「電動バイクに乗ってみませんか?」
僕(筆者:木下隆之)はそんな試乗のお誘いを、最近は拒否することにしている。
と言うのも、重量級のバッテリーを搭載したバイクは取り回しが悪い。本来エンジンが積まれている場所に安易に積むから重心が高い。ガレージから引っ張り出すのも、信号待ちで片足を地面に着いて支えるのも困難なのだ。
立ちゴケを忌み嫌う僕にとっての天敵。そんな僕の気持ちを知ったうえで『バイクのニュース』編集長が誘ってきたのである。それが、BMW Motorradの新型「CE 04」だ。
ところが、当初の心配はまたがっちっゃた瞬間に霧散した。バッテリーを低い位置に、前後に長く搭載するスクータータイプで、外観からして低重心感が強い。しかも、前後に細長いスケボーのようなシートは座る位置を自在に変えることができるから、またがってもグラグラしないのだ。カタログによるとシート高は800mmだが、感覚的にはそれ以下。不安定感は無い。
最高出力は31kW(42PS)だ。ライディングモードは「エコ」から試して「レイン」、「ロード」へ、そして「ダイナミック」に設定すると、ちょっと過激な加速を披露する。市街地走行では「エコ」モードで十分過ぎる加速を見舞う。
旋回特性は独特だ。簡単には立ちゴケしないような低重心感覚だから、僅かな体重移動でバンクする気配は無い。ハンドルで曲げていく感覚なのだ。それほど安定している。
カタログによる航続可能距離は130kmと、長くはないけれど、都会的な使用に割り切れば不満はない。と言うより、強引に大容量のバッテリーを積んだところで、かえって使い勝手が悪化するだけだ。ロングツーリングは諦めて、都会チョロチョロに徹すればまたったく不満は無いのである。
ちなみに、メルセデスの最軽量BEVであるEQAをドライブしてみたものの、こっちも軽さが魅力だった。ガソリンエンジン搭載モデルほど軽快ではないが、航続可能距離は550kmにも達するという足の長さを誇りながら、都会チョロチョロが快適なのである。
世界は盲目的に電気モーター流行りだが、騒いでいる割には普及していない。とくにEV後進国の日本での電気自動車比率は2%以下である。それも道理であろう。今回の「CE 04」で都会をチョロチョロが証明したように、バッテリー駆動の乗り物は、まだまだ短距離移動でこそ使い勝手が良いからだ。
そんな電動バイクならば、所有しても良いと思った(価格の問題もあるが……)。
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