついに「新エンジン」開発へ本格始動! 次期「ロータリースポーツカー」はどうなるのか

■復活の狼煙(のろし)はコンセプトカー「RX-VISION」から始まった

 マツダは、一度は消えかけた「ロータリーエンジン」の開発を、ふたたび本格的に取り組んでいるようです。
 
 期待される「“新型”ロータリースポーツカー」はどのようなクルマになるのでしょうか。

【画像】めちゃカッコいい! マツダ「新型ロータリースポーツ」を画像で見る(30枚以上)

 マツダがこだわり抜く「ロータリーエンジン」を搭載する最後の市販モデルは、2013年4月に販売終了した「RX-8」でした。

 その10年後、2023年9月にロータリーエンジンを発電専用にしたシリーズハイブリッド「MX-30 ロータリーEV」の予約受注が始まりましたが、直接駆動に用いるクルマは姿を消したままです。

 ロータリーエンジン終了の背景には、年々厳しくなる環境規制に対応するのが困難になったということがありました。

 レシプロエンジンに比べ、燃費の面で不利なロータリーエンジンの復活は難しいというのが、正直なところでしょう。

 そんななかで登場したMX-30 ロータリーEVは、「RX-7」「RX-8」の後継車となるロータリースポーツの復活の期待度を高める知らせでした。

 マツダは、RX-8の販売終了後もロータリーエンジンをあきらめていないことが再三伝えられていました。

 RX-7からRX-8という系譜から、次期ロータリースポーツは「RX-9」だろうと予想され、幾度となくその開発や発売については噂が流れています。

 RX-7は、初代が1978年にデビューした「サバンナ RX-7」で型式は「SA」、1985年にフルモデルチェンジした2代目が「FC」型、1991年にフルモデルチェンジし3代目は「FD3S」型で車名からサバンナの名称が外れました。

 通称FDは、人気の米国映画「ワイルド スピード」の劇中車になるなど、今でも特に高い人気を持っています。

 2003年4月のRX-7販売終了と入れ替わって、RX-8がその翌月に発売されました。

 RX-8は7の後継車のようではありますが、ピュアスポーツカーの2ドア・2シータークーペ(2+2仕様も設定)だったRX-7に対して、観音開き式の異形4ドアを持つ4人乗りのクーペというスタイルでした。

 この独特なパッケージングになった背景に、当時マツダが米フォードの傘下に入っており、RX-8販売の条件にフォードが4ドアモデルを指定していたというものがあったようです。

 ただロータリーファンからすれば、RX-7の純粋な後継車が待ち望まれていました。

 そんな中、2015年秋に開催された第44回「東京モーターショー 2015」でマツダは、次世代ロータリーエンジン「SKYACTIV-R」を搭載したFR・2シータースポーツのコンセプトカー「RX-VISION」を披露しました。

 美しいスタイリングが高く評価されましたが、何よりRX-7の純粋な後継車「RX-9」(仮称)の市販化への期待を高める1台として大注目を集めました。

■2023年登場の「アイコニックSP」でふたたび注目されるロータリースポーツカー

 その後、“RX-9”の話題は噂の域を超えることはありませんでした。

 しかし2023年10月、第1回「ジャパンモビリティショー 2023」でマツダは、水素を始めとするゼロエミッション燃料も使用できる新たなロータリーエンジンユニットを搭載したコンセプトカー「アイコニックSP」を出展しました。

 同車は、新開発の「2ローターRotary-EV(ロータリーEV)」システムをパワートレインとし、最高出力370PSを誇る2シータースポーツカーという仕様でした。

 パワートレインは、時代の流れに沿った“電動車”ではありますが、ポルシェ「911」相当のパフォーマンスを秘めているとマツダ社長が語ったこともあり、RX-7の血を引く新型ロータリースポーツの復活の可能性に高い注目を集めました。

 アイコニックSPのお披露目に前後して、冒頭で紹介した「MX-30 ロータリーEV」がデビュー。パワートレインは、1ローターながら「アイコニックSP」のパワートレイン要素と同じEVシステムが採用されていました。

 今年2024年5月28日、マツダ、トヨタ、スバルの3社共同で開催した記者会見「電動化時代の新たなるエンジン開発を三社三様で宣言」の場で、1ローターの横置きロータリーEVシステムと、2ローターの縦置きローターEVシステムの実機が展示されました。

 なかでも後者は、スポーツカーへの搭載を視野に入れたもので、展示の場には国際モータースポーツ「GT3」「GT4」で使用されるようなレーシング用タイヤが置かれていたことから、マツダの本気度が伝わってきました。

