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【注文してから試乗!?】 ヒョンデ アイオニック5N 日本1号車がデリバリー

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【注文してから試乗!?】 ヒョンデ アイオニック5N 日本1号車がデリバリー

来月はさっそく富士スピードウェイを走ります!

記念すべき国内第一号車のオーナーとなるのは、自動車はもちろんオートバイでもサーキットを頻繁に走られている小峰猛彦さん。実はアイオニック5Nが初めてのEVではなく、通常モデルのアイオニック5をすでに所有。仕事から日常のアシとして用いるだけでなく、『EV-GP』という電気自動車を対象にした国内のレースシリーズにも、アイオニック5で参戦している。

【画像】記念すべき国内第1号車 納車の様子はこちらから 全17枚

『EVのある生活』というと、給電機能を活かしたキャンプなどのアウトドア・レジャーを楽しむか、あるいは『サステナブルで洗練されたシティコミューターのある暮らし』といったソフトなイメージを浮かべてしまいがちである。

もちろんフォーミュラEなどの競技も行われているのだが、EVとモータースポーツという図式は、まだそこまで一般化していないように思われる。

しかし、小峰さんはEVの動力性能を活かして積極的にモータースポーツに取り組んでいる。もちろん、今回納車されたアイオニック5Nも、2024年9月28日に富士スピードウェイで開催される2024 ALL JAPAN EV-GP SERIES第5戦にて、早速出撃予定とのことだ。

ニュルブルクリンクで鍛え上げられたアイオニック5Nは、EV-GPでどのような活躍を見せてくれるのだろう。今から楽しみだ。

注文してから試乗、その決め手は?

先述の通り、小峰さんは通常モデルのアイオニック5を既に所有されており、仕事のアシから家族旅行、そしてサーキット走行まで、多岐にわたって使いこなしているという。さらには奥様用のクルマとして、ボルボEX30も所有。
そんな小峰さん、Nが登場するなり、試乗より先に購入を決めていたとか。そのスピード感と『N』への信頼度に驚かされた。一番の決め手をうかがってみると、「買ってそのままサーキットを楽しめるパッケージングのすばらしさと、パフォーマンスの高さ」だという。

さらに、それだけのスペックを有していながら、1千万円を切るコストパフォーマンスの高さも購入に踏み切った大きな要素だそう。

さらに、他社製EVには無いヒョンデならではの良さとして、デザイン・クオリティの高さも挙げていた。

購入を決めた後に改めてNに試乗した小峰さんは、前後モーターのトルク配分を繊細にコントロールして派手なドリフトを容易にしてくれる『ドリフトモード』や『疑似エンジンサウンド』などの遊びゴコロ満点なギミックにも心打たれてしまったそう。

遊びゴコロは進化の原動力

ガソリンエンジンの自動車は、およそ100年の歴史のなかで日々進歩してきた。つまり自動車の楽しみ方や自動車文化も、100年かけて熟成してきたのである。中でも近年の都市環境は最たるもので、ガソリンで走る自動車を前提として、街が設計され、道路が作られてきた。

一方、電気自動車はまだ歴史も浅く、技術力もこれから進化していく。電気自動車を取り巻く充電設備などのインフラだってこれから整えられていくのだから、現段階での使い勝手でいえばガソリン車のほうが便利なのは当たり前だ。もちろん楽しみ方や文化だって、これまで人類が100年熟成させてきた自動車の楽しみ方を応用することはできるが、きっと電気自動車には電気自動車なりの新しい楽しみ方があるに違いない。

そのような、いわば黎明期の中で、電気自動車を『環境のための乗り物』としてだけ捉えるのではなく、ヒョンデや小峰さんのように、作る側としての『楽しませ方』、乗る側として『楽しみ方』を模索していく人たちは、ある種の開拓者である。

きっと大昔、自動車が発明された頃にも、彼らのような人たちが、移動手段として発明されたクルマを、単なる『生活のための道具』から、その先の文化や趣味へと昇華させていったのだろう。『遊びゴコロ』は人間や物事が進化していくためのエネルギーなのだ。

小峰さんのようなエネルギッシュでアクティブなオーナーが、アイオニック5Nを日常からサーキットまで使い倒してくれることは、ヒョンデのNチームにとって、開発冥利に尽きるのではないだろうか。国内1号車の5Nが、そのクルマにこの上なく相応しいオーナーの手元に渡った瞬間を見届けることができた。

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