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アルパインがジムニー専用10型ビルトインナビ発表! “純正を超える超純正”製品や、ルーフから降り注ぐサウンドが体感できる「メティオサウンド」など発売へ

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アルパインがジムニー専用10型ビルトインナビ発表! “純正を超える超純正”製品や、ルーフから降り注ぐサウンドが体感できる「メティオサウンド」など発売へ

■車種専用品を得意とするアルパイン 今回はどんな新製品が登場したのか?!

 アルパインマーケティングは2024年5月28日、スズキ「ジムニー」「ジムニーシエラ」専用10型大画面カーナビ「ビッグ X」、トヨタ「ハイエース」専用11型大画面カーナビ「パーフェクトフィットビッグX11」、車種専用スピーカー「MetioSound(メティオサウンド)」を発売すると発表しました。

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 同社は5月28日、メディア向けに開いた新製品発表会で新製品を装着したデモカーを展示し、実際に新製品を体験する機会も設けられました。

 発表会の冒頭で、同社イノベーション開発部部長の有福秀之氏は「Update The Car Life.」というテーマを掲げ、既販車や特定の新車ユーザーに対し、カーライフをより豊かにするアップデート価値の提供を目指していると、製品展開の方向性を説明しました。

 今回はアルパインが発表した“車種専用”の新製品を紹介しつつ、くるまのニュース編集部が実際に体験した様子も併せて紹介します。

■10型大画面カーナビ「ビッグX」をはじめとする3つのジムニー専用の新製品

 最初に発表されたのが、現行ジムニー/ジムニーシエラ オーナーに向け展開する新製品です。10型大画面カーナビ「ビッグX」と、後方を映し出し録画する「ドライブレコーダー搭載デジタルミラー」、降り注ぐサウンドが体験できるという「MetioSound(メティオサウンド)」の3製品が発表されました。

 新製品の1つ目、ジムニー/ジムニーシエラ専用カーナビである「ビッグX EX10NX2-JI-64」は、従来のビッグXナビの基本機能に加え、同車のコクピットにふさわしいラギッドなデザインを採用した、10型大画面カーナビです。デザインはもちろん、運転席からの前方視界にも配慮されており、視界を遮ることなく大画面ナビを、ビルトインで装着できる点が特長です。

 ジムニー/ジムニーシエラの車室空間で、ルームミラーとナビの間隔が狭い点に着目。大画面化する上で、既存モデルの9型ナビを10型に置き換えるだけではダッシュボード上にナビがせり出すため、前方視界に影響が出るという課題もあったと言います。

 そこで同社は、ナビ下(エアコンルーバー上)の純正パネルを取り外し、空いたスペースに専用デザインのKEY(ボタン類)を埋め込むことによって、ナビ本体の取り付け位置を2センチほど下げてマウントすることに成功。その結果、10型という大型のナビを装着しても前方視界を確保できるようになったとしています。

 ナビの基本的なデザインは、同社が今年の1月に発売し好評を博しているという三菱「デリカミニ」専用10型カーナビ「BIG X」をベースにしていますが、タフなジムニーの車室内を演出するべくパネルの四隅に本物のボルトを埋め込むなど、ジムニー/ジムニーシエラ専用のデザインにしています。

 イグニッションオンで表示される車種専用のオープニングデザインも一新し、“ライトな冒険感”を演出した「Jimny」と、初代ジムニーのロゴを想起させノスタルジックさやヘリテージをリスペクトした「ジムニー」という書体のオープニングアニメーションを開発。シエラ用も含めた、ジムニーらしい4パターンのデザインにより、エンジンをかけた際の高揚感を演出したとしています。またイルミネーションは、ジムニー/ジムニーシエラの操作パネルに純正で採用されているアンバー色とそろえた配色とし、“純正を超える超純正”な専用デザインを設計したと同社の担当者は説明します。

 さらに「ビッグX EX10NX2-JI-64」には、センタースイッチ下部の収納スペースにビルトイン可能な「HDMI/USBユニット」も付属。純正のアンバー色とそろえたイルミネーションが設置され、見た目はもちろんのこと実際に使用した際の使い勝手も考慮されています。

 ジムニー/ジムニーシエラ専用10型カーナビ「ビッグX EX10NX2-JI-64」の価格はオープンで、2024年9月発売予定です。

 2つ目の新製品は、ジムニー/ジムニーシエラ専用のドライブレコーダー搭載デジタルミラー「DVR-DM1000-IC-JI-64-2」です。本製品は、同社から既に販売されている同車専用デジタルミラーの改良版で、純正ミラー交換タイプとしてジムニー/ジムニーシエラへの装着に必要な取り付けキットをパッケージ化したモデルです。

 前述のとおり、ジムニー/ジムニーシエラの車室空間において、ルームミラーとナビの間隔が狭いという点に着目した同社は、従来のスズキ車で汎用(はんよう)的に使用されている2ピース構造のアームでは、ジムニーに装着した際に前方視界が遮られるとし、今回新たにジムニー専用の1ピース構造のアームを開発。従来比で、上方および奥側へ各25ミリオフセットしたことにより、前方視界を確保しつつ、アーム交換タイプのデジタルミラーを装着可能にしたと言います。

 実際にデモカーに装着されている現物を見ると、ジムニー/ジムニーシエラ純正のルームミラーよりも上方に装着されることで、純正と比較してより前方視界がよくなっていることが確認できます。

