現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > はたらくクルマ図鑑「軽自動車キャンパー」のヒミツ3

ここから本文です

はたらくクルマ図鑑「軽自動車キャンパー」のヒミツ3

掲載 2
はたらくクルマ図鑑「軽自動車キャンパー」のヒミツ3

車のエンタメ [2023.07.28 UP]


はたらくクルマ図鑑「軽自動車キャンパー」のヒミツ3

はたらくクルマ図鑑「軽自動車キャンパー」のヒミツ1

右肩上がりで販売台数・国内保有台数が伸びているキャンピングカー。また、コロナ禍によって「仕事などをするプライベート空間」や「災害時の避難場所」としても注目度が高まった。最近では、軽自動車をベースにした軽キャンパーもラインナップが増えていることで、よりエントリーしやすくなっている。そこで今回は、そんな軽キャンパーを製造するメーカーに取材をしてみた!
●取材・写真・文/鈴木ケンイチ ●写真提供/MYSミスティック


キャビンが外れる「ミニポップ・パラキート」大図解 その2

小さいけれど、2つのベッドとキッチンを備えた本格派!
 

 MYSミスティックの軽トラック用の脱着式のキャビンが「ミニポップ・パラキート」。

 軽トラックの荷台にピタリと収まる寸法で、30分ほどで簡単に脱着できるという新発想のアイテムだ。

 前回は外観を中心に紹介したが、今回は気になる内部をじっくり見ていこう!

 特徴的な取り外し式キャビンは、荷台に置く荷物として扱われるため、車検は4ナンバー登録のクルマだけでOKというのも手軽で嬉しいポイント。

 見た目の通り、キャビンは確かにコンパクトだけれど、ソファベッドと2階部のバンクベッドの2つのベッドがあり、キッチンも装備されるというから驚きだ。

 価格はキャビンだけで約240万円から。軽トラックが別売とはいえ、相当にリーズナブルにキャンピングカーライフをスタートできるだろう。


SPEC 
●主要諸元ミニポップ・パラキート(脱着式 キャンパー単体のみ)
寸法:全長2900×全幅1455×全高1345mm 室内高:1830mm(ポップアップ時) ボディ構造:アルミフレーム ソファーベッド(展開時)寸法:1700×800mm バンクベッド(展開時)寸法:1900×1350mm 就寝定員:3名 価格:239万7600円~

ルーフをポップアップしない状態。室内高は約1200mmとなる。室内レイアウトは進行方向左にシンク、左右にソファーを配置。

ルーフのポップアップは手動で行う。アシストダンパーにより、女性の手でも簡単にできるようになっている。作業に必要な時間は2~3分だ。

ルーフをポップアップしたところ。約600mm高くなり、室内空間の高さは1830mmにもなる。正面の奥が運転席の上になる。

運転席の上にあった土台の板とマットを引き出して、バンクベッドをセットしたもの。奥行が1900mm、左右が1350mmとなる。

室内を後方の上から見たところ。進行方向右側に長いソファーがセットされている。窓はアクリル二重窓でバグネット/シェード付き。

ソファーのシートバック部を広げて、下に敷いて、ベッドにしたところ。サイズは奥行きが1700mmで左右が800mmとなる。

テーブルを組み立ててセットしたところ。未使用時は、分解して、テーブルの支柱は進行方向左側のソファーの下、天板は側面に固定する。

キャビンの前の部分に窓があり、運転席後部の開閉式窓(オプション)を通じて、キャビンと運転席をつなぐこともできる。

車載の照明や家電類に電力を供給するオプションの200Aリチウムイオン電池(リン酸鉄)。走行充電とソーラー発電と外部充電の3通りが可能。

車内右側の後方の壁に収納用のキャビネットがあり、ここにリチウムイオン電池の残量パネルが設置されている。

1口のバーナーと、ひとつの水栓を備えるシンクは標準装備。バーナーはカセットコンロのガスを利用。水はシンク下のタンクに備える。

シンク下にバーナー用のガスのカセットコンロと、給水/排水タンクを設置。給水/排水タンクの容量は、各16リットルとなる。

オプションのスポットクーラー。100VのAC電源で作動。外部100V電源を取り入れるか、オプションのリチウムイオン電池で稼働させる。

脱着式の携行缶を備え、灯油で利用する燃焼式FFクリーンヒーター。およそ1リットルで8時間稼働し、燃焼後の排気ガスは床下から車外に排出される。

キャビンの乗り降りに非常に便利なステップは、リヤヒッチメンバー追加とセットのオプションとなっている。

オプションにルーフに設置するソーラー発電パネルが用意されている。やはりオプションのリチウムイオン電池に充電を行う。

●今回取材でお世話になったのは……「MYSミスティック」
山梨県に本拠を置くキャンピングカー・メーカー。平成3年創業で30年以上の歴史を誇る。創業時からトラキャン(トラックキャンパー)に力を入れるが、2014年度にキャブコン「アンセイエ」、2016年度に軽キャンパー「J cabin Mini Wood」、2020年度にキャンピングトレーラー「レジストロ・クコ」がグッドデザイン賞に輝くなど、幅広い車種を展開する。本社は山梨県韮崎市、メインの展示場となる双葉展示場は甲斐市、また神奈川県平塚市にも湘南店がある。



