「Q3になって息を吹き返したんだ！」ピアストリ、F1中国GP予選で掴んだキャリア初ポールポジションに大興奮

上海国際サーキットで開催されているF1中国GP。予選セッションでは、マクラーレンのオスカー・ピアストリがリズムを掴み、キャリア初のポールポジションを獲得した。

ピアストリは予選Q3でドライバーとしてもマシンとしても歯車が噛み合ったとして、キャリア初の偉業に「興奮している」と語った。

予選前に行なわれたF1スプリントではチームメイトのランド・ノリスがタイヤ摩耗に苦しむ中、フェラーリのルイス・ハミルトンに次ぐ2位を掴んだピアストリ。決勝に向けた予選ではQ1、Q2共にノリスが優勢に見えたが、最後のQ3でペースを掴むことができた。

ピアストリはQ3最初のアタックで1分30秒703を記録してトップに浮上。このタイムでもポールポジションには十分だったものの、最終アタックではさらに1分30秒641まで改善し、メルセデスのジョージ・ラッセルに0.081秒差をつけて1番時計となった。

「ポールを取れて興奮している」

アタック後にはヘルメットの中で雄叫びを上げたというピアストリは、そう語った。

「Q3ではペースが良かった。Q1とQ2では本当に苦戦していたし、Q3になってマシン、そして僕も息を吹き返したんだ。最終的な結果に満足しているよ。ラップ自体がかなり酷かったとしてもね」

そしてピアストリは、ハミルトンがF1スプリントを乱気流の少ない先頭でタイヤをマネジメントしつつポールトゥウィンを達成したように、クリーンな逃げ切り優勝でキャリア3勝目を目指すことを期待している。

「それが助けになることを期待している。クリーンエアーを保つようにするつもりだ」とピアストリは言う。

「でもスプリントの後、僕はとてもハッピーだった。できる限りのことはできたと思う。もうひとつ順位が上だったら嬉しかっただろうけど、レース結果を考えれば、あれ以上は望めない。午前中は多くのことを学べたと思うし、それを日曜日に活かせることを楽しみにしている」