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最強小型車はどれ? 新型「ノート」、先発「ヤリス」「フィット」と異なる魅力とは

掲載 更新 18
最強小型車はどれ? 新型「ノート」、先発「ヤリス」「フィット」と異なる魅力とは

■ヤリス・ノート・フィットそれぞれの違いとは

 2020年は、国産コンパクトカーに注目が集まる年となりました。
 
 2020年2月10日には、トヨタ「ヤリス」、14日にはホンダ「フィット」が登場。そして、2020年12月には日産「ノート」が発売されます。国産コンパクトカー三つ巴の戦いはどうなるのでしょうか。

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 日本の道路事情は、世界各地と比べても舗装路面が多いとされる一方で、すれ違いが難しく狭い道も同様に多いとされています。

 そのため、日本独自となる軽自動車は新車販売でも右肩上がりとなり、現在では新車市場の約4割を占めるほどです。

 一方で軽自動車と同じく人気なのがコンパクトカーです。国産メーカー各社は、それぞれコンパクトカーをラインナップしており、前述のヤリス、フィット、ノート以外にも、トヨタ「アクア」や日産「マーチ」、マツダ「マツダ2」、スズキ「スイフト」、三菱「ミラージュ」などが販売されています。

 そのなかでも売れ筋なのが、ノート、ヤリス、フィットですが、それぞれ2020年にフルモデルチェンジを遂げました。

 同じコンパクトカーながら、各車のキャラクターは異なっています。

 ヤリスは、これまで日本では「ヴィッツ」として販売されていましたが、海外で使用されている名称のヤリスに変更。

 特徴としては、コンパクトカーならではの「軽快なハンドリング」という強みを活かしつつ、「上質な乗り心地」と「最新の安全・安心技術」を備えたクルマを目指して開発されました。

 フィットは、歴代モデルが築き上げた優れた性能・機能をベースに、「心地よい視界」「座り心地」「乗り心地」「使い心地」といった4つの心地よさを重視しています。

 また、現代人の多彩なライフスタイルに対応するべく、5つの異なるタイプを用意しました。

 デザインと快適性を兼ね備えた「ベーシック」、ナチュラルな風合いのシートなどでリラックスできる「ホーム」、フィットネススポーツのような軽快でファッショナブルな「ネス」、本革シートなど質感や手触りの良さを追求した「リュクス」、タフなイメージで街にもアウトドアにも似合う「クロスター」といった、多彩なラインナップが展開されることも注目です。

 後発となるノートでは、先代までガソリン車とハイブリッド車(e-POWER)を設定していましたが、新型ノートでは全車e-POWERを搭載。

 新設計プラットフォームの採用や大幅にパワーアップした第2世代e-POWERを初搭載するなど、新しい先進コンパクトカーとして生まれ変わりました。

 また、日産の新生ロゴを装着して発売される、国内最初のモデルです。

 ボディサイズは、ヤリスが全長3940mm×全幅1695mm×全高1500mm×1515mm、フィットが全長3995mm-4090mm×全幅1695mm-1725mm×全高1515mm-1570mm、新型ノートは全長4045mm×全幅1695mm×全高1505mm-1520mmとなっています。

 基本的には、5ナンバーサイズですが、フィット(クロスター)のみ3ナンバーサイズです。

 パワートレインは、ヤリスがガソリン2種類(1リッター/1.5リッター)、ハイブリッド1種類(1.5リッター)の計3種類を設定。ふたつの異なるCVTと1.5リッターガソリンには6速MTも設定されます。

 とくにハイブリッドでは、クラス世界トップレベルとなるWLTCモード36.0km/Lの低燃費を実現しました。

 フィットは、1.3リッターガソリンと1.5リッターハイブリッドで、新型フィットでは、従来モデルまで設定されていたMT仕様が廃止。また、ハイブリッドのWLTCモード燃費は29.4km/Lとなっています。

 新型ノートのパワートレインは、大幅にパワーアップした第2世代のe-POWERを搭載。改良した1.2リッターエンジンを発電に使い、モーターやインバーターを刷新したことで、従来のe-POWERよりも力強く滑らかな乗り心地になったといいます。

