高速道路のIC(インターチェンジ)付近にテスラ用充電器「スーパーチャージャー」の設置が進んでいる。テスラで東京ー名古屋ー大阪間を移動する場合、高速を降りて充電の方がメリットがあるかもしれない。
神奈川県で初めてコンビニに設置されたスーパーチャージャー
DMMがEV充電インフラ事業に本腰……北米「NACS」規格の急速充電器を日本にて展開[2023.08.08]
ファミリーマート秦野中井インター店(神奈川県秦野市)に最大250kW出力のテスラ車用充電器「スーパーチャージャー」が4基設置された。この店舗は、東名高速道路の秦野中井IC出口から、北にわずか300mほどに位置する。
スーパーチャージャーの分布マップを見ると、東京と大阪を結ぶ東名高速道路(新東名も含む)と名神高速道路のIC近くにスーパーチャージャーが充実しているのが分かる。
来年4月からは、テスラに限らずBEV(バッテリー電気自動車)やPHEV(プラグインハイブリッド車)で充電のために高速道路を一旦降りても、高速道路料金が据え置きになる予定だ。
現状、高速道路のSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)に設置されている急速充電器は、50kWや90kWがメイン、最大でも150kWなので、テスラオーナーはSAで充電するメリットが薄くなった。
テスラはスーパーチャージャーにより最大で下記の距離分を、わずか15分で充電できると謳っている。 モデルY:261km モデル3:282km モデルX:282km モデルS:322km
もちろんスーパーチャージャーはテスラ車専用の充電器だ。そして多くの箇所で4基から8基も設置されているので、混みにくいこともメリットだ。
さらにモデルSとモデルXは新車購入の場合、スーパーチャージャー充電が3年間無料の特典付きだ。ガソリン価格も高騰している昨今、大幅な電気代(ガソリン代)の削減も可能だ(どちらの車種も1,000万円以上の価格だが)。
仮に年間走行距離が1万kmの場合、燃費が10km/Lだと1,000Lの燃料を給油することになる。概算だがレギュラーは17.5万円(3年で52.5万円)、ハイオクは18.5万円(同55.5万円)、ディーゼルは15.5万円(同46.5万円)の燃料代を節約できる。
北米でNACSに対応したメーカーが日本市場でもNACSを採用する未来はくるか?
スーパーチャージャーはNACS(North American Charging Standard)という規格だ。このNACSについては今年5月以降、北米でテスラ以外のメーカーが相次いで標準の充電ポートとして採用すると発表し、一大ニュースになった。
2023年9月21日時点で、少なくともフォード、GM、ボルボ、ポールスター、リヴィアン、メルセデス・ベンツ、フィスカー、日産、ホンダ、ジャガーの10メーカーがNACS採用を発表している。
北米ではNACSとCCSが急速充電規格の2大勢力だが、その数はNACSの1.2万基に対してCCSはその半分ほどと言われている。またNACSはプラグを挿すだけで充電と支払いが完了する「プラグ&チャージ」に対応していることも、ユーザーメリットだ。
閑話休題。今回のコンビニへのスーパーチャージャー設置は、日本で87箇所目で、合計基数は400を超えた。テスラの発表を遡れば直近5ヶ月間で19箇所、76基以上が新たに設置されたことになる。
もちろん北米の基数の足元にも及ばないが、日本のSAやPAに設置されている急速充電器は50kWや90kWが大半だ。スーパーチャージャーの最大250kWチャージによる充電時間の短縮やプラグ&チャージの利便性、プラグとコードが小さく軽いことによる扱いやすさは、日本でも十分なユーザーメリットになるのは間違いない。
日本市場でNACSを採用するメーカーが出てくるか、はたまた、そもそもSAやPAにスーパーチャージャーが設置される未来はくるだろうか。可能性は低いかもしれないが、一種の驚きを期待しつつ、今後の展開を見守っていきたい。
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みんなのコメント
浜松、焼津、御殿浜・・・
全て一旦高速を降りないとダメでしたので料金が割高でした。
車の排気ガスより、ミサイルや戦艦などの兵器の排気ガスは、議論しないの?
それこそ無駄じゃない。