現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > みんな口を揃えて「いいクルマ」! なのにナゼか「街で見かけない」国産車6選

ここから本文です

みんな口を揃えて「いいクルマ」! なのにナゼか「街で見かけない」国産車6選

掲載 更新 40
みんな口を揃えて「いいクルマ」! なのにナゼか「街で見かけない」国産車6選

 話題性とともに盛り上がりを見せるモデルも存在するが……

 2021年、トヨタ・ヤリス、ライズ、アルファード、ホンダ・フィット、スズキ・ハスラーなど、街中で、郊外で、見かけない日はないぐらい売れている車種と対照的に、素晴らしいクルマなのに、街であまり見かけないクルマもあったりする。もう、生産中止したのかと思いきや、決してそうではない。生産は継続しているのに、ほとんど売れていない……というのが真実なのである。

ハッキリ言って売れてない! でも「私乗ったらスゴイんです」な国産車3選

 ここでは、クルマとしては評判がいいのに、なぜか街で見かけないクルマを紹介したい。言い方を変えれば、人とは違うクルマに乗りたければ、格好の選択肢になるというわけだ。

 1)三菱エクリプスクロス

 デビューが比較的新しく、クルマの出来もいいのに、販売台数に結びついていない流行りのクロスオーバーSUVと言えば、三菱エクリプスクロス。2020年1~12月の乗用車販売ランキングベスト50に入らないのは、意外と言える。

 ただし、MCでPHEVが加わり、TVCMも頻繁に打ち、一気に2000台オーバーの受注があったと聞くから、これから街で見かける機会が増えてくるかもしれない1台だ。

 2)ダイハツ・ウェイク

 ダイハツ・ウェイクも、アウトドアや車中泊の時流に乗った、一時はTVCMをバンバン打っていたクロスオーバー軽であり、デビュー当初は大注目された超容量系軽自動車だ。しかし、いまとなって、街で見かけなくても、アウトドアフィールドでは大人気かっ? と思いきや、2020年4~9月期の販売台数は7503台と、月1250台程度の売れ行きだった。

 同時期のホンダN-BOXが9万台オーバーだから、その差は歴然。タントが同5万2210台ということからも、アウトドア派にはぴったりのようにも思えるものの、あまり見かけなくて当然かもしれない。アウトドア派には、むしろダイハツ・タフト、ダイハツ・ロッキーやトヨタ・ライズのような、SUVテイストが強いクルマが人気であるということも影響しているようだ。

 3)ホンダNSX

 2020年シーズン、F1で大活躍したホンダのフラッグシップスポーツカーのNSXも、ほとんど見かけない国産スーパースポーツカーだろう。ポルシェやフェラーリのほうが、見かけるチャンスが多いほど。とくにポルシェはモデル数が多く、比較的買いやすい価格のモデルもあるため、販売台数も伸びている。

 NSXは国産車としては超高額で、月によっては0台ということもあるものの、個人的にはその希少性が限られたオーナーにはうれしいのではないかと思う。だからこそ、見かけたときのインパクトがあるということだ。いずれにしても、国産スポーツカーは、デビュー当時に一気に話題性とともに盛り上がり、欲しい人が買ったあとは、パタリと静かになるのが通例ではないか。

 時代の先駆け的なモデルもいまではすっかり鳴りを潜めている

 4)日産シーマ

 バブル期に一世風靡した日産のフラッグシップセダンのシーマも今は”売り”がなく、元気がない。セダン離れの世の中だから……と言って片付ければそれまでだが、あのシーマ現象の狂乱時代を知っている身としては、さびしい限り……。

 5)三菱アイミーブ

 そういえば、世界が電動車時代に突入し、ボルボは全モデルを電動化し、日産やマツダからもピュアEVが続々登場する2021年、事実上、世界初の量産EV、国産EVの先駆けの1台となった三菱アイミーブが静かすぎる。まだ売っていたのか? というぐらいで、2019年に日本で売れた台数は105台。

 とはいえ、アイミーブがあったからこそ、今の三菱アウトランダーPHEV、エクリプスクロスPHEVがあるわけで、その存在意義は未来に語り継がれるものだと思う。ちなみに現在のアイミーブは軽自動車ではない。2018年4月の改良で全長を伸ばしたことで、登録車(白ナンバー)になっている。

 いまもがんばって電気だけで走り続けているアイミーブを街で偶然に見かけたら、あたたかい目で見守ってほしい。そして充電スポットでは最優先で充電させてあげてください。

 6)ホンダ・クラリティPHEV

 2018年7月にPHEVを登場させ、一般販売を開始したホンダ・クラリティも、月の販売台数が一桁ということもある希少車!? である。普通充電、急速充電に対応し、WLTCモードで101kmを達成するというPHEVとしてトップレベルのEV走行距離を持っているのだが、地味なセダンタイプで約600万円の新車価格もあって、たとえばトヨタ・プリウスPHV(331万3000円~)、アウトランダーPHEV(436万4800円~)などと比べ、なかなか手が出しにくく、影が薄く、街で見かけない1台となっている。

