大人気のレブル250をベースにしたスクランブラースタイルの新作、CL250がいよいよ発売開始。CLならではの特徴を、兄貴分である500についても合わせてレポートする。
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ホンダCL250/CL500車両概要:兄弟被りなしの計5色
250は白/灰/オレンジの3色、500はマットグリーンとブルーの2色。排気量間で共通色は存在しない意欲的設定だ。
―― 【’23 HONDA CL250】水冷4ストロークDOHC4バルブ単気筒 249cc 24PS/8,500rpm 2.3kgf・m/6,250rpm ■172kg シート高790mm 12L ■タイヤF=110/80R19 R=150/70R17 ●色: キャンディーエナジーオレンジ パールカデットグレー パールヒマラヤズホワイト ■価格:621,500円 ■発売日:2023年5月18日
―― 【’23 HONDA CL500】水冷4スト並列2気筒DOHC4バルブ 471cc 46ps/8500rpm 4.4kg-m/6250rpm ■192kg シート高790mm 12L ■タイヤF=110/80R19 R=150/70R17 ●色:グリントウェーブブルーメタリック マットアーマードメタリック ●価格:86万3500円 ●発売日:2023年5月25日
ホンダCL250/CL500各部解説
◆デザイン
―― 【レブルデザインにCL要素をプラス】アップマフラーやフラットシート、ストロークの長い足まわりなどスクランブラー要素を加味しつつ、デザイン意匠はレブルを活かしつつ作り上げられたのがCL250/500。エンジン以外は250/500でほぼ共通だ。
◆エンジン/排気系
―― HONDA CL250
―― HONDA CL500
―― 【出力特性比較イメージ】250はCB250RやCRF250Lにも使われるDOHC単気筒、500はCBR500RやCB500X(日本では400)に使われるDOHC並列2気筒を採用。250はCRF用のカムシャフトと二次減速のショート化で低中域を強化。500も同じく二次減速をショートにして常用域に強い特性が与えられる。
―― 【アップサイレンサーは250/500で共通だ】サイレンサーは250と500で共通で、排気口径も一緒。ヒートガードは多重構造で熱対策もしっかり。アルミプレートに隠れている、内側ヒートガードの防振リブ形状が面白い。
◆足まわり
―― 【たっぷりストロークの専用足まわり】フロントにはストローク量150mmのφ41mm正立フォーク、リヤにはストローク量145mmの5段階プリロード付きモノショックを採用。タイヤはフロント19、リヤ17インチのダンロップ製ラジアルとなるトレールマックスMIXTOURだ。
◆主要装備
―― 【シンプルな軽快コクピット】バーハンドルに1眼メーターのシンプルコクピット。メーターはレブルと共通となる反転液晶タイプ。速度計とシフトインジケーターを核に、燃料計を下部に表示。タコメーターは非装備だ。
―― すべてLEDの灯火類はレブルからの流用で4眼ライトがクールさを演出。テールランプはハウジングをCL専用に変えて違いを出している。
―― レブルっぽいデザインでもタンクはCL専用で容量は+1Lの12L。両サイドには樹脂製ニーパッドも奢られてCLらしい雰囲気を高めている。250の満タン距離は418.8kmだ。
―― 【+30mmハイシートがオススメ!】左がフラットシートで、右がSTD。STDオプションのフラットシート(1万2540円)は30mm高くなるが、足着きは数値ほど悪化せず。ノーマルよりこちらの方が乗りやすいと思う人も多いはずなのでぜひ試乗を。リーズナブルな価格も魅力だ。
―― 【CLのこだわりはシート下にアリ!】シートレールは1本のパイプがループを描くように見せるため、溶接痕をシートで隠すよう配慮(メーターステーもループを踏襲!)。その一方で、あえてサイドのボルト2本は見せるように配置し、カスタムに活かして欲しいとユーザーにアピール。レブルにはないETCのスペースも確保!
純正オプション:メーカー自身がカスタム推し!!
車両本体と同時にホンダ純正アクセサリーと、ホンダ認定のサードパーティ製アクセサリーも多数発売。クロス/ストリート/ツアーといったスタイルを提案し、ここからユーザーが思い思いのカスタムに発展させてくれることをねらっている。
―― クロススタイル
―― ストリートスタイル
―― ツアースタイル
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