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【GT-R 2024年モデル】売り切れからのプレミア必須!? 新型はR35型の集大成

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【GT-R 2024年モデル】売り切れからのプレミア必須!? 新型はR35型の集大成

車種別・最新情報 [2023.01.30 UP]


【GT-R 2024年モデル】売り切れからのプレミア必須!? 新型はR35型の集大成
文●ユニット・コンパス 写真●日産、ユニット・コンパス

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 きっといまから10年から15年しないうちにみんなはこういうだろう。「あぁ、GT-Rは買っておくべきだった」。ハコスカからの第1世代、R32からの第2世代、みんな買えなくなってから呪いの言葉のように言っていた。今回もきっとそうなるに違いない。憧れであり、誰もが皆手が届くクルマではない、GT-Rはそういう存在なのだ。


東京オートサロンで発表された「GT-R 2024年モデル」

「東京オートサロン2023」で発表されたGT-R 2024年モデル
 2007年の発売から世界トップクラスのハイパフォーマンスカーとして進化を続けてきたGT-R。登場当初は、いい意味でも悪い意味でもレーシングカーを公道で走らせているかのようなマシン感の強いモデルであったが、改良を重ねるごとにトータルバランスを高める方向性にシフト。2014年にはキャラクターをグランドツーリング志向の「Standard(スタンダード)」とレーシング志向の「NISMO」に二分化させることで、目指すべき方向性が定まった。近年は、次期モデルを期待されつつも、クルマを取り巻く情勢の急激な変化から、新車として販売され続けること自体が奇跡に近い存在となっている。

 そんなファンにとっては予断を許さない状況のなか、日産はGT-Rの2024年モデルを「東京オートサロン2023」の会場でお披露目した。

 2024年モデル開発のねらいは、「人の感性に気持ち良く。それでいて速い」クルマとし、トータルバランスをもっと高い次元へ引き上げること。「スタンダード」仕様は「R35史上最高の洗練された乗り味」を、「NISMO」仕様は「R35史上最高のトラクションマスター」をコンセプトに開発された。


「スタンダード」仕様の変更点

GT-R 2024年モデル スタンダード
 2023年春の発売を予定している「スタンダード」仕様の変更点は、前後バンパーとチンスポイラー、リアウイングの形状変更、電子制御サスペンションの制御変更、そして騒音規制に対応するための新構造マフラーとエンジン調整(NISMOも同じく)。そんなものかと思いきや、実車を目の当たりにすると新しいデザインのおかげで新鮮味はかなりアップしている。車体のかたわらに立って新型を眺めると、ボディ同色となったバンパー部分のおかげでより伸びやかな印象となった。

 気になる価格や販売台数は未公表。なお、2021年9月に100台限定で発売された「Premium edition T-spec」は1590万4900円は当然のように即完売した。


GT-R 2024年モデル スタンダード

「NISMO」仕様の変更点

GT-R 2024年モデル NISMO
 ハンドリング性能の向上という目標は「スタンダード」と同じでも、レーストラックを舞台に世界のハイパフォーマンスモデルと競う運命にある「NISMO」は、さらに入念な改良が施された。

 外装部品変更によるダウンフォース増加に加え、フロントメカニカルLSDの採用、サスペンションおよび4WD制御のチューニングを施すことで、タイヤが路面を捉えて離さない、接地性の高さを目指したという。クルマ側の動きをドライバーにダイレクトに伝えるため、「専用RECARO製カーボンバックバケットシート」も新たに作り直した。オートサロン会場で実車に触れてみたが、シートを横から叩くように力を入れてもびくともしないことには驚いた。従来以上に、クルマの一体感が味わえるのは間違いないだろう。


GT-R 2024年モデル NISMO

GT-R 2024年モデル NISMO

GT-R 2024年モデル NISMO

GT-R 2024年モデル NISMO
 「NISSAN GT-R NISMO Special edition(NISMOスペシャルエディション)」では、さらにエンジン内部にも手が加わっている。ピストンリング、コンロッド、クランクシャフトなどに高精度かつ重量バランスの取れた部品を採用。まさにレーシングエンジンさながらのこだわりだ。クリヤー塗装を施したNISMO専用カーボン製エンジンフード(NACAダクト付)も特別装備だ。

 現車で印象的だったのがリアスタイルで、ダックテール形状にデザインされたトランクや専用バンパーのおかげで迫力はまるで別物。いかにも空力に優れた形状で、リヤウイングもスワンネックと呼ばれる最新レースカーのトレンドを取り入れたもの。スーパーGT500クラスのベースマシンの座はフェアレディZに譲ってしまったが、GT-Rが日産スポーツの象徴であるというプライドが漂ってくる仕上がり。従来のNISMOオーナーもこの変化は無視しにくいだろう。


2024年モデルが登場してGT-Rの中古車価格はどうなる?
 厳しくなった車外騒音規制をクリアするために新型マフラーを開発し、ただ静かにしただけでなく、車内で聴こえるサウンドの感性に響くものにするなどつねに新しいアイデアや技術を注ぎ込んでいるGT-R。日産COOのアシュワニ グプタ氏は、プレゼンテーションで「最先端の技術と匠の技を掛け合わせ、新たなデザインをまとった本モデルは、R35型の集大成ともなるべきモデルです」と語る。

 2021年に販売された「NISMO スペシャルエディション」の中古車相場は、現在5000万円を中心に推移している。新車価格のおよそ倍だ。たとえ2024年モデルが販売されたとしても、大きく値崩れすることはないと考えられる。なにしろ、欲しいユーザーに対して圧倒的に供給が少ないからだ。おそらく今回の2024年モデルもあっと言う間に売り切れてしまうのだろう。

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みんなのコメント

16件
  • 標準車のPure Editionで良いから欲しいな。
    世界のスーパーカーと張り合えるこんなとんがった国産スポーツカー、もう出てこないだろうなぁ。
  • どう考えても抽選だよね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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