こんな記事も読まれています

純正のほぼ半値! 高額なトヨタ「GRヤリス」純正ローターに代わる高性能1ピースローターが登場! 魅力的なパッドも充実しています
純正のほぼ半値! 高額なトヨタ「GRヤリス」純正ローターに代わる高性能1ピースローターが登場! 魅力的なパッドも充実しています
Auto Messe Web
目の肥えた人に刺さる「縦目」 メルセデス・ベンツW108/W109型 UK版中古車ガイド(1) Sクラスのご先祖
目の肥えた人に刺さる「縦目」 メルセデス・ベンツW108/W109型 UK版中古車ガイド(1) Sクラスのご先祖
AUTOCAR JAPAN
メルセデス・ベンツW108/W109型 殆どの部品は入手できる! UK版中古車ガイド(2) 複雑なサス故障にご注意
メルセデス・ベンツW108/W109型 殆どの部品は入手できる! UK版中古車ガイド(2) 複雑なサス故障にご注意
AUTOCAR JAPAN
働くクルマ「作業中エンジンつけっぱなし」問題に終止符? EV化いよいよ加速か 三菱ふそう&架装メーカーも準備OK!
働くクルマ「作業中エンジンつけっぱなし」問題に終止符? EV化いよいよ加速か 三菱ふそう&架装メーカーも準備OK!
乗りものニュース
ホンダ EV充電環境をワンストップで提供 新型「N-VAN e:」予約スタートに先立ち
ホンダ EV充電環境をワンストップで提供 新型「N-VAN e:」予約スタートに先立ち
グーネット
オトナの体験楽しむ「三浦ランデブー2024」開催 激レアスーパーカーも集結【動画あり】
オトナの体験楽しむ「三浦ランデブー2024」開催 激レアスーパーカーも集結【動画あり】
グーネット
スーパーカーも静寂への一歩を踏み出す。余計な音を削減する驚きの効果を体感
スーパーカーも静寂への一歩を踏み出す。余計な音を削減する驚きの効果を体感
レスポンス
大型トラックの「タイヤの数」と「位置」に注目すると面白さ倍増! いまの流行は「運転しづらい」4軸低床だった
大型トラックの「タイヤの数」と「位置」に注目すると面白さ倍増! いまの流行は「運転しづらい」4軸低床だった
WEB CARTOP
ハイソカーふたたび──新型トヨタ アルファード試乗記
ハイソカーふたたび──新型トヨタ アルファード試乗記
GQ JAPAN
話題の「サイバートラック」が展示!「モデルY」にも試乗いただけます! テスラ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
話題の「サイバートラック」が展示!「モデルY」にも試乗いただけます! テスラ出展情報【ル・ボラン カーズ・ミート2024 横浜】
LE VOLANT CARSMEET WEB
1980年代に採用されたマニアックな日本車の装備3選 Vol.3
1980年代に採用されたマニアックな日本車の装備3選 Vol.3
GQ JAPAN
2台でペナルティ3回。乱戦を6&7位で終えたトヨタ「ポルシェとフェラーリは明らかに我々より速かった」/WECスパ
2台でペナルティ3回。乱戦を6&7位で終えたトヨタ「ポルシェとフェラーリは明らかに我々より速かった」/WECスパ
AUTOSPORT web
ロードコースは譲らない。王者アレックス・パロウが圧巻のポール・トゥ・ウイン/インディカー第4戦
ロードコースは譲らない。王者アレックス・パロウが圧巻のポール・トゥ・ウイン/インディカー第4戦
AUTOSPORT web
道路の真ん中にあるナゾの物体 やたら派手で中身は何? 円柱以外の形もあり
道路の真ん中にあるナゾの物体 やたら派手で中身は何? 円柱以外の形もあり
乗りものニュース
フォードF1責任者、レッドブルとのパワーユニット開発は順調と主張「ただ、ライバルのことは分からない」
フォードF1責任者、レッドブルとのパワーユニット開発は順調と主張「ただ、ライバルのことは分からない」
motorsport.com 日本版
最強「V8エンジン」搭載! 新型「カクカク本格SUV」発表! 豪華内装の“3列シート”モデルも用意の「ディフェンダー」登場
最強「V8エンジン」搭載! 新型「カクカク本格SUV」発表! 豪華内装の“3列シート”モデルも用意の「ディフェンダー」登場
くるまのニュース
4輪のような大排気量エンジンが超パワフル! 「ハーレーダビッドソンのドル箱」公道での走り味は? 長距離はもちろん街乗りも快適です
4輪のような大排気量エンジンが超パワフル! 「ハーレーダビッドソンのドル箱」公道での走り味は? 長距離はもちろん街乗りも快適です
VAGUE
初リタイアのアコスタ、前向きな姿勢崩さず「転倒していなければ、トップグループに加われたはず」
初リタイアのアコスタ、前向きな姿勢崩さず「転倒していなければ、トップグループに加われたはず」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

40件
  • 「いい車」と言ってる「みんな」がマスコミとヒョーロンカだけだからじゃ無いの?
  • ユーザーにとっては良い車じゃないと言う事だね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2420.02794.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

600.05900.0万円

中古車を検索
NSXの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

2420.02794.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

600.05900.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村