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デザイン性重視の新型EV 空力に優れたプジョー「e-408」航続距離453km、約710万円から

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デザイン性重視の新型EV 空力に優れたプジョー「e-408」航続距離453km、約710万円から

58.2kWhのNMCバッテリー採用

フランスのプジョーは10月2日、ミドルクラスの新型EV「e-408」を欧州で発表した。フル電動のクーペクロスオーバーで、価格は4万3900ユーロ(約710万円)から。

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新型e-408の導入により、プジョーは欧州向けのEVラインナップを一通り揃えた形だ。また、各モデルでガソリン、ハイブリッド、EVの各種パワートレインを選択できるようになった。

ハッチバックのe-308とはEMP2プラットフォームを共有するが、パワートレイン構成は若干異なる。ステランティス・グループ内で珍しく、容量58.2kWh(使用可能)のNMCバッテリーを採用したのだ。

プジョーの製品責任者であるジェローム・ミシュロン氏は、e-408ではホイールベースが比較的長いため、より大きなバッテリーを搭載することができたと説明する。

新型e-408のボディサイズは、全長4690mm、全幅1850mm、ホイールベース2790mmとされる。トランク容量は5人乗車時で471L、後部座席を折りたたむと1545Lに拡大できる。

デザインは従来の408とほぼ変わらず、空気抵抗係数でCd値0.28(クラストップのテスラ・モデル3にわずかに劣る)を達成。1回の充電における航続距離は最長453km(欧州WLTP)、電費は7.4km/kWhとされている。

バッテリーは最大120kWの充電出力に対応する。

SUVのe-3008やe-5008には、航続距離680kmを誇る98kWhバッテリーも用意されているが、e-408への導入予定はない。

その理由について、ミシュロン氏は「e-408の競合車種を見ると、航続距離と効率という点では当社が正しい位置にいることがわかりました。Cセグメント車のお客様は、1日平均45km走行します」と述べた。

モーターは、e-3008と同じ同期式のユニットを採用し、最高出力210ps、最大トルク33.8kg-mを発生する。

インテリアでは、従来の408と同じ「iコックピット」(小型ステアリングホイールと10インチのインストゥルメントパネル)が採用され、10インチのインフォテインメント・スクリーン、ワイヤレスのアップル・カープレイとアンドロイド・オート、「iトグル」と呼ばれるショートカット・タッチスクリーンも備わっている。

新型e-408は、今月開幕するパリ・モーターショーで一般公開される予定だ。

欧州価格は「e-408アリュール」で4万3900ユーロ(約710万円)から、「e-408 GT」で4万5900ユーロ(約740万円)から。

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