 ジムニー/ジムニーシエラ専用のドライブレコーダー搭載デジタルミラー「DVR-DM1000-IC-JI-64-2」の価格はオープンで、2024年9月発売予定です。

■ルーフスピーカーからサウンドが降り注ぐ! 「メティオサウンド」

 3つ目の新製品は、ルーフスピーカーから降り注ぐサウンドと、ドアスピーカーから鳴り響く重低音を実現するというサウンドシステム「MetioSound(メティオサウンド)」です。本製品は、ジムニー/ジムニーシエラ専用をはじめ、ハイエースやデリカミニの車種専用ラインナップも同時に発表されました。

 同社によると、ジムニーのスタイリングに満足していても、純正でフロントドアに装着される10センチの紙コーンコアキシャルスピーカーではその音質に満足せず、音楽環境をもっとよくしたいというユーザーの声が多くあったと言います。

 そんな中アルパインでは、5センチのルーフスピーカーと、ジムニーのフロントドアに装着できる最大サイズとなる16.5センチのドアウーファーに交換することにより、中高域と低域を強化。その結果、ロードノイズをとくに拾いやすいジムニーでも、スピーカーからの音が聞き取りやすくなり、音楽環境に対する不満を解消すると提案します。

 メティオサウンドは、付属する車種専用の型紙を使用しルーフライナーに穴あけ加工を施し装着しますが、取り付けの際は、ルーフライナーを取り外すことなく装着可能。その結果、取り付け工賃も比較的抑えられるそうです。

 なおメティオサウンドについては、ジムニー/ジムニーシエラのほか「ハイエース/ハイエースワイド」、三菱「デリカD:5」「デリカミニ」、日産「セレナ(C27/C28系)」、トヨタ「ヴォクシー/ノア/エスクァイア(80系)」の6モデル、11車種の発売を予定しており、トヨタ「ハイラックス」、三菱「トライトン」用の開発も検討中としています。

 発表会の会場に用意された「ジムニーシエラ」「ハイエース」「デリカミニ」の3車種にもメティオサウンドが装着されていましたが、実際に試聴するとその効果は抜群で、ボーカルが目立つ楽曲では目の前で歌っているように、低音が響く楽曲では、まるでパワードサブウーファーが装着されているかのような迫力の重低音が響くのを体感できました。走行しての試聴はできませんでしたが、M/Tタイヤなどのロードノイズが発生しやすいタイヤを装着するケースの多いジムニー/ジムニーシエラでも、快適な音響空間を実現できそうです。

 なお、前席の天井に設置される車種ごとのルーフスピーカーは、運転席、助手席それぞれ、人の中央に配置されるように設計されているので、ルーフスピーカーから左右均等にサウンドが降り注ぐことも体感できました。

 メティオサウンドは、ルーフスピーカー、ドアウーファー、車種専用取り付けキット、音量調節が可能な専用ネットワークが付属。標準小売価格は全車種7万4800円(消費税込み、取り付け費別、以下同)で、それぞれ2024年9月発売を予定しています。

■「ハイエース」用の11型大画面カーナビ「パーフェクトフィットビッグX11」

 ジムニー/ジムニーシエラ専用の製品や、メティオサウンドと同時に発表されたのが「ハイエース」用の11型大画面カーナビ「パーフェクトフィットビッグX11」です。同製品は“フロートしない”パーフェクトフィット取り付けを実現する、スーパーGL専用設計のカーナビです。

 同社から既に発売されている「ハイエース」用のフローティング「BIG X 11」や「BIG DA 11」は、ハイエースオーナーから圧倒的な支持を得ており、同製品におけるメイン販売車種だと言います。

 しかし同社の担当者は、従来のフローティングタイプのナビやDAは画面サイズの大きさが特長だが、フローティングナビの特性上、後付け感のある装着感やフィッティングに対して、ユーザーの声があったと話します。そんな中、FIATの大型バンである 「Ducato(デュカト)」に装着される、純正カーナビのスマートなフィッティングにヒントを得て開発されたのが、パーフェクトフィットビッグX11です。

 実際にパーフェクトフィットビッグX11が装着されたハイエースの運転席に座ると、フローティングナビとは思えないくらいスマートなフィッティングで、同時に展示された従来品のフローティングナビと比較すると、その差は一目瞭然。見た目だけでなく、シフトノブを握った際のクリアランスも広がっており、使いやすさといった機能面でも貢献します。フローティングナビでもシンプルに、スマートに装着したい人は同製品を、また、大画面フローティング大画面ナビを装着しているという“後付け感”をあえて演出したい人には、従来モデルがオススメです。

 ハイエース用11型大画面カーナビ「パーフェクトフィットビッグX11」は、パノラミックビュー対応車用の「PF11NX2S-HI200SGL-PM」と、ナビレディ対応車用の「PF11NX2S-HI200SGL-NR」をラインナップ。価格はオープンで、それぞれ2024年9月発売予定です。

 なお、ハイエースのワイドボディに装着した際は、インパネ形状が異なるため同製品とパネルの間に隙間が生じますが、キットにはその隙間を埋めるアタッチメントが付属するため、ワイドボディにも違和感なく装着可能です。

 また、昨年同社から発売されたハイエース専用の「OPTMサウンドシステム」に、「ハイエース ワイド」オーナー待望の同車専用モデル「OPTM8-HIW」が追加されることも併せて発表されました。標準小売価格は21万7800円で、2024年6月下旬の発売を予定しています。

 さらに今回の新製品発表会では、既に2024年5月に発表済みで、7月に発売を予定しているトヨタ「アルファード/ヴェルファイア(40系)」専用の「リフトアップ 3WAYスピーカー(X3-710S-LUP-AV-40)」を装着したデモカーも展示されました。

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