この記事をまとめると
■インバウンドが日本でクルマを運転をする際、道路標識がわかりにくいという
免許をもっているなら当然知っておくべき! 新年度から変わった道交法3つ
■道路標識は「アメリカ方式」「欧州方式」「国際連合標識」に大別されるが日本の道路標識はそのいずれにも該当しない
■外国人ドライバー増加に伴い、わかりやすい道路標識が導入される可能性がある
日本の道路標識はインバウンド視点だとわかりにくかった
インバウンド(訪日外国人旅行者)の人数がほぼコロナ禍前の水準まで戻っており、消費額ベースではすでにコロナ禍前を超えているといった報道もある。
そのインバウンドは移動手段としてレンタカーを借りることも多いようだ。公共交通機関の少ない地方部だけではなく、都内でも意外なほど利用しているようである。筆者が目撃したところでは、軽自動車のライトバンに明らかに5名以上乗車して走っているのを見かけたこともある。
また、インバウンドに関しては、あらかじめ料金も支払い済みでレンタカー会社の営業所まで車両を返却しにいく必要はないからと、空港ターミナルの出発カウンター近くの路上にまるでスーツケースなどを載せるカートのように乗り捨てて帰国していってしまうケースや、「もう使わない」ということになったのか、都内のコンビニエンスストアの駐車場にレンタカーが放置されていて警察が出動したケースなどもあったという。
およそ日本人の価値観ではかりしれない行動をするのは承知の上としても、そのレベルがかなり超えたことも起こっているようだ。
「おもてなし」といったことを売り文句としている日本の観光政策なので、インバウンドのなかには「何をやっても厳しくとがめられないからやりたい放題」という認識で訪日している人もいると考えれば、前述のようなことが起こっても納得できてしまう。
また、日本の道路標識がインバウンドにはわかりにくいというので、わかりやすい道路標識のあり方を検討しているとのニュースがあった。標識の形式は、おもに「アメリカ方式」「欧州方式」「国際連合標識」に大別されるようで、日本の道路標識はいずれにも該当していない。
筆者は青年時代、21歳でクレジットカードを持っているとアメリカでレンタカーを借りることができると聞き、21歳になるとクレジットカードを作ってさっそくアメリカに渡りレンタカーを借りてドライブを楽しんだ。「白バイ野郎 ジョン&パンチ」を見ていて、アメリカのフリーウェイをいつかは自分で運転してみたいと思っていたのである。
筆者はアメリカどころか海外在住経験などはなく、そのときが初めての海外旅行で、「地球の歩き方」を事前に購入し、1カ月以上かけた全米周遊旅行の際に、どの都市を訪れるかなども含め「予習」をしていた。
当時は18歳で運転免許をとったものの、自分の愛車もなかったので運転経験もそれほどなかったのだが、とにかくアメリカで運転したい一心で「地球の歩き方 アメリカドライブ編」も購入して、道路法規やマナーなど、できる限り情報収集を行った。
実際アメリカで運転してみると、計画的に設計された市街地や、日本よりもわかりやすい道路設計などもあり、左ハンドルで右側通行といっても運転しやすくて驚いてしまった。最初の数日はフリーウェイを走るのはためらったものの、慣れてしまうと違和感もなく大変便利なことに感心した。
道路標識については、日本に比べると文字(英文)で表記されているものも多かったので、図柄がメインの日本のほうがわかりやすいように思えた。行先表示は英文表記のみなので、日本語と英文併記の日本のモノよりはシンプルで見やすいものと感じている。
ただし、文字といっても、国際連合タイプとアメリカタイプでは一時停止標識の形状、色は同じとなっている。メキシコへ行ったときは同色同デザインにスペイン語でSTOPの代わりに「ALTO」と書いてあるだけなので、文字が異なっても一時停止の標識というのは一目瞭然であった。
地名をローマ字にするだけでは問題解決にならない
行先表示については、あくまでベースが日本語地名なので、これをローマ字表記にしてさらに日本語表示より大きくしても、インバウンドにとってはわかりにくいことには変わらないだろう。タイでも自国語表記に加えアルファベット表記もされているが、そもそも自国地名すらよくわからないので、わかりにくいことには変わりない印象を受けた。
少し話が違うが、タクシーの助手席側ダッシュボード上に、「空車」などを表示する「スーパーサイン」がおかれているが、最近は日本語のほかに英語も併記するものもある。しかし、道路わきからでは、文字ではなく色(空車だと文字が赤く表示される)でしか判断できない(都内なら屋根の行灯が消えていれば実車中なので見分けがつく)。
インバウンドの利便性を意識したのかもしれないが、日本語表記が小さくなってしまったので、日本人にも少々わかりにくくなってしまっている。
道路標識についても、インバウンドの利便性を考慮して図柄や形状、表記などを変えれば慣れ親しんでいる日本人には混乱を与えかねないだろう。だいたい、道路を走っているクルマのなかでは日本人が運転しているものが圧倒的に多いはずである。
ただ、外国人労働者を受けいれるための「特定技能制度」の対象に、バスやタクシー運転手も追加されるようなので、「外国人にわかりやすい」道路標識が、今後は本格的に導入されることになるかもしれない。
海外旅行の際、行き先地域のガイドブックなどを購入して事前に情報収集するのは、筆者のようなオジサン世代だけなのだろうか。
いまはスマホを使えばリアルタイムで情報収集できるので、あらかじめ行き先地域の情報収集をする必要はないが、それでも日本で観光しているインバウンドを見ていると、観光地や飲食店などのスポット情報は別としても、どういう国でどんな人が住んでいるのかなどにはあまり興味がないような人が目立つと思うのは筆者だけだろうか。
他国にきて「標識が見にくい」というのはそのとおりだと思うが、「どうしようか」とすぐに対応を検討してしまう行政当局もいかがなものかと思ってしまう。
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