■“日本じゃ売れない”と言われるなかでも売れている「ハイラックス」
日産もマツダも三菱も、ハイラックスと同じクラスに属すピックアップトラックをタイなどで生産し、世界中に輸出しています。
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しかし、トヨタを除くメーカーは最初から『日本じゃ売れないから』と諦め、販売していません。この一点を見てもトヨタの積極的な姿勢がよく解ると思う。そしてトヨタ「ハイラックス」は予想以上に売れました。
発表と同時に年間販売予定だった2千台のオーダーが入り、納期半年以上という人気になったほど。考えてみれば日本にだってさまざまな“遊び”をする人は多いです。
汚れた遊び道具を荷台に積め、極悪路を平気で走り、トレーラー引っ張ることだって全く問題無し。それでいて5人乗れてディーゼルだから燃費も良い、こんな楽しいクルマ無いはありません。
さらに、今年のダカールラリーで「ハイラックス」は、プジョーやミニをやっつけ、総合優勝もしました。日本じゃあまり話題になっていないけれど、海外の知人から『凄いね!』と祝福されます。
今までもハイラックスは「丈夫さ」で評価されていました。ダカールラリーで勝ち、一段と素晴らしいブランドイメージになること間違いなしです。
今回、2018年12月発売されたのは『ブラックラリーエディション』という特別仕様車。といってもエンジンや変速機など基本的なスペックに変更無いです。フロントグリルをアメリカで販売している「タンドラ」と共通の意匠にしています(現在タイなどで販売している最新スペックのハイラックスは全てブラックラリーエディションと同じ顔つき)。
さらに、樹脂製のオーバーフェンダーや18インチにアップしたホイールにホワイトレターのタイヤを組み合わせるなど、雰囲気を盛り上げています。インテリアもブラックメタリックの加飾を加え、専用のオプティトロンメーターに変更。質感アップを狙っているのです。実際、運転席に座ってみるとトラックに乗っている感じは皆無。
■悪路では鬼に金棒状態な「ハイラックス」
試乗会では、『改めて悪路を試して下さい』ということで、オフロード車の専用コースを走ってみます。電子制御のトラクションコントロールだけでなく、リアデフのLSDも付いているため鬼に金棒状態。シーソーの如く後輪の片側が浮くような車両姿勢になったって片側の駆動輪をきっちり動かし簡単に脱出してしまうのです。
4WDのローレンジをセレクトしておくと、見上げるような上り坂をワシワシ登り、前が見えない下り坂も電子制御の速度コントロール装置が付いているため、ブレーキを踏まなくたって一定の速度以上になりません。オフロードコースに持ち込んで子供など乗せてあげれば遊園地の下手なアトラクションより喜ぶと思います。
試乗会場には、欧州仕様の2.8リッタディーゼル搭載の6速MT車や、アジアンクロスカントリー用の車両、TRDのドレスアップカーなども展示されていました。
筆者(国沢光宏)がハイラックス買ったらJAOSみたいな競技車両仕立てにして深い水の中も走れるシュノーケルなんか絶対に付けちゃいます。もちろんオフロードタイヤに変えます。
ちなみに、日本仕様のハイラックスは、500kgの荷物を積んでも(商用車の場合、試験は3倍くらい積むのが普通)大丈夫なように作ってあるということで、サスペンションが硬すぎです。
少しギャップあると激しく揺すられます。タイでは乗用車ユース用のソフトなサスペンションも用意されているそうで、ハイラックスを買ったら足回り交換が基本だと思います。 【了】
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