現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > なぜパガーニ「ウアイラ R」がブリティッシュグリーンに?「フォウリ・コンコルソ2024」への出展が決定しました

ここから本文です

なぜパガーニ「ウアイラ R」がブリティッシュグリーンに?「フォウリ・コンコルソ2024」への出展が決定しました

掲載
なぜパガーニ「ウアイラ R」がブリティッシュグリーンに?「フォウリ・コンコルソ2024」への出展が決定しました

フォウリ・コンコルソ2024に出展

パガーニ・アウトモビリは2024年5月25日~26日に開催されるイベント「フォウリ・コンコルソ2024」にて、「ウアイラ R」を展示することを発表しました。このウアイラ RはV12-Rエンジンを搭載し、最高出力850ps/最大トルク750Nmを誇るハイパーカーです。今回展示されるウアイラ Rは、どのような特徴があるのでしょうか。

パガーニ「ユートピア」はアートだ! ダ・ヴィンチをリスペクトするオラチオが到達した芸術品とは

ブリティッシュ・レーシング・グリーンをリスペクト

パガーニ・アウトモビリは、2024年5月25日~26日にイタリア北部のコモ湖で開催されるイベント「フォウリ・コンコルソ2024」に「ウアイラ R」を展示すると発表した。

2024年の同イベントは、英国の公式国際レーシングカラーである「ブリティッシュ・レーシング・グリーン」を称えることをテーマにしている。パガーニは、ブリティッシュ・レーシング・グリーンの時代を越えた優雅さを称え、ヴィラ・デル・グルメロの庭園にこの色にペイントされたウアイラ Rを展示する。

カラー構成はグリーンの「ヴェルデ・スメラルド」と光沢のあるブラックの「ブラック・マンバ」のツートーンカラーで、「ロッソ・ドバイ」、「ビアンコ・マルタ」、「ネロ・ガランテ」のストライプで彩られる。サイドドアには「10」の数字を配し、ホイールはゴールドカラーを採用。ブラックのアノダイズ処理が施される。後部のアクティブウイングには、カスタム彫刻された「R」の文字が刻まれているのも特徴だ。

ゾンダ Rの遺産を受け継ぐサーキット専用マシン

創設者でありチーフデザイナーのオラチオ・パガーニはこう語る。

「2008年、我々はエンジニアリングとスタイリッシュの両面で非常に挑戦的なプロジェクトであるウアイラに取り組みました。何年も経った後、自由への大きな欲求が生まれ、ゾンダ Rを誕生させたのです。それは、制約やルールから解放されたトラックカーであり、美しく、高性能で、安全なクルマでした。ウアイラ Rは、ゾンダ Rの遺産を受け継ぎ、我々がこれまでに創造した中でもっとも自由で、過激で、高性能なハイパーカーとなります」

1960年代および1970年代のル・マンカーおよび世界スポーツカー選手権の時代を越えた魅力に触発されたウアイラ Rは、唯一の例外である安全装備を除き、ルールの制約なしに開発されたトラックカーである。妥協のないパフォーマンスを提供するよう設計され、自然吸気のV12-Rエンジンは320km/h時に1000kgのダウンフォースを発生する。

洗練されたアクティブエアロダイナミクスにより、最高レベルの自動車工学ともっとも洗練された美学的感性の融合となるパガーニの哲学を究極の形で表現している。

また、エンジンのサウンドはユニークなデザインと4つのアイコニックなエキゾーストパイプにより、過去のF1シングルシーターのような独特なものである。その音は非常に魅力的であり、2022年にはBBCのテレビ番組『トップギア』によって「ベスト ノイズ オブ ザ イヤー」のタイトルを獲得している。

AMWノミカタ

ウアイラ Rは30台限定で生産されるレーストラック専用のハイパーカーである。その価格も発表当時は260万ユーロ、日本円に換算して約3億3800万円となるバケモノモデルである。今回、フォウリ・コンコルソ2024にこの希少なモデルが展示されるが、自動車コレクターや、ドリームカーのファン、スピード、美しさ、そして職人技を愛するエンスージアストをコモ湖へ向かわせる大きな理由になるだろう。

