EV専門の自動車メーカーとして欧州市場へ復活
アメリカのゼネラル・モーターズ(GM)は、電動大型SUVのキャデラック・リリックをスイスで発売。EV専門の自動車メーカーとして、欧州市場へのカムバックを果たす。
【画像】GMが欧州へカムバック 最新SUVのリリックとエスカレードIQ シボレー・コルベットとカマロ ハマーEVも 全147枚
大手自動車メーカーの1つであるGMは、2017年にオペル/ヴォグゾールをステランティス・グループへ売却。キャデラックとシボレー・コルベットを輸入する事業は残されていたものの、実質的に英国を含む欧州市場から、一時的に撤退した状態にあった。
しかし同社は、2021年にスイス・チューリッヒへGMヨーロッパの本社を設立。ジャクリン・マクエイド氏をトップに据え、バッテリーEVを専門に販売する自動車メーカーとして、着々と復活の準備を整えてきた。
その先鋒を担うキャデラック・リリックは、現地時間の2023年10月6日からスイスで販売が始まる。今後の2年間で、スウェーデンやフランスなど5か国まで事業を拡大するという。今のところ、英国市場に対する計画は明らかになっていない。
リリックは、メルセデス・ベンツEQS SUVやBMW iXなどと競合する大型SUVで、スイス価格は8万2000フラン(約1334万円)からに設定された。北米価格は5万8000ドル(約841万円)となり、ドル/フランの為替レートで見ても、高めに設定されている。
駆動用バッテリーは102kWhと大容量で、航続距離は最長530kmがうたわれる。ツインモーターによる最高出力は、528psとなっている。
販売はオンラインが中心 追ってシボレーも上陸か
GMは、2035年までに世界市場でバッテリーEVのラインナップを完成させる計画を発表している。直近では、このリリックやGMCハマー EVの基礎骨格をなす、アルティアムEVプラットフォームの開発へ多額を投資してきた。
また、従来はオペル/ヴォグゾールというブランドで欧州事業が営まれてきたが、今後はアメリカ市場と同じブランドが展開される。まずプレミアムモデルを主軸にするキャデラックで足がかりを作り、追ってシボレーも導入される可能性が高い。
GMCのハマー EVも、販売を検討しているという。だが車重が重く、欧州では乗用車として登録が難しいという課題がある。
現状では、GMヨーロッパには内燃エンジンモデルを扱うディーラー網が存在しないが、バッテリーEVを主軸にする展開を迅速に進めたいとしている。チューリッヒには実車を展示する「エクスペリエンスセンター」を設けるが、販売はオンラインのみだという。
実際、テスラやポールスターなどの様に、オンライン販売が中心になるようだ。それにより、ディーラー網の構築へ多額の費用を投じる必要性がなくなる。ブライトドロップという、バッテリーEVを利用したデリバリーサービスを展開する計画もあるという。
キャデラックは、2023年にル・マン24時間レースへ復帰。LMDhクラスのプロトタイプ・レーシングカーで見事総合3位の座を掴み、世界的な認知度の向上へ繋げている。北米市場での販売も好調で、その良い波に乗りたいところだろう。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
マジか…? 新制度導入で「車検」通らないかも!? 10月から始まった“新たな車検”何が変わった? 覚えておきたい「OBD検査」の正体とは
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
ついにその瞬間がやってきた!!!!! シビックベースの70年代風GTカー[ミツオカM55]が限定100台800万円で販売!!!!! 即売必至か?
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
レクサス新型「小型スポーツカー」がスゴい! “テンロクターボ”×初の6速MTを搭載! 最小SUV「LBX MORIZO RR」どんなモデル?
不要or必要? やっちゃったらおじさん認定!? 「古い」「ダサい」といわれがちな [時代遅れ]な運転法
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
90年代に日本で売られていたポンティアック・グランダムも欧州向けの輸出仕様を元にしていたし、ビジョン、ネオンやストラトスといったクライスラー車の日本仕様もそうだった。そのうち、クライスラーはシュタイア・プフと提携して欧州仕様車を現地で造るようになる。クライスラーやジープの車にプレミアムガソリン指定のものが多いのは、オーストリアで造られた欧州仕様車だからだ。
「アメ車」じゃないのだ。