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トヨタ「アルファード」は“高級感”で人気爆上げ! ヴェルファイア縮小を惜しむ声も

掲載 更新 134
トヨタ「アルファード」は“高級感”で人気爆上げ! ヴェルファイア縮小を惜しむ声も

■「アルヴェル」どっちが好み?

 トヨタの高級ミニバンとして君臨している「アルファード/ヴェルファイア(アルヴェル)」。なかでもアルファードは、2020年度(2020年4月から3月)に10万6579台を登録するなど、ミニバン市場でトップを快走中です。

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 2021年5月10日にアルファード/ヴェルファイアの一部改良が実施されましたが、このタイミングでヴェルファイアはゴールドのアクセントを施した特別仕様車「ゴールデンアイズ II」に集約され、1グレードのみの設定になりました(ガソリン/ハイブリッド)。

 2020年5月からトヨタは全店舗で全車種を販売する体制へと移行し、チャネルごとに販売していた専売車種の整理・統合を進めています。

 統合の事例として、2020年9月にトールワゴンの「ルーミー/タンク」ではタンクを廃止し、タンクのデザインを継承したグレードがルーミーに用意されるなど、姉妹車の統廃合が実施されました。

 そのため、販売台数の差や今回のグレード整理によって、今後はアルファードに一本化し、ヴェルファイアは廃止されるのではないかとも噂されています。

 では、アルファード/ヴェルファイアについてユーザーはどのような印象を持っているのでしょうか。くるまのニュースではアンケートを実施し、SNSユーザーの意見を収集しました。

「トヨタの高級ミニバン アルファードとヴェルファイアではどちらが好みですか?」という質問に対して、「アルファード(29.6%)」、「ヴェルファイア(18.5%)」、「どちらも好みではない(51.9%)」と、両車の比較ではアルファードの人気があることがわかりました。

 アルファードを支持する人の意見として、「高級感があり年数が経っても飽きの来ないデザイン」「デザインが洗練されている」「高級感とオラオラ感を両立している」など、高級感のあるデザインが評価を得ています。

 ヴェルファイアを支持する人は、「若々しく見える」「シャープなイメージがある」「フロントもリアも外観が好み」「ヘッドライトなどがスタイリッシュ」と、こちらもデザインが好みという意見が多かったです。

 また、アルファード派からは「ヴェルファイアはヴォクシーと似ていて高級感に欠ける」「ヴェルファイアよりアルファードのほうが高級感がある」といったコメントが挙がる一方、ヴェルファイア派からは「アルファードはメッキが多すぎる」「アルファードは威圧的すぎる」などといった声も聞かれました。

 それに対して、「どちらも好みでない」と回答した人のなかでも多かったのは、「怖い」「派手すぎる」「イカツイ」といったいわゆるオラオラ顔の外観が好みでないという意見や、「運転が荒い人が多い」といったドライバーのマナーに関するコメントでした。

 また、「自分で運転するには車体が大きすぎるので選択肢にあがらない」という声もありました。

「一部改良でヴェルファイアが1グレードへと縮小されましたが、それについてはどう思いますか?」という質問に対しては、「販売台数を見ても圧倒的にアルファードなので仕方ない」「アルファードを売りたいのであれば1グレード構成でも悪くないと思う」「グレードは少ないほうが選びやすい」「同じような姉妹車を維持するのは効率的ではないから妥当」など、合理化に賛成という意見が多かったです。

 しかしヴェルファイア派からは、「ヴェルファイア好きなので残念」「せめて2グレードは欲しい」「ヴェルファイアに統一してほしい」など、縮小を惜しむ声が寄せられました。

 初代アルファードは2002年5月に発売。当時は「アルファードG」と「アルファードV」というふたつのモデルが展開されており、Gはトヨペット店、Vはトヨタビスタ店(現ネッツ店)で販売されました。

 2008年に2代目へとフルモデルチェンジしましたが、アルファードGはアルファード、アルファードVは姉妹車「ヴェルファイア」(初代)と枝分かれしています。

 アルファードは法人顧客も多いトヨペット店で販売されることからフロントマスクは落ち着いたデザインでしたが、ヴェルファイアはネッツ店のユーザーが比較的若い層が多いため、アクティブで存在感のある形状として人気を得ました。

 現行アルファードは2015年に登場した3代目、ヴェルファイアは2代目です。基本設計は共通で、それぞれの個性を表現したデザインを付与。

 洗練された上質さを持つアルファードに対し、ヴェルファイアは先進性や力強さがあるデザインを特徴としています。

 この時点では、アルファードよりもヴェルファイアの販売台数が多かったのですが、流れが変わったのは2017年のマイナーチェンジです。

 アルファードは縦方向に強調されたメッキグリルが採用し、よる押し出し感の強いスタイルへ変更。

 さらなる高級感を身につけたことや、芸能人や政治家、VIPなどがアルファードに乗っている映像がテレビなどで流れることがアルファードのイメージアップにつながりました。

 そして、2020年5月から全店舗で全車種を販売する体制に移行したことで、どの店舗でもアルファードが購入できるようになったことも影響し、いまではアルファードの販売台数がヴェルファイアの7倍にまで激増しています。

 ここまで大きな差がついてしまうとヴェルファイアの縮小は仕方がないことかもしれません。今後アルヴェルがどのような展開になるのか注目されます。

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みんなのコメント

134件
  • とにかく高い車だね。
    新車はある程度の人しか乗れないけど、
    古くなって手頃な中古車になるとガラの悪い連中が乗り出す。
  • とにかくアルファードの話題を出せば勝手にアクセス数稼げるとライターさんは学習したみたいですね。
    内容はわかりきってることばかり、ですが。
    さあ、アルベルファンもアンチも、試合開始!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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