こんな記事も読まれています

ノンレストアの極上「ストラトス」が約1億円で落札! 走行距離たった1万2000キロの「ランチア・クラシケ」承認済みの個体でした
ノンレストアの極上「ストラトス」が約1億円で落札! 走行距離たった1万2000キロの「ランチア・クラシケ」承認済みの個体でした
Auto Messe Web
ついにブガッティ「シロン」生産終了! 500台目となる最後の生産車「L’Ultime」のボディサイドに描かれた地名は何を意味する?
ついにブガッティ「シロン」生産終了! 500台目となる最後の生産車「L’Ultime」のボディサイドに描かれた地名は何を意味する?
Auto Messe Web
世界に1台しかないフェラーリ「テスタロッサ」タルガトップが5000万円からと激安の理由と製作したEBSとはなにもの?
世界に1台しかないフェラーリ「テスタロッサ」タルガトップが5000万円からと激安の理由と製作したEBSとはなにもの?
Auto Messe Web
2億5500万円は極めて順当。メルセデス・ベンツ「300SL」はどうしてガルウイングにせざるを得なかったのでしょうか
2億5500万円は極めて順当。メルセデス・ベンツ「300SL」はどうしてガルウイングにせざるを得なかったのでしょうか
Auto Messe Web
フェラーリ「812 GTS」をドイツへ送って全身フルカーボンへ! 世界限定1台のNOVITEC製スーパーカーの完成を祝うレセプション開催
フェラーリ「812 GTS」をドイツへ送って全身フルカーボンへ! 世界限定1台のNOVITEC製スーパーカーの完成を祝うレセプション開催
Auto Messe Web
「エンツォ フェラーリ」専用の新タイヤをピレリが発表! 見た目クラシック、中身は最新テクノロジーの歴代スペチアーレ専用タイヤを開発する理由とは
「エンツォ フェラーリ」専用の新タイヤをピレリが発表! 見た目クラシック、中身は最新テクノロジーの歴代スペチアーレ専用タイヤを開発する理由とは
Auto Messe Web
BMWアルピナから新型「B3 GT」「B4 GT」が登場! スーパーカーに負けない動力性能に注目。最後のブッフローエ製のアルピナになるか!?
BMWアルピナから新型「B3 GT」「B4 GT」が登場! スーパーカーに負けない動力性能に注目。最後のブッフローエ製のアルピナになるか!?
Auto Messe Web
フェラーリの本物の試作車が680万円! ニキ・ラウダもテストドライブした「400i プロトティーポ」を受け継ぐ使命とは
フェラーリの本物の試作車が680万円! ニキ・ラウダもテストドライブした「400i プロトティーポ」を受け継ぐ使命とは
Auto Messe Web
【10台限定】構想から50年以上を経てロータス「Type66」がついに完成! ヴィラ・デステの公式パレードに初招待され、チャップマンの息子がドライブしました
【10台限定】構想から50年以上を経てロータス「Type66」がついに完成! ヴィラ・デステの公式パレードに初招待され、チャップマンの息子がドライブしました
Auto Messe Web
どうしてシトロエン「2CV」が2400万円も…!? エンジンを前後に2基搭載した「サハラ」は695台しか生産されなかった超レアモデルでした
どうしてシトロエン「2CV」が2400万円も…!? エンジンを前後に2基搭載した「サハラ」は695台しか生産されなかった超レアモデルでした
Auto Messe Web
セナ没後30周年。マクラーレンのモナコGPはセナ一色! モナコ大公アルベール2世が新型「アルトゥーラ スパイダー」をドライブして華を添える
セナ没後30周年。マクラーレンのモナコGPはセナ一色! モナコ大公アルベール2世が新型「アルトゥーラ スパイダー」をドライブして華を添える
Auto Messe Web
500台目にして最後のブガッティ シロン ワンオフモデルの「リュルティム(L’Ultime)」 すべての情報!
500台目にして最後のブガッティ シロン ワンオフモデルの「リュルティム(L’Ultime)」 すべての情報!
AutoBild Japan
ロールス・ロイス「カリナン シリーズII」が世界初公開!「ヴィラ・デステ」で創業120年の歴史を象徴する5台の名車が集結しました
ロールス・ロイス「カリナン シリーズII」が世界初公開!「ヴィラ・デステ」で創業120年の歴史を象徴する5台の名車が集結しました
Auto Messe Web
フェラーリ製V8をお手頃価格で! マセラティ・グランスポーツ UK中古車ガイド お安いだけの「理由」アリ?
フェラーリ製V8をお手頃価格で! マセラティ・グランスポーツ UK中古車ガイド お安いだけの「理由」アリ?
AUTOCAR JAPAN
世界100台限定のハイパーカー! 走行距離わずか950kmの2014年製パガーニ「ウアイラ」がオークションに登場 驚きの落札価格とは
世界100台限定のハイパーカー! 走行距離わずか950kmの2014年製パガーニ「ウアイラ」がオークションに登場 驚きの落札価格とは
VAGUE
最高出力830PS、最高回転数9500rpm!フェラーリから自然吸気V12エンジン搭載モデル「12チリンドリ」が登場
最高出力830PS、最高回転数9500rpm!フェラーリから自然吸気V12エンジン搭載モデル「12チリンドリ」が登場
@DIME
ポルシェ「918スパイダー」の開発者がベントレー新CEOに! 会長兼CEOに就任した「Dr.フランク=シュテフェン・ヴァリザー氏」とはいったいどんな人物?
ポルシェ「918スパイダー」の開発者がベントレー新CEOに! 会長兼CEOに就任した「Dr.フランク=シュテフェン・ヴァリザー氏」とはいったいどんな人物?
Auto Messe Web
ホントに「世界一美しい」4シーター?  知られざるフィアット125 ヴィニャーレ・サマンサ(1) 博打的な大量購入
ホントに「世界一美しい」4シーター?  知られざるフィアット125 ヴィニャーレ・サマンサ(1) 博打的な大量購入
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

413.0838.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

350.0350.0万円

中古車を検索
テーマの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

413.0838.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

350.0350.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村