現在位置: carview! > ニュース > スポーツ > マルーカスの後任になるのか? プルシェール、アロー・マクラーレンでオーバルコースを初体験「精神的にかなり疲れた」

ここから本文です

マルーカスの後任になるのか? プルシェール、アロー・マクラーレンでオーバルコースを初体験「精神的にかなり疲れた」

掲載
マルーカスの後任になるのか? プルシェール、アロー・マクラーレンでオーバルコースを初体験「精神的にかなり疲れた」

 デビッド・マルーカスの代役という形で、今季のインディカー・シリーズの2レースにアロー・マクラーレンから参戦した2023年のFIA F2チャンピオン、テオ・プルシェール。彼はセントルイスのワールドワイド・テクノロジー・レースウェイ(かつてのゲートウェイ)でテストを実施し、オーバルコースを初体験した。

 プルシェールは、チームメイトのアレクサンダー・ロッシ、そして元インディカードライバーでチームのスポーティングディレクターを務めるトニー・カナーンのサポートを受けつつ、走行を行なった。これまではストリートコースのロングビーチ、そしてロードコースのバーバーをインディカーで走った経験があるが、今回は1周1.25マイル(約2km)のオーバルを110周した。

■ザウバーがF2王者のプルシェールを日本に送り込んだ理由。チーム代表の言葉から漂う“レッドブルとは違う”アプローチ

 走行を終え、プルシェールは次のように語った。

「セントルイスでの1日が終わった。良い1日になったし、またアロー・マクラーレンのインディカーに乗ることができて嬉しい。このような機会を再び得られるのは素晴らしいことだ」

「オーバルは初めてだったけど、エキサイティングだった。オーバルで走るのが待ちきれなかったけど、今言えるのは本当に速いということだ。感動したよ」

「ステアリングの入力、パワーの戻し方などは非常にスムーズでないといけない。マシンの中ではとにかくスムーズさが求められるんだ。素晴らしい感覚だった」

 プルシェールにとっては初めてのオーバルということで新鮮な経験となったが、精神的にも疲れるモノだったようだ。

「めちゃくちゃ速いし、このようなトラックではミスをするわけにはいかないから、精神的にもかなり疲れたよ」とプルシェールは言う。

「少しのミスでウォールに行ってしまうし、オーバルでウォールに飲み込まれてしまうことが危険なことは皆分かっているからね。でも楽しかったよ」

「とても良い1日になった。ペースも良くて、この機会をくれたチームに感謝したい。今日僕がオーバルコースに慣れるようにサポートをしてくれたトニーやアレクサンダーにも感謝したい」

 負傷欠場が続いた結果、1レースも走ることなくマクラーレンから解雇されたマルーカスの後任は、未だ発表されていない。ただチームの関係者によると、今回プルシェールはオーバルでのテストを完了したことにより、インディカー・シリーズ側から将来的なオーバルコースでのレース参戦にゴーサインが出ているという。