 RX-VisionからアイコニックSPという2台のコンセプトカー、MX-30 ロータリーEVの市販化、2ローターEVシステムの実機展示という一連の流れは、ロータリースポーツの次期「RX-7」の市販化が近づいているという証と言えるでしょう。

 往年のFDのような、純エンジン車での復活は遠のいてしまったことに残念がる方は少なくないでしょう。

 しかしロータリーエンジンとモーターを直結した構造のEVシステムは、「モーターを切ったらエンジン直結になるのでは?」という期待も持てます。

 マツダはEVシフトの声が高まる最中に、新型SUV商品群に新開発の直列6気筒エンジンを搭載しています。

 この英断に対し、ロータリーファンならずともマツダを応援する人が数多くいました。

 新型RX-7、あるいはRX-9の車名で市販化されるかどうかは不明ですが、開発の歩みが一歩ずつ進んでいるのは確かで、大いに期待して待ちましょう。

[編集部注記:本文中の一部に誤りがあったため、2024年9月18日に修正しました]

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

トヨタが「スゴいハチロク」世界初公開! 「次期セリカ復活」の布石? カローラ四駆技術採用の“レガシィ仕様” 米国でお披露目
トヨタが「スゴいハチロク」世界初公開! 「次期セリカ復活」の布石? カローラ四駆技術採用の“レガシィ仕様” 米国でお披露目
くるまのニュース
ホンダ「新型インテグラ」復活なるか!? 精悍顔&“VTEC”ターボ採用で超カッコイイ! 北米モデルの「国内導入」される可能性は?
ホンダ「新型インテグラ」復活なるか!? 精悍顔&“VTEC”ターボ採用で超カッコイイ! 北米モデルの「国内導入」される可能性は?
くるまのニュース
20年ぶり復活の「セリカ」登場!? “ダルマ”デザインのトヨタ「セリカ」に会場興奮! 迫力フェンダーに「170馬力」エンジン搭載!? ブルーに身を包んだ「2ドアクーペ」米で公開
20年ぶり復活の「セリカ」登場!? “ダルマ”デザインのトヨタ「セリカ」に会場興奮! 迫力フェンダーに「170馬力」エンジン搭載!? ブルーに身を包んだ「2ドアクーペ」米で公開
くるまのニュース
マジ? トヨタがスゴい「現代版ハイラックスサーフ」初公開! 2ドア×斬新ルーフ仕様に驚き!? 未発売ベース車使った「TRD Surf」 数時間後に米国SEMAに登場
マジ? トヨタがスゴい「現代版ハイラックスサーフ」初公開! 2ドア×斬新ルーフ仕様に驚き!? 未発売ベース車使った「TRD Surf」 数時間後に米国SEMAに登場
くるまのニュース
日産「次期シルビア?」に反響多数! 「期待したい」「復活させて」 高性能“ターボエンジン”搭載の「“FR”スポーツ」! 全長4.1m級でクルマ好き興奮の「IDx」は今こそ登場すべき
日産「次期シルビア?」に反響多数! 「期待したい」「復活させて」 高性能“ターボエンジン”搭載の「“FR”スポーツ」! 全長4.1m級でクルマ好き興奮の「IDx」は今こそ登場すべき
くるまのニュース
トヨタが現代版「セリカ“GT-FOUR”!?」初公開! 「おかえりなさい、セリカGT-FOUR」声も! 直列3気筒×4WD搭載の“2ドアクーペ”登場! 数時間後に米国でGR86展示
トヨタが現代版「セリカ“GT-FOUR”!?」初公開! 「おかえりなさい、セリカGT-FOUR」声も! 直列3気筒×4WD搭載の“2ドアクーペ”登場! 数時間後に米国でGR86展示
くるまのニュース
ホンダ新型「ゴツイSUV」世界初公開! タフすぎる「黒顔」&めちゃ“巨大タイヤ”装備! 本格オフロード仕様の「HRCプロトタイプ」発表!
ホンダ新型「ゴツイSUV」世界初公開! タフすぎる「黒顔」&めちゃ“巨大タイヤ”装備! 本格オフロード仕様の「HRCプロトタイプ」発表!
くるまのニュース
スズキ新型「ジムニー」登場は? 第1弾「全長4.3m以下SUV」世界初公開で期待高まる! カクカク「eビターラ」は25年夏頃に発売、気になるeジムニーどうなる?
スズキ新型「ジムニー」登場は? 第1弾「全長4.3m以下SUV」世界初公開で期待高まる! カクカク「eビターラ」は25年夏頃に発売、気になるeジムニーどうなる?
くるまのニュース
レクサス新型「“和製”スーパーカー」登場!? “V8エンジン”搭載&超美麗ボディの「LF“R”」か!? トヨタ版「GR“GT3”」も期待高まる「“新”モデル」どんなクルマになるのか
レクサス新型「“和製”スーパーカー」登場!? “V8エンジン”搭載&超美麗ボディの「LF“R”」か!? トヨタ版「GR“GT3”」も期待高まる「“新”モデル」どんなクルマになるのか
