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「NOS搭載」ビートに夫婦の「ペアルック」コペン! 軽自動車イベントの超個性派オープンKカーが必見

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「NOS搭載」ビートに夫婦の「ペアルック」コペン! 軽自動車イベントの超個性派オープンKカーが必見

「米軍機カラー」や「旧車風」など、個性的なオープンKカーが続々

 先日行われた日本最大級の軽自動車オンリーミーティング「KING OF K-CARミーティング」。コロナ禍での開催なので、例年のように大々的に行うというわけにはいかなかったのだが、それでも400台近い軽自動車が全国から集結。軽カードレスアップ熱を存分に感じさせてくれる集まりとなった。

ローパワーでも軽けりゃ速い! 改造「軽自動車」のコペンがGT-Rやポルシェを超える衝撃

 多種多様な参加車種の中で、今回はオープンカーをピックアップ。軽オープンといえば、これまではシンプルスポーティが定番であったが、そこからもう一歩踏み出して、自分らしさをアピールしまくっていた4台を紹介する。

通勤もサーキット走行もドレコンも、全部出来ちゃうビート

 免許を取得して最初に購入したクルマがビートだったというKサン。その後、走りにハマりスポーツカーを何台か乗り継ぎ、峠を攻めたり、サーキットでタイムアタックをしたりと楽しんできたが、「一通りやり尽くして」改めて考えてみると「ビートが一番楽しかったなぁと。速いクルマってたくさんあるし、速さを求めたらキリがない。ビートって運転が楽しいんですよ。S660は質が良すぎる(笑)。ビートのリニア感というか、リアルに全部伝わってくる、自転車感がいいんです」。

 そして改めてビートを購入して10年。通勤にも使い旅行にも行く。時にはこれでサーキットも走るし、「ここ5年ぐらいでドレスアップにも興味がわいて」ドレコンにも参戦する。「あらゆる希望をこの一台で叶える」仕様に導いた。

 そして最も自慢したい特長が、ほとんど全てを自作でカスタムしているところ。BMW MINIの限定色「ラピスラグジュアリーブルー」へのオールペンも、ネットで調べて見様見真似で行った自家塗装。ちなみにこの色にした理由は、前仕様がミリタリーグリーンで零戦風だったので、「次はライバルのアメリカ軍戦闘機、コルセア風にしてみようかと」の発想から。ホワイトのセンターストライプも凛々しく、走りのムードも満点だ。

 前後のバンパーはKサン自らデザインしたオリジナル。サイドステップはレーシングハマーにESBのフラップをプラスし、オーバーフェンダーにもESBのバトルワークスを採用する。目指したのは「普通車に負けないシルエット。軽自動車なのに迫力があって、シュッとした速そうなシルエットに仕上げたいと思って作っています」。ホイールは一目惚れしたESBのTC01。ホワイトディスクで、センターストライプやシートのカラーと合わせる。

 面白いのがボンネット内のドレスアップ。スペアタイヤが入っていて、周囲は金属むき出しで「やぼったい感じ」だったのが気に入らず、エンジンカバー用の樹脂を使ってDIY。光るエンブレムなども取り入れて、「ちょっと他の人が考えたことのないような」スマートでユニークなカスタムを施す。

 積んでるNOSはもちろんダミーではなく本気の走りのため。でも、ドレコンに出るようになってからは、リモコンを使って遠隔操作でガス放出して見せるなど、パフォーマンス的要素も取り入れている。

 オープンにした時に丸見えになる内装も、もちろん力を入れている部分。運転席シートはS660純正を加工流用。ホワイトレザーのカバーで高級感も増す。ステアリングは「サーキットも走るので、ディープコーンで剛性の高い物」を求め、momoのDRIFT33φ。スポークは塗装し、カラーコーディネイトも万全。パネルや内張りは自家塗装やラッピング、グラフィカル水転写など様々な技術を駆使し、白、黒、カーボン柄で統一。「欧州車のプレミアムスポーツ風な質感を狙っています」。