こんな記事も読まれています

アレックス・パロウ、コーション5度のレースを制し今季2勝目|インディカー第8戦ラグナセカ
アレックス・パロウ、コーション5度のレースを制し今季2勝目|インディカー第8戦ラグナセカ
motorsport.com 日本版
ザウバーF1、マクラーレン”電撃解雇”のプルシェールに別のインディカーシートを模索中。来季F1候補は「4人の勝利経験者」か?
ザウバーF1、マクラーレン”電撃解雇”のプルシェールに別のインディカーシートを模索中。来季F1候補は「4人の勝利経験者」か?
motorsport.com 日本版
フェルスタッペン、レッドブル・ホンダRB16Bでグッドウッド初参戦へ。僚友ペレスやホーナー代表らも出走
フェルスタッペン、レッドブル・ホンダRB16Bでグッドウッド初参戦へ。僚友ペレスやホーナー代表らも出走
motorsport.com 日本版
テオ・プルシェールがインディカーで残した爪痕。復帰への道筋と後任ノーラン・シーゲルの才能
テオ・プルシェールがインディカーで残した爪痕。復帰への道筋と後任ノーラン・シーゲルの才能
AUTOSPORT web
ウイリアムズF1育成のブラウニングが初ポールポジション獲得|FIA F3レッドブルリンク予選
ウイリアムズF1育成のブラウニングが初ポールポジション獲得|FIA F3レッドブルリンク予選
motorsport.com 日本版
フェラーリのアップデートも実は失敗だった? サインツJr.「ただでさえ高速コーナーが苦手なのに、バウンドするようになってしまった」
フェラーリのアップデートも実は失敗だった? サインツJr.「ただでさえ高速コーナーが苦手なのに、バウンドするようになってしまった」
motorsport.com 日本版
アストンマーティンF1、ランス・ストロールとの契約を”2025年以降”まで延長。ホンダPU搭載マシンもドライブへ
アストンマーティンF1、ランス・ストロールとの契約を”2025年以降”まで延長。ホンダPU搭載マシンもドライブへ
motorsport.com 日本版
驚速パロウが大荒れのレースを制す。ポール・トゥ・ウインで今季2勝目/インディカー第8戦ラグナ・セカ
驚速パロウが大荒れのレースを制す。ポール・トゥ・ウインで今季2勝目/インディカー第8戦ラグナ・セカ
AUTOSPORT web
アストンマーティンF1、AMR24の弱点はロングコーナーでのマシンバランス?「足かせになっている」とストロール明かす
アストンマーティンF1、AMR24の弱点はロングコーナーでのマシンバランス?「足かせになっている」とストロール明かす
motorsport.com 日本版
リカルドかローソン、どっちなんだい! RB、サマーブレイクでF1ドライバー人事決定か「静かな話し合いを行なう」
リカルドかローソン、どっちなんだい! RB、サマーブレイクでF1ドライバー人事決定か「静かな話し合いを行なう」
motorsport.com 日本版
ミック・シューマッハー、アルピーヌF1の”選考”テスト参加へ。オコン後任の対立候補ドゥーハンもドライブ予定
ミック・シューマッハー、アルピーヌF1の”選考”テスト参加へ。オコン後任の対立候補ドゥーハンもドライブ予定
motorsport.com 日本版
F1参戦250戦目。RBダニエル・リカルド、F1オーストリアGPに特別ヘルメットで挑む「状況を好転させたい」
F1参戦250戦目。RBダニエル・リカルド、F1オーストリアGPに特別ヘルメットで挑む「状況を好転させたい」
motorsport.com 日本版
ハウガーがデュルクセンを0.008秒下して最速! フィーチャーレースのPP獲得。宮田莉朋大苦戦で21番手|FIA F2シュピールベルグ予選
ハウガーがデュルクセンを0.008秒下して最速! フィーチャーレースのPP獲得。宮田莉朋大苦戦で21番手|FIA F2シュピールベルグ予選
motorsport.com 日本版
『バルセロナで速ければどこでも速い』はもう幻想? F1マシンの実力テストコースと言われた評価にドライバー疑問符
『バルセロナで速ければどこでも速い』はもう幻想? F1マシンの実力テストコースと言われた評価にドライバー疑問符
motorsport.com 日本版
アストンマーティンの大苦戦はしばらく続く? アロンソ「今は多くを語らず、改善を続けるのみ」
アストンマーティンの大苦戦はしばらく続く? アロンソ「今は多くを語らず、改善を続けるのみ」
motorsport.com 日本版
ルクレール、SQ3コースイン直前に悪夢のようなエンジン停止。アタックラップ間に合わず痛恨10番手「チームにはガレージで話すと言われている」
ルクレール、SQ3コースイン直前に悪夢のようなエンジン停止。アタックラップ間に合わず痛恨10番手「チームにはガレージで話すと言われている」
motorsport.com 日本版
全車がほぼ1列の大接戦を、アルピーヌ育成ツォロフが制す。スプリントレース2勝目|FIA F3シュピールベルグ スプリントレース
全車がほぼ1列の大接戦を、アルピーヌ育成ツォロフが制す。スプリントレース2勝目|FIA F3シュピールベルグ スプリントレース
motorsport.com 日本版
フェラーリで内紛勃発? ルクレールがサインツJrを痛烈批判「タイヤを労わる戦略だったのに……彼は派手なことをしたかっただけだろ?」
フェラーリで内紛勃発? ルクレールがサインツJrを痛烈批判「タイヤを労わる戦略だったのに……彼は派手なことをしたかっただけだろ?」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村