5ドア版が登場すればまさに無敵の存在に
ラダーフレームを持つ本格クロカン四駆の「スズキ ジムニー」は、コンパクトなボディにもかかわらず、図抜けた悪路走破性を持ち、狭い未舗装路での酷使に耐える実用車として世界的な評価を得ている。また、こうした実用性能の高さはライフスタイルアイコンとしても注目され、現行型はデビューから4年以上経つものの、国内ディーラーでは軽自動車の「ジムニー」、登録車の「ジムニーシエラ」ともに納期が2年近くに達するなど、その勢いはとどまるところを知らない。
ただし、ジムニー唯一の弱点と言えるのが、ラインナップに3ドアボディしか存在しないこと。もちろん、純然たる実用車という出自からすれば仕方のない部分でもあるが、ファミリーユースには我慢を強いられるのも事実だったのだ。そんな中、「スズキが5ドアバージョンを開発中」という一大ニュースが、昨今インドから報告されている。そこで今回は、まもなく登場する可能性のある5ドア版ジムニーを大胆予想してみたい。
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ジムニーシエラをベースにロングボディ化
まず、5ドア版は少なくとも国外ではジムニーシエラがベースとなる模様。というのも、現在インドで目撃されているテスト車両はジムニーシエラの特徴であるオーバーフェンダーを装着しているのだ。当然、早期の国内デビューを期待するファンとしては、日本の狭い道にも適合した軽自動車仕様の開発も期待したいところだが、まずはスズキが高い人気を誇り需要も見込めるインドの実情に合わせてテストが進むのは自然な流れなのだろう。
現地メディアによると、5ドアジムニーは3ドアと合わせ、スズキのインド法人、マルチ・スズキにとって初のラダーフレームを持つSUVとして市場投入される。その4WDシステムには、日本仕様などと同じパートタイム4WDを採用し、マルチ・スズキではこのシステムを「ALLGRIP Pro AWD」と名付け、乗用車ベースの既存クロスオーバーモデルとは一線を画する存在として訴求していく模様。路面状況に応じて2WDと4WDを任意に切り替えられるパートタイム方式は、フレーム構造と並んでジムニーの肝だから、この一報は嬉しい限りだ。
ハイブリッドシステムを搭載か
また、5ドア版の全長は3850mmになると言われており、日本仕様のジムニーシエラが同3550mm(軽のジムニーは3395mm)なので、5ドア化によるボディの延長は30センチにとどまる見込み。参考まで、国内販売されている車種だと「クロスビー」が全長3760mmだから、同車よりやや長いイメージとなる。
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さらに、パワートレーンは3ドアが日本仕様ジムニーシエラと同じ1.5L直4「K15B」ユニットになるのに対し、5ドアは1.5L直4「K15C」ユニットにモーターを組み合わせたシリーズ初のハイブリッドになると予想される。このシステムは国内で「エスクード」に積まれており、燃費(WLTCモード)は19.6km/Lを達成しているから、現在のジムニーシエラ(15.4km/L)に比べ、さらにエコ性能が強化される見通しだ。
5ドアジムニーのインドデビューは来年1月と言われており、3ドア版も合わせ現地生産される模様。ということは、仮に日本仕様が登場する場合、国内に別途生産ラインを立ち上げる可能性もあり、そうなると国内投入はあったとしても2024年以降になるのではないだろうか。それまでに現地仕様を並行輸入する業者も現れそうだが、現在需要爆発でジムニーの新車にプレミアム価格が付いている欧州では500万円超になっている個体もあるようだから、並行車狙いは相当な出費を覚悟すべきかもしれない。
※写真
1~4枚目:現行型ジムニーシエラ(3ドア)
5~8枚目:現行型ジムニー(3ドア)
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みんなのコメント
普通のユーザーはハスラーとかクロスビーを選ぶのが正解です。