 では、それぞれの販売店ではどのような反響があるのでしょうか。

「ヤリスは2月の発売から現在までコンスタントに売れております。やはり、燃費の良さが高い支持を得ているほか、スタイリッシュなデザインもウケが良いようです。

 また、8月末にコンパクトSUVの『ヤリスクロス』が出てからは同じヤリスシリーズということで、それぞれの特徴を比べる人も出てきたので、再度注目されている印象です」(トヨタ販売店)

「フィットは、2019年の東京モーターショーで世界初公開され、2月の発売までに多くのお問合せを頂きました。

 発売後では、いま流行りのSUV風タイプとなるクロスターに関心を持つお客さまも多いほか、コンパクトカーのなかでは居住性に余裕があるため、小さなお子様を持つファミリーからも支持されています」(ホンダ販売店)

「新型ノートが発表されて1時間ほどで当店だけでも多くの電話を頂きました。やはり、売れ筋モデルのフルモデルチェンジということで、注目度が相当高いようです。

 実際の発売は、2WD仕様が12月24日で4WD仕様が来年2月とまだ先ではありますが、早くも来店されて見積を希望される人や納車時期を気にされる人がおりました」(日産販売店)

■気になる価格ではどう違う?

 昨今のコンパクトカーは安全面もひと昔前の高級車並みとなっています。

 ヤリスの安全装備は、トヨタ初となる高度駐車支援システム「Toyota Teammate[Advanced Park(パノラミックビューモニター機能付)]」を採用。

 交差点右折時の対向直進車・右左折後の横断歩行者も検知対象とした最新の「Toyota Safety Sense」、楽に乗り降りできる「ターンチルトシート」などの先進・便利機能をいち早く設定しました。

 フィットの安全装備は、「ホンダ センシング」に前方を広角に検知するフロントワイドビューカメラを新たに採用。

 車両前後に装着された8つのソナーセンサーとの組み合わせにより、従来から搭載されている機能を拡充するとともに、ホンダとして初めて近距離衝突軽減ブレーキを追加し、全モデルで標準装備しています。

 新型ノートでは、同社コンパクトカーとしては初搭載となる運転支援技術「プロパイロット」を設定し、国内日産初となるナビリンク機能を備えているほか、全方位の「360°セーフティサポート」などの先進安全技術も充実しました。

 また、「プロパイロット(ナビリンク機能付)」では、高速道路での同一車線走行時の運転操作をサポートするプロパイロットに、ナビゲーションシステムとの連携機能を加えることで、制限速度の変化に伴う設定速度の切り替えや、カーブの大きさに応じた減速をシステムが支援し、ドライバーの操作頻度を軽減、安心かつ快適なドライブを実現します。

 それぞれの価格は、ヤリスは事業者向けのガソリン車「X “Bパッケージ”」の139万5000円からハイブリッド車「HYBRID Z」の249万3000円。

 フィットは、ガソリン車「BASIC」の155万7600円からハイブリッド車(e:HEV)「LUXE」の253万6600円です。

 そして、新型ノートは、ハイブリッド車(e-POWER)のみとなり、先行して発売される2WD仕様では、エントリーグレード「S」の202万9500円と上級グレード「X」の218万6800円という2グレード。また、フリート(事業者向け)「F」が205万4800円となっています。

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みんなのコメント

18件
  • 「フィット」の「ホンダセンシング」が標準装備なのに、
    「ノート」の「プロパイロット」は「メーカーオプション」じゃねえか・・・・・

    だから「ノート」の価格は「218万6800円+オプション価格」だろ。
    「価格安く見せます♪」か?

    日産は、前モデルのノートで、
    ただの運転支援を「自動運転」って宣伝したり、
    ガソリンが無きゃ走れない(電気自動車に求められる環境性能を持ってない)のに「電気自動車の新しいカタチ」って宣伝したり、
    「売るためなら消費者に勘違いさせてもいい」、と思っているのか?

    消費者に誠実じゃない企業はそっぽを向かれるよ。

  • この3台だったらシンプルなフィットかな
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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