現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > アップデイトで“欲しいときを買い時”に──進化し続ける“人馬一体“、マツダの今(前編)

ここから本文です

アップデイトで“欲しいときを買い時”に──進化し続ける“人馬一体“、マツダの今(前編)

掲載 更新 20
アップデイトで“欲しいときを買い時”に──進化し続ける“人馬一体“、マツダの今(前編)

積極的な商品改良に取り組むマツダが、Cセグメントのマツダ 3をわずか1年半で改良。その変更点は一部を除き、プログラムの変更により実現している。既納車向けにも適用することのできるこの変更方法により、ユーザーは改良のタイミングを気にせず、“欲しいときを買い時”にできるという。

登場からわずか1年半で主力モデルを改良

1980年代のホンダ車5選

2020年11月、マツダのCセグメントハッチバック&セダン、「MAZDA 3」がマイナーチェンジされた。2019年5月に発売されたモデルなので、わずか1年半で改良が施されたことになる。

従来、国産車のモデルチェンジといえば2年でマイナーチェンジ、4年でフルモデルチェンジといった一定のサイクルが定められていたものだが、近年は開発スピードや生産技術の向上、さらには急激に進むデジタル化への対応など、主にドイツメーカーが行ってきた年々少しづつ改良を加えていく年次改良制を取り入れるようになっている。そしてマツダもその例にもれず、より積極的に商品改良に取り組んでいるメーカーのひとつだ。

今回は、マイルドハイブリッドシステムを採用した2リッターガソリンエンジン「e-SKYACTIV X」搭載車のエンジンとトランスミッションを制御するソフトウェアをアップデート。最高出力は180psから190psに、最大トルクは224Nmから240Nmに向上。アクセル操作に対する応答性とコントロール性を高めている。

そして、1.8リッターディーゼルエンジン「SKYACTIV-D 1.8」のほうも、最高出力を116psから130psに向上。より広い回転域でトルクを発揮する制御を行うことで、アクセルへの応答性を大幅に高めている。

さらに全モデルで、ダンパーとスプリングの特性を変更し、ダイナミクス性能を高めるとともに路面から車内に伝わる振動を抑制し乗り心地を向上させた。改良前のモデルと乗り比べてみたが、その違いはタイヤがひと転がりするだけでわかるくらいのものだった。またADAS(先進運転支援システム)では、マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)の加減速制御をより人間の操作に合わせて滑らかにし、追従走行機能とステアリングアシスト機能を備えたクルージング&トラフィック・サポート(CTS)の作動上限車速を55km/hから高速域にまで引き上げた。

また、マツダはこれらの改良を横展開していくスピードもあげている。例えばプラットフォームやエンジンを共用するCX-30では同様の改良が実施されたマイナーチェンジモデルを、約1カ月後には発表している。

多くの進化がプログラムの変更によって可能に

実はこれまで、エンジン出力などが変わるアップデイトは“改造”とみなされ、メーカー自らが行うにはハードルが高かった。しかし、クルマのデジタル化が進みテスラのようなソフトウェアの更新をデフォルトとして設計されたモデルの登場などもあり、国内でも2019年に道路交通法および道路運送車両法の改正法が交付された。それをうけソフトウェア更新による特定改造等の許可制度が創設され、この制度が2020年11月から施行されたというわけだ。こうして国への届出など一定の要件を満たせば、機能強化のための“改造”が認められることになった。

今回のダンパーとスプリングというハードウェアの変更をのぞけば、エンジン出力の向上も、ADASの進化もすべてプログラムの変更によって実現しているという。したがって、初期型を購入したオーナーも、アップデイトを施せば出力が向上し、ADASの制御が最新版になるというわけだ。

実際マツダも、先述した法改正をうけ、これらのアップデイトを既納車向けに適用するサービスの導入を検討しているという。よく年次改良を積極的にするモデルは、買い時がわからない、既納客に失礼という声が聞かれるが、常に最良の製品をリリースしていくというメーカーとしての姿勢は、称賛こそされるが、非難されるものではないと思う。まして、こうしたアップデイトが一般的になれば、今後はもっと選びやすくなるはずだ。誰が言ったか知らないけれど、クルマは、“欲しいときが、買い時”だと思うのだ。

文・藤野太一 写真・柳田由人、マツダ 編集・iconic

文:GQ JAPAN 藤野太一
【キャンペーン】第2・4金土日は7円/L引き!ガソリン・軽油をお得に給油!(要マイカー登録&特定情報の入力)

こんな記事も読まれています

「なんでも叶えてくれる」がフェラーリの真骨頂! 世界のスーパーリッチがフェラーリの虜になるワケ
「なんでも叶えてくれる」がフェラーリの真骨頂! 世界のスーパーリッチがフェラーリの虜になるワケ
WEB CARTOP
オススメされないのが普通だと? 富士山間近の観光地・山中湖へのスパイシーな行き方とは!?
オススメされないのが普通だと? 富士山間近の観光地・山中湖へのスパイシーな行き方とは!?
ベストカーWeb
ついに登場! 本格派『Project Motor Racing』発売 驚きの720Hz物理エンジンが示す新境地
ついに登場! 本格派『Project Motor Racing』発売 驚きの720Hz物理エンジンが示す新境地
ベストカーWeb
「不景気になると四角いクルマが売れる」ってホントか!? 初代スズキハスラーの大ヒットで考える「四角いクルマ」論2014【ベストカーアーカイブス】
「不景気になると四角いクルマが売れる」ってホントか!? 初代スズキハスラーの大ヒットで考える「四角いクルマ」論2014【ベストカーアーカイブス】
ベストカーWeb
優れた防水性と透湿性で雨や雪でも安心! デサントから全天候対応の“ハイスペックローファー”が登場 スニーカー顔負けの機能を搭載した一足とは
優れた防水性と透湿性で雨や雪でも安心! デサントから全天候対応の“ハイスペックローファー”が登場 スニーカー顔負けの機能を搭載した一足とは
VAGUE
音楽好きが集うクラブ「オード(ORD.)」へ──トウキョウシティガイド2025
音楽好きが集うクラブ「オード(ORD.)」へ──トウキョウシティガイド2025
GQ JAPAN
まれに見かける「白バイコスプレおじさん」……これって違反にならないの?
まれに見かける「白バイコスプレおじさん」……これって違反にならないの?
バイクのニュース
当時“アウトバーン最速”の異名を取ったBMW「R90S」最終年式モデルをオークションで発見 ビキニカウルと共に時代を駆け抜けた“伝説のモデル”とは
当時“アウトバーン最速”の異名を取ったBMW「R90S」最終年式モデルをオークションで発見 ビキニカウルと共に時代を駆け抜けた“伝説のモデル”とは
VAGUE
新型「“超高級”2人乗りスポーツカー」に反響多数! 斬新「M」デザイン&“豪華内装”採用に「ステキ」の声も! 585馬力「V8ターボ」搭載のメルセデス・マイバッハ「SL680 モノグラムシリーズ」が話題に
新型「“超高級”2人乗りスポーツカー」に反響多数! 斬新「M」デザイン&“豪華内装”採用に「ステキ」の声も! 585馬力「V8ターボ」搭載のメルセデス・マイバッハ「SL680 モノグラムシリーズ」が話題に
くるまのニュース
違