欧州でテスト車両が目撃！ MT車の設定もある!? ホンダの「ハイブリッド・スポーティクーペ」市販化へ 新時代の「プレリュード」は何が魅力？

欧州でテスト車両とみられるクルマが目撃された

「ジャパンモビリティショー2023」で世界初公開されたホンダ「プレリュード・コンセプト」。「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」では欧州初公開を果たし、その未来に注目が集まってきました。

　さらに欧州では、先ごろテスト走行を行っている車両が目撃されるなど、市販化へ向けての動きが急ピッチで進んでいるようです。

　近未来におけるホンダのハイブリッド・スポーティクーペの姿を示唆する「プレリュード・コンセプト」。ホンダはこのコンセプトカーを市販すべく、すでに本格的な開発をスタートさせている模様です。

　それを裏づけるかのように、欧州ホンダはすでに、生産モデルとして「プレリュード」をヨーロッパ市場に復活させるとアナウンス済み。そして今回、テスト中とみられる車両が欧州で目撃され話題を集めています。

　ホンダの2ドアスペシャリティクーペである「プレリュード」は、1978年から5世代にわたって販売されました。

　初代はスタイリッシュなデザインと、ドライバーが意のままに操れるドライビングフィールを両立。リトラクタブルヘッドライトなどが注目を集めた2代目は1982年に誕生し、デートカーとして人気を集めました。そして、1987年に登場した3代目は、バブル景気も相まってその人気にますます拍車がかかりました。

　その後、1991年にVTECエンジンを設定した4代目、1996年には5代目が登場。しかし、クーペ人気衰退のあおりを受け、ホンダは2001年にこのモデルの販売を終了しています。

　以降、「プレリュード」という名を冠したモデルはホンダのラインナップから消えていましたが、2023年、コンセプトカーながら22年ぶりに復活を果たしました。

　その「プレリュード・コンセプト」は、歴代のモデルと同様、2ドアクーペのスタイルを採用。スタイリッシュでダイナミックなパッケージを採用した、ホンダの電動化への長期的取り組みを体現しており、爽快なドライビングプレジャーと優れた効率性をバランスさせているといいます。

　現在でもインテリアのデザインやスペックといった詳細は明らかにされていませんが、ホンダは「本格的な電動化時代へ“操る喜び”を継承する、不変のスポーツマインドを体現するモデルの先駆け」と位置づけており、パワートレインにはハイブリッドが採用されることが確実視されています。

●ホンダの未来戦略を占う重要な戦略モデル

　そんな「プレリュード・コンセプト」は、2024年7月11日から14日までイギリスで開催された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード2024」で欧州初公開されました。

　45年前、ヨーロッパで初代「プレリュード」がデビュー。それから2001年まで5世代にわたり、ホンダの最先端技術を搭載する高性能車として現地でも高い人気を獲得しました。

　欧州ホンダが、「ハイブリッドパワートレインとともに魅力的なスタイルと洗練さを融合しており、有名ブランドの復活にふさわしいモデル」と説明する「プレリュード・コンセプト」ですが、開発を担当するチーフエンジニアの山上智之氏は、欧州初公開に際して次のようにコメントしています。

「『プレリュード・コンセプト』は、進化を続けるホンダのハイブリッド史における最新章を飾るモデルであり、効率性と環境への優しさ、そして爽快なドライビングフィールを完璧に融合した1台です。もちろんホンダ車らしく、“スポーティ”な走りというDNAも秘めています」

　ホンダは同社初の量産ハイブリッドカーとして1999年に「インサイト」を発表。以来25年間に渡り、ホンダはハイブリッドというパワートレイン技術の開発に注力してきました。

　新しい「プレリュード・コンセプト」は、そんなホンダの電動化戦略の一環として、ハイブリッドのさらなる可能性を追求したモデルだといいます。

　ホンダは2040年までに、新車販売のすべてをBEV（電気自動車）もしくは水素燃料電池車にシフトするというコミットメントを掲げていますが、新しい「プレリュード」もそんな同社の未来に向けた重要な戦略モデルとなりそう。

　さらに一部では、MT車の登場も飛び交うなど、市販版の新生「プレリュード」がどのようなクルマとなるのか、今から興味が尽きません。

Comments

[man********]

いつもの難癖つけるバカが大量に溢れるんだろうなあ

[DeeDee]

サイドシルエットのバランスの悪さ　リアフェンダーの無理矢理感　タイヤの存在感の無さ　フロントマスクのライン破綻