くるまのニュース
ホンダがド派手な新「2人乗り4ドアセダン」実車初公開! 凄い“タイプS”何が凄い!? エアロ&ウイング採用の「HRCなインテグラ」米国に登場で注目
ホンダがド派手な新「2人乗り4ドアセダン」実車初公開! 凄い“タイプS”何が凄い!? エアロ&ウイング採用の「HRCなインテグラ」米国に登場で注目
くるまのニュース
20年ぶり完全復活のトヨタ「セリカ」実車初公開! 5MT&凄いエンジン搭載のオーバーフェンダー仕様!? “ダルマ”な青個体が米国で展示
20年ぶり完全復活のトヨタ「セリカ」実車初公開! 5MT&凄いエンジン搭載のオーバーフェンダー仕様!? “ダルマ”な青個体が米国で展示
くるまのニュース
トヨタ「新型ハイラックスサーフ!?」世界初公開! “カクカクデザイン”×斬新「パカッと外れるルーフ」採用! 新型「4ランナー TRD“サーフ”コンセプト」米で実車を披露
トヨタ「新型ハイラックスサーフ!?」世界初公開! “カクカクデザイン”×斬新「パカッと外れるルーフ」採用! 新型「4ランナー TRD“サーフ”コンセプト」米で実車を披露
くるまのニュース
トヨタ現代版「セリカ“GT-FOUR”!?」初公開に大反響! 「エンジン載せ替えはスゴイ」「ラリー参戦してほしい」「カッコイイ」の声も! 懐かしカラーの「GR86」米国に登場!
トヨタ現代版「セリカ“GT-FOUR”!?」初公開に大反響! 「エンジン載せ替えはスゴイ」「ラリー参戦してほしい」「カッコイイ」の声も! 懐かしカラーの「GR86」米国に登場!
くるまのニュース
トヨタが「現代版セリカ GT-FOUR!?」実車公開! 「欲しい!」の歓喜も!? スポーツ4WD搭載の「スゴいハチロク」誕生、米・SEMAで展示
トヨタが「現代版セリカ GT-FOUR!?」実車公開! 「欲しい!」の歓喜も!? スポーツ4WD搭載の「スゴいハチロク」誕生、米・SEMAで展示
くるまのニュース
トヨタ新型「“V8”スープラ」公開に反響多数! “レクサス”の「5リッターエンジン」搭載モデルに「欲しい」「懐かしい」の声! 「和製スーパーカー」なスポーツモデル豪州に登場し話題に
トヨタ新型「“V8”スープラ」公開に反響多数! “レクサス”の「5リッターエンジン」搭載モデルに「欲しい」「懐かしい」の声! 「和製スーパーカー」なスポーツモデル豪州に登場し話題に
くるまのニュース
日産「悪魔の“Z”!?」実車公開! 旧車デザイン&3リッター「直6」ターボ×6速MT搭載! 赤内装も超カッコイイ「デビルZ」米で披露の模様を動画で明らかに
日産「悪魔の“Z”!?」実車公開! 旧車デザイン&3リッター「直6」ターボ×6速MT搭載! 赤内装も超カッコイイ「デビルZ」米で披露の模様を動画で明らかに
くるまのニュース
6速MT搭載! 日産「悪魔の“Z”」実車公開に反響多数! 「原作通り」「ヤバすぎ」 旧車デザインに「伝説のブルー」×3L「直6ターボ」採用! 車好き大興奮の「240Z」米で披露
6速MT搭載! 日産「悪魔の“Z”」実車公開に反響多数! 「原作通り」「ヤバすぎ」 旧車デザインに「伝説のブルー」×3L「直6ターボ」採用! 車好き大興奮の「240Z」米で披露
くるまのニュース
マツダ新型「“スポーツ”3列SUV」公開! 精悍グリル&スポイラーが超カッコイイ! オートエクゼ「KL-07」エアロキット発売
マツダ新型「“スポーツ”3列SUV」公開! 精悍グリル&スポイラーが超カッコイイ! オートエクゼ「KL-07」エアロキット発売
くるまのニュース

みんなのコメント

46件
  • hpx********
    ぜったいでません
  • zoo********
    マツダに取材せずに書いた憶測記事に何の意味があるのか。
    「くるまのニュース」から「くるまの妄想」に改名したらどうだ?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

294.8399.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

355.91520.0万円

中古車を検索
RX-7の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

294.8399.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

355.91520.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村