そこかしこに「当時モノ」パーツ。旧車の薫り漂う、大人なコペン・セロ

 30数台クルマを乗り継ぎ、今もミラジーノや旧車など5台の愛車を所有するクルマ好き。「もう買うクルマがない」と思いつつも、オークションで良品を見つけると「ほっとけない」性分。そんなオーナーが昨年末に購入したのが、コペン セロ。「オープンが欲しかったから。セロにしたのは、一番可愛らしかったから。イカツいか可愛いかどっちかがいいんです。中途半端が一番イヤだからね。しかも電動オープンじゃなきゃ意味がないと思ったから、このクルマにしました」。 ドレスアップは「車高短命」で「シンプルイズベスト」がモットー。車高はブリッツの車高調で落とし、アクスルはアヒル商会の独立式に変更。低さと乗り心地を両立させるためのセレクトである。ホイールはワークエクイップ03。「人と一緒がイヤなので」、特注オーダーのゴールドスポークを履く。

 マフラーはノーマルをカットし、出口部分を溶接したワンオフ。その横にある星形Sマークは、当時物のホタル灯だ。

 旧車も好むオーナーは、希少な当時物アイテムも多数所有。特に内装はそのカラーが色濃く出ている。「ハンドルは家に10本ぐらい転がっている」中で、今回選んだのは「一番φが大きかった」アモン。シフトノブに使っている水中花も、安いバッタモンではなく、質が高くて高級な当時物にこだわる。「光モノが大好きだから」かつて流行ったスペアナも搭載。オーディオと連動して音がレベル表示され、イルミネーションのような演出をしてくれる。

 パネル類はラメ入り塗装。アダルトさの中にも、ちょっとやんちゃなテイストを添えた。

ユーロスタンスなコペンを夫婦一緒に楽しむ

 7年前からコペンに乗っていたのは、妻のMサン。「シンプルでキレイなデザインが好き」なNRFユーフォリアのエアロを組み、テインの車高調でローダウン。アヒル商会アクスルでキャンバーもきかせる。

 ホイールは15インチのヴィエナシャルクで、元々はブラックディスクだったが、「パールホワイトのボディとのマッチングを考えて」リペイント。人とかぶらない色を探して、ダイハツ純正色のライトローズメタリックに。「あえてパステルっぽい色を使って、全体のまとまりを出せるようにしました。作業は旦那と協力しながら自分たちでやりました」。

 そんな奥様の影響を受けて、同型のコペンを買ってしまった夫。「嫁のを見ていて、僕も自分のコペンを作りたくなってしまいました(笑)」。コンセプトはユーロスタンス。足まわりはレオンの車高調を組み、Fは326パワー、Rはシュピーゲルのバネに変更。キャンバーはつけすぎずに3度ぐらいにとどめ、ユーロスポーツ風のキレイ目なセッティングに。

 フロントバンパーは既に絶版になったヘッドライン・マキシスを選んで人との違いを出し、リアバンパーはテイクオフをベースにワンオフ加工。アウディR8をモチーフに、純正バックフォグは外してバイク用のウィンカーを入れるなどオリジナル技で個性を出す。

 ホイールは輸入物のYKW5021。「デザインが気に入ったことと、軽自動車ではまだ誰も履いていないのでコレを選びました」。

 室内カラーは妻と同色で、ステアリングもお揃いのNRG。ドアにはロックフォードのスピーカーを左右計8個埋め込む。今後はサブウーハーも追加して、オーディオ強化も狙っている。

 余談ではあるが、夫が元々乗っていたのはインテグラで、そちらもまだ所有中。それを見て「カッコイイなと思った」妻が、インテグラも購入。つまり彼らの家には同車種が2台ずつ並んでいるというから面白い。

「子供が生まれてからはインテグラに乗ることの方が増えた」のは奥様、夫の方は「通勤にも使うので、普段はコペンに乗っています」。

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