●双葉展示場:山梨県甲斐市中下条628-3
TEL.055-267-7600
https://www.mystic.ne.jp/
定休日:月曜・火曜


軽キャンパーをはじめ、キャブコンやトラキャンなど幅広いキャンピングカーを製造・販売するのが山梨県のMYSミスティックだ。

こんな記事も読まれています

[15秒でわかる]光岡『M55 Zero Edition』…創業55周年の限定モデル登場
[15秒でわかる]光岡『M55 Zero Edition』…創業55周年の限定モデル登場
レスポンス
エアロ重視で航続距離750km DSが新型ファストバック「DS 8」のプロトタイプ初公開
エアロ重視で航続距離750km DSが新型ファストバック「DS 8」のプロトタイプ初公開
AUTOCAR JAPAN
ゼネラルモーターズ、11番目のF1チームに。キャデラックブランドで2026年からの参戦で基本合意
ゼネラルモーターズ、11番目のF1チームに。キャデラックブランドで2026年からの参戦で基本合意
motorsport.com 日本版
どんな役割を持っているか知ってる? 最近のバイクに必須の「三元触媒」を徹底解説
どんな役割を持っているか知ってる? 最近のバイクに必須の「三元触媒」を徹底解説
バイクのニュース
トヨタ新型「ランクルオープン」初公開に大反響! FJ風な“旧車デザイン”&斬新「スケスケドア」採用! “TOYOTA”ロゴの「ROX」米国で披露!
トヨタ新型「ランクルオープン」初公開に大反響! FJ風な“旧車デザイン”&斬新「スケスケドア」採用! “TOYOTA”ロゴの「ROX」米国で披露!
くるまのニュース
ロータスがEV化計画を修正、ハイブリッド車導入へ 消費者需要や関税に対応
ロータスがEV化計画を修正、ハイブリッド車導入へ 消費者需要や関税に対応
AUTOCAR JAPAN
義父から受け継いだ日産「バイオレット」はオリジナルをキープ!「当時の状態で後世に残すこと」に共感して20年…現状維持が課題です
義父から受け継いだ日産「バイオレット」はオリジナルをキープ!「当時の状態で後世に残すこと」に共感して20年…現状維持が課題です
Auto Messe Web
ブリヂストン、国内3工場に投資し能力増強 高インチタイヤ生産強化 2028年までに日産3000本増
ブリヂストン、国内3工場に投資し能力増強 高インチタイヤ生産強化 2028年までに日産3000本増
日刊自動車新聞
ホンダ 新型「アドベンチャーモデル」発表に反響多数! 「デイキャン余裕です」「ロボット顔が好き」の声!鮮烈レッドボディに高性能「eSP+エンジン」搭載の「ADV160」どんなモデル?
ホンダ 新型「アドベンチャーモデル」発表に反響多数! 「デイキャン余裕です」「ロボット顔が好き」の声!鮮烈レッドボディに高性能「eSP+エンジン」搭載の「ADV160」どんなモデル?
くるまのニュース
独ボッシュでも最大5500人削減、欧州車メーカーの業績悪化が影響[新聞ウォッチ]
独ボッシュでも最大5500人削減、欧州車メーカーの業績悪化が影響[新聞ウォッチ]
レスポンス
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定【CES2025予習&復習セミナー】前回CESのトレンドを踏まえて次回の見どころをチェックする
【セミナー見逃し配信】※プレミアム会員限定【CES2025予習&復習セミナー】前回CESのトレンドを踏まえて次回の見どころをチェックする
レスポンス
クルマのメーター内に「光るカメ」出現! 「青いイカ」や「コーヒーカップ」も!? 点灯したらマズい? 新種の「警告灯」どんな意味?
クルマのメーター内に「光るカメ」出現! 「青いイカ」や「コーヒーカップ」も!? 点灯したらマズい? 新種の「警告灯」どんな意味?
くるまのニュース
新基準原付で125ccも原付扱いに!? 125ccのバイクには一体何がある?
新基準原付で125ccも原付扱いに!? 125ccのバイクには一体何がある?
バイクのニュース
トヨタがマニュファクチャラーズタイトル獲得! 地元で歓喜の戴冠!!
トヨタがマニュファクチャラーズタイトル獲得! 地元で歓喜の戴冠!!
ベストカーWeb
【ラリージャパン 2024】波乱続きの劇的大団円…ヒョンデのヌービルが悲願のドライバーズタイトル初戴冠
【ラリージャパン 2024】波乱続きの劇的大団円…ヒョンデのヌービルが悲願のドライバーズタイトル初戴冠
レスポンス
日産『エルグランド』、15年目の大変身へ! 燃費倍増も、BEV化はおあずけ?
日産『エルグランド』、15年目の大変身へ! 燃費倍増も、BEV化はおあずけ?
レスポンス
ラリージャパンはヒョンデを駆る首位のタナクがクラッシュでトヨタのエバンスが優勝! 日本の勝田は惜しくも表彰台を逃す4位で終幕
ラリージャパンはヒョンデを駆る首位のタナクがクラッシュでトヨタのエバンスが優勝! 日本の勝田は惜しくも表彰台を逃す4位で終幕
WEB CARTOP
スズキが新型「カタナ」発売! めちゃ“レトロ感”あふれる「旧車風デザイン」に反響殺到! “鮮烈ブルー”採用した「レジェンドバイク」最新モデルが凄い人気!
スズキが新型「カタナ」発売! めちゃ“レトロ感”あふれる「旧車風デザイン」に反響殺到! “鮮烈ブルー”採用した「レジェンドバイク」最新モデルが凄い人気!
くるまのニュース

みんなのコメント

2件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

146.3190.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

42.6201.3万円

中古車を検索
タンクの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

146.3190.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

42.6201.3万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村