鈴鹿サーキットで行われた2018“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久ロードレース第41回大会。10年ぶりに復活を果たし、注目を集めたホンダのワークスチーム「Team HRC」の#33 RedBull Honda with 日本郵便は2位表彰台を獲得したが、ライダーを務めた高橋巧、中上貴晶、パトリック・ジェイコブセンのレース後の表情は、悔しさに満ち溢れていた。
スタート前に突然雨が降り、ウエットコンディションの中でレースが始まった今年の鈴鹿8耐。その中で鈴鹿でのウエット経験が豊富な高橋が1周目からトップに浮上。そのまま第1スティントをリードした。
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しかし雨が止んで路面が乾き始めると、#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMと#11 Kawasaki Team GREENが追い上げを開始。レース中盤は完全にこの2チームのトップ争いとなってしまった。
後半にはセーフティカー時のピットストップの関係で、#33 RedBull Honda with 日本郵便が一時トップに浮上するも、最終的には#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMの逆転を許し、30秒も引き離されての2位チェッカーとなった。
レース後の記者会見に登場した#33 RedBull Honda with 日本郵便の3人に笑顔はなかった。
「悔しい気持ちしかなくて……何を言っていいか正直分からないです」
そう語ったエースの高橋。#21 YAMAHA FACTORY RACING TEAMとの力の差を見せつけられ、相当落胆した様子だった。
「スタート前に雨が降ってきたりして、コンディションも安定しないレースで大変でしたが、(第1スティントは)もうちょっと自分もハイペースで周回して、しっかり差をつけた状態でバトンを繋ぎたかったです」
「前半の4時間のうちの3時間を(自分が)走って、その後は2人に任せてしまった状況でしたが、そういうところでも、もうちょっと自分が引っ張っていければなと思いました」
「自分が作った完成しきっていないバイクで、2人も乗りづらかったと思います。また来年乗れる機会があるようだったら、もっとしっかり準備をして、万全の体制で挑めるようにしたいです」
また今年も高橋と組んで中心メンバーとなった中上も、いつになくコメントにまとまりがない様子だった。それだけ、今回の結果は“とても悔しい2位”ということだったのだろう。
「昨年は自分が転倒してしまったので、自分自身はリベンジの気持ちもありました。そういった中で3人ともベストを尽くせたのは良かった点だったと思いますが、2位で終わってしまったので悔しい気持ちの方が強いです」
中上も来年の鈴鹿8耐に参戦するかどうかは決まっていないが、もし参戦できるチャンスがあれば、「打倒ヤマハ」をテーマにすると語った。
「今年HRCが10年ぶりに復活したというのは良かったことだと思いますし、来年またチャンスがあれば、『打倒ヤマハ』で戦いたいなと思っています」
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