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いまや車検も点検もカー用品店などでできる! じゃああえて整備点検代も高いディーラーでしかできないことって何?

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いまや車検も点検もカー用品店などでできる! じゃああえて整備点検代も高いディーラーでしかできないことって何?

 この記事をまとめると

■いまカー用品店などでも車検や整備、点検ができる

「高い」と言われるディーラー車検のメリットとは?

■メーカー直系のディーラーにしかできないことについて解説

■メーカー保証やリコール、改善対策、サービスキャンペーンが該当する

 メーカー直系のディーラーならではの役割がある

 車検や整備、点検もカー用品店などでも積極的に受け付けている昨今でも、メーカー直系のディーラーならではの役割がある。

 代表的なのは、メーカー保証やリコール、改善対策、サービスキャンペーン。

 新車を購入したあとの3年6万キロの一般保証や、5年10万キロの特別保証で、クルマの不具合、トラブルを直す場合は、ディーラーに持ち込むことが必要になる。

 そしてリコール制度とは、設計・製造過程に問題があったために、自動車メーカーが自らの判断により、国土交通大臣に事前届出を行った上で回収・修理を行い、事故・トラブルを未然に防止する制度のこと。

 問題のあった車種は対策を行なわないと、車検に通らなくなってしまう(例:数年前のタカタ製エアバッグなど)。

 これはメーカー側の義務なので、対象車種はディーラーにて作業を行なわなければならない。

 もうひとつは改善対策。改善対策届出とは、リコール届出と異なり道路運送車両の保安基準に規定はされていないが、不具合が発生した場合に安全確保及び環境保全上看過できない状態であって、かつ、その原因が設計又は製作の過程にあると認められるときに、自動車メーカー等が、改善のための措置を行うこと。

 最後がサービスキャンペーン。サービスキャンペーンとは、リコール届出や改善対策届出に該当しないような不具合で、安全確保及び環境保全とは直接関係のないものについて、必要な改善措置を行うこと。

 これらの対象の車種には国土交通省やディーラーから所有者へ通知書が届き、無償で対策が受けられるので必ず済ませておくようにしよう。

 ディーラーとも上手く付き合っていくことでカーライフが充実

 そのほか、2024年からはじまるOBD車検(OBD=オン・ボード・ダイアグノーシス 車載式故障診断装置)も、ディーラーの出番。

 もっともカー用品店やチューニングショップなどの専門店でも、OBDの専用スキャンツールを持っているところがあるので、ディーラーオンリーというわけではない。

 いずれにせよ、クルマのどこかにトラブルが出て、故障コード(DTC)に引っかかったときは、ディーラーもしくはOBDのスキャンを持った工場で点検を受けるのが不可欠だ。

 また最近のクルマは、バッテリーの充放電積算量を記録しているので、バッテリー交換時にはディーラーでこれらのデータをリセットする必要があるクルマも少なくない。

 とくにアイドリングストップ機能付のクルマだと、リセットしないとアイドリングストップシステムが正常に作動しない場合があるので要注意。

 そうでないクルマでも、バッテリーのマイナス端子を外すときには、バックアップ電源をつなげておかないと、カーナビやオーディオ、時計、コンピューターの日付や時刻、パワーウインドウやオート機能、バックモニターなどの再設定が必要になり、場合によってはディーラーのお世話になることも……。

 さらには、日産のR35GT-Rのように、R35の新車の初期点検から、オイル交換やブレーキパッド、タイヤ交換まで、整備・点検はすべてNHPC(日産ハイパフォーマンスセンター)が指定で、メンテナンスに関するさまざまな義務を守らないと、一切新車補償が受けられず、ディーラーへの入庫すらお断りになる極端な例も!

 ディーラーの整備は高いとか、予防整備重視で交換部品が多くなるといったイメージがあるかもしれないが、ホスピタリティの良さは、カー用品店や専門店の比ではないし、リコールその他の情報も早いし、新車に関しては強く、整備保証もつくので、ディーラーとも上手くお付き合いをしていくのも、カーライフを充実させるポイントだ。

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