現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 「スカイライン400Rで禁断の最高速アタックを敢行!」秘めた実力がついに明らかに

ここから本文です

「スカイライン400Rで禁断の最高速アタックを敢行!」秘めた実力がついに明らかに

掲載 更新 205
「スカイライン400Rで禁断の最高速アタックを敢行!」秘めた実力がついに明らかに

GRスープラには負けられぬ! フェニックスパワー400Rがバンクに挑む!

緻密なブースト制御に拘ったオーバー540馬力仕様

「全長12メートルのハイエース・・・!?」オートサロン史上最長のモンスターがコイツだ【Option back number】

デリバリー直後からECUの解析に乗り出し、スカイライン400Rチューニングの可能性を追い続けるフェニックスパワー。CPチューンはすでに完成の域に達していると聞くが、現時点での実力を探るべく、高速周回路での最高速アタックを敢行した。

ノーマル車両の素性の見極めを経て、チューニングのファーストステップとして施されたのは、オリジナルECUチューニングを核としたブーストアップだ。

「400Rでは大人の4ドアセダンとして、ユーザーから求められるフィーリングを追求しています。かつてのハコスカのように“羊の皮を被った狼”っぽく仕上げていきたいですね」と、横山代表はプランを語ってくれた。

3.0LのV6ツインターボエンジンであるVR30DDTTは、エアクリーナーなども含めて完全なストック状態。今回の最高速テストに合わせて行われたECUセッティングは、ブーストコントロールが拘り。

過給を素早く立ち上げてハイブースト領域を長く維持させることで、高速での車速の伸びに繋げる狙いだ。最大ブースト圧1.45キロの設定で、出力は539.17ps&85.61kgmに達している。

チタンテールが力強さを演出するマフラーは、アペックスのN1レボリューション・エクストリーム(試作品)。各バンクからの排気を独立して排気させるデュアルパイプレイアウトで、消音性とハイパフォーマンスを両立させている。

ホイールは前後ともに9.5J×20+38のレイズHOMURA HYUGAHP10。タイヤはフロント245/35R20、リヤ275/30R20のヨコハマアドバンスポーツだ。

車高調はアラゴスタのストリート向けタイプS。バネレートはフロントが16kg/mm、リヤが8kg/mm。さらにエンドレス製のフロント6ポット、リヤ4ポットキャリパーも装備し、重量級のボディを支える。


追加メーターなどの装着もなく、ダッシュボード周りは至ってノーマル。500psオーバーとはとても思えないスマートな印象だ。


スポーツセダンということで、シートもフルバケではなくレカロのコンフォートラインからLX-Fをチョイスしている。

気になる最高速アタックの結果は280.51km/h。パワーやギヤ比による事前のシミュレーションでは287km/hを目論んでいたため、残念ながら目標を下回る結果となってしまった。

とはいえ、数値的にはGRスープラとほぼ変わらない(284.22km/h)わけで、これはこれで立派な記録と言える。

その原因となったのが、まず冷却性能。GRスープラ同様に水冷式インタークーラーが問題で、ログデータを見るとアタック後の各温度は、水温:105度、油温:101度、インマニ吸気温度:80度と、かなり上昇していた。中でも吸気温度は高すぎる。

この結果を受けて横山代表は「冷却系をどうにかしないと厳しいですね。3本アタックしましたが、ベストは様子見を兼ねた1本目(ノーマルモード)でした」と分析。

続けて「水をかけて強制的に冷却した2本目(スポーツプラスモード)も280km/hでほぼ同等。ヒート気味での走行となった3本目(スポーツプラスモード)はフェイルセーフが介入したのか、15kmくらい最高速がダウンしてしまいました」。

また、しなやかな乗り心地を目指したストリート向け車高調では、280km/h付近の最高速域ではリヤが不安点になることも判明。「それがなければもう少し踏んでいけたかも」という飯田章選手のインプレッションを聞いた横山代表は、高速安定性を高めるための対策を確約。

そう、フェニックスパワー400Rの挑戦は、ここからまた始まるのだ。

●取材協力:フェニックスパワー 福井店:福井県坂井市丸岡町朝陽2-317 TEL:0776-67-2980/京都店:京都府久世郡久御山町佐古外屋敷37-2 TEL:0774-48-1157

