2022年11月12日土曜日(日本時間13日日曜日早朝)、F1第21戦ブラジルGP「スプリント」がサンパウロ郊外のインテルラゴス・サーキットで行われ、ジョージ・ラッセル(メルセデス)がトップでフィニッシュし、8ポイントを獲得した。2位はカルロス・サインツ(フェラーリ)、3位はルイス・ハミルトン(メルセデス)。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は4位、角田裕毅(アルファタウリ)は16位だった。
フェルスタッペンはレース中盤からペース上がらず
2022年シーズンの「スプリント」は、金曜日の予選の結果をもとに、土曜日に行われる100kmの短距離レース。「もうひとつのレース」とも言えるもので、上位8位までに8-7-6-5-4-3-2-1という大きなポイントが与えられる。
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インテルラゴスの土曜日のコースコンディションは完全ドライで、「スプリント」ではタイヤ交換義務がないためタイヤ選択に注目が集まったが、フェルスタッペンと16番手ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)がミディアムタイヤを選択した以外は、全車ソフトタイヤでスタートすることになった。
この日の「スプリント」でのもうひとつの注目は、大波乱の予選を制してキャリア初ポールポジションを獲得したケビン・マグヌッセン(ハース)だったが、好スタートを決めてトップに立ったものの、さすがにドライ路面では分が悪く、3周目に早くもフェルスタッペンにかわされてしまった。
これで「スプリントはフェルスタッペンの楽勝で終わるか」と思われたが、「どこかでデブリを拾った」(フェルスタッペン)のか10周目あたりからペースが上がらなくなり、ラッセルにかわされてフェルスタッペンは2位にドロップ。さらにサインツとの攻防でフロントウイングを破損し、サインツ、ハミルトンにもかわされて、4位でフィニッシュすることになってしまった。
結局、24周のスプリントは、ラッセルがトップでフィニッシュ。ついにメルセデスが復活することになった。2位はサインツ、3位はハミルトンで、ポールスタートのマグヌッセンはなんとか8位に踏みとどまった。アルファタウリのピエール・ガスリーは10位、角田裕毅は16位だった。
本戦決勝でも、メルセデスの大健闘が観られそうだ
なお、2位でフィニッシュしたサインツはエンジン交換で5グリッド降格が決まっており、決勝レースではラッセル、ハミルトンのメルセデス勢がフロントロウに並ぶことになる。
第21戦ブラジルGP決勝(71周)は、「スプリント」の結果をもとにしたスターティンググリッドで、日本時間11月14日月曜日3時(現地11月13日日曜日15時)に開始される。
■2022年F1第21戦ブラジルGPスプリント 結果
1位 63 G.ラッセル(メルセデス) 24周
2位 55 C.サインツ(フェラーリ)+3.995s
3位 44 L.ハミルトン(メルセデス) +4.492s
4位 1 M.フェルスタッペン(レッドブル) +10.494s
5位 11 S.ペレス(レッドブル) +11.855s
6位 16 C.ルクレール(フェラーリ)+13.133s
7位 4 L.ノリス(マクラーレン・メルセデス) +25.624s
8位 20 K.マグヌッセン(ハース・フェラーリ) +28.768s
・・・・・・・・・
10位 10 P.ガスリー(アルファタウリ・レッドブル) +34.170s
16位 22 角田裕毅(アルファタウリ・レッドブル) +50.306s
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