BMWは奇数と偶数でモデルのコンセプトを大きく変えている。たとえば、3シリーズはオーソドクスなセダンとステーションワゴン、4シリーズは4ドアクーペといった具合だ。
SUVの「X」シリーズも同様だ。さきごろ日本でも発売された「X2」は「X1」より遊びのあるスタイリングが特徴で、X1のほうは箱型スタイリングで実用性を重視している。同じことは「X3」と「X4」、「X5」と「X6」との関係にもいえる。
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そんなモデルラインナップが敷かれるなかで、さきごろX5がフルモデルチェンジした。大型SUVの王道を歩むX5。4代目も先代同様、動力性能から快適性まで、機能や実用度を重視しているのを特徴とする。
BMWだけに、新型X5も走る喜びを重要視している。ダイナミックダンパーコントロールを標準装備し、コンフォートモードからスポーツモードまで、脚まわりの設定が選択可能である。
新型では動力性能の向上を謳っている。ボディロールを効果的に制御するというアダプティブ機能をもった「Mサスペンション・プロフェッショナル」と、後輪操舵システム「インテグラル・アクティブステアリング」が注目点だ。
パワートレインはガソリン版が3リッター6気筒ツインターボエンジンで、250kW(340馬力)の最高出力と450Nmの最大トルクを持つ。いっぽう、ディーゼルは3リッター6気筒シングルターボだ。195kW(265馬力)の出力と、620Nmの大トルクを発生する。
性能ぶりの一端を、静止から時速100kmまでの加速でみると、ガソリンエンジンのX5 xDrive 40iが5.5秒。ディーゼルのxDrive 30dが6.7秒と、ともに速い。
新しい技術は「エマージェンシーストップアシスタント」だ。ドライバーが走行中に急病にかかったりした場合、電子式パーキングブレーキのスイッチを引くことで起動する。その場合、車両は自動的に走行車線で停止するのだ(その他、ステアリングホイールを操作しながら路肩で停止、あるいはレーンチェンジも自動で行いながら路肩に寄せて停止することも可能)。
また先端的技術としては、デジタルキーも他のBMW車に先駆けて採用している。登録したスマートフォンをドアにかざせば解錠できるのだ。
「ニアフィールドコミュニケーション Near Field Communication」の技術により、車両がスマホを認識すればエンジンを始動することができる。オーナーを含めて6人でシェアすることが可能という。
「これからデジタルテクノロジーをあらゆるところでより広く採用していきます。アプリケーションでも、ユーザーインターフェイス(ダッシュボードのデザイン等)でも」
僕が先日話をしたBMWの技術者はそう語っていた。これを進化と呼ぶべきか。ユーザーによって判断は異なるかもしれないが、少なくとも新型X5は大きく変化するようだ。
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