こんな記事も読まれています

煙幕にドアハンドルの電気ショックの007パッケージってナニ!? コルベットを1000馬力に仕上げた「ビースト」がもはやSFアニメのクルマだった
煙幕にドアハンドルの電気ショックの007パッケージってナニ!? コルベットを1000馬力に仕上げた「ビースト」がもはやSFアニメのクルマだった
WEB CARTOP
ステランティス ジープラングラーの24年モデルを発表し国内販売を促進
ステランティス ジープラングラーの24年モデルを発表し国内販売を促進
Auto Prove
フォーミュラE、バッテリーに懸念? ベルリン連戦でアタックモード使用時間を短縮
フォーミュラE、バッテリーに懸念? ベルリン連戦でアタックモード使用時間を短縮
motorsport.com 日本版
初日3番手の勝田貴元「今回は最初から最後までとにかく攻め続ける」/WRCポルトガル デイ1後コメント
初日3番手の勝田貴元「今回は最初から最後までとにかく攻め続ける」/WRCポルトガル デイ1後コメント
AUTOSPORT web
いまクルマを買うなら絶対選びたい装備5選! でも超便利装備なハズなのに……あれ? とならないための注意点とは
いまクルマを買うなら絶対選びたい装備5選! でも超便利装備なハズなのに……あれ? とならないための注意点とは
WEB CARTOP
スズキが“新”「斬新軽トラ」を実車展示! めちゃ「画期的な荷台」がすごい! 精悍ブラック顔×4WD採用の「軽トラ市」向けモデルとは
スズキが“新”「斬新軽トラ」を実車展示! めちゃ「画期的な荷台」がすごい! 精悍ブラック顔×4WD採用の「軽トラ市」向けモデルとは
くるまのニュース
MG新型「サイバースター」英国で受注開始 “シザーズドア”がカッコいい! 名門MGで復活した2座オープンスポーツカーは約1080万円から
MG新型「サイバースター」英国で受注開始 “シザーズドア”がカッコいい! 名門MGで復活した2座オープンスポーツカーは約1080万円から
VAGUE
スズキ「GSX-8S」をよりスポーティに スズキ・フランスが「GSX-8S Team Suzuki」発表
スズキ「GSX-8S」をよりスポーティに スズキ・フランスが「GSX-8S Team Suzuki」発表
バイクのニュース
スズキ、インドで新型「スイフト」発売 プレミアムハッチとして若者へ訴求
スズキ、インドで新型「スイフト」発売 プレミアムハッチとして若者へ訴求
日刊自動車新聞
本田技研工業、過去最高の利益を報告---2023年度決算
本田技研工業、過去最高の利益を報告---2023年度決算
レスポンス
対抗馬に変わり種、ポニーカー揃い踏み!そして微妙なパワーバランスの変化も…【アメリカンカープラモ・クロニクル】第26回
対抗馬に変わり種、ポニーカー揃い踏み!そして微妙なパワーバランスの変化も…【アメリカンカープラモ・クロニクル】第26回
LE VOLANT CARSMEET WEB
めちゃ「オシャレ」! しかも「ChatGPT機能」搭載! 魅惑のレッドに染まる特別な「DS 4」550万円で発売
めちゃ「オシャレ」! しかも「ChatGPT機能」搭載! 魅惑のレッドに染まる特別な「DS 4」550万円で発売
くるまのニュース
奧伊吹で開幕する2024年のD1グランプリ。注目の2世ドライバーが今季デビュー
奧伊吹で開幕する2024年のD1グランプリ。注目の2世ドライバーが今季デビュー
AUTOSPORT web
円安、コスト上昇の影響はミニカーの世界にも 注目は「レジン」…第62回 静岡ホビーショー
円安、コスト上昇の影響はミニカーの世界にも 注目は「レジン」…第62回 静岡ホビーショー
レスポンス
今週、話題になったクルマのニュース3選(2024.5.11)
今週、話題になったクルマのニュース3選(2024.5.11)
@DIME
アバルト F595Cの第2弾 MTで左右のハンドル位置が選べる限定車
アバルト F595Cの第2弾 MTで左右のハンドル位置が選べる限定車
Auto Prove
フォード、カルロス・サインツSr.の獲得を発表。強力布陣で2025年のダカール挑戦へ
フォード、カルロス・サインツSr.の獲得を発表。強力布陣で2025年のダカール挑戦へ
motorsport.com 日本版
【F1第6戦無線レビュー】「今朝からそんな気がしていたんだ」ようやく掴んだ初優勝。自信を持ってレースに臨んだノリス
【F1第6戦無線レビュー】「今朝からそんな気がしていたんだ」ようやく掴んだ初優勝。自信を持ってレースに臨んだノリス
AUTOSPORT web

みんなのコメント

205件
  • すごくコストパフォーマンスに優れた車種なのに
    趣味車よりだから多くの人に見向きもされず
    肝心の評論家の評価も低い

    おまけに数々の詐称情報漏洩やら逮捕やら相次いで
    日産自体から人が離れてる
    なんだかなあ
  • とりあえずリミッターカットだけして、最高速に挑戦して欲しかった。ノーマル状態でどのくらいのポテンシャルがあるのかを見極めてからのチューニングが良かったのではないかと思います。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

456.9948.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.92050.0万円

中古車を検索
スカイラインの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

456.9948.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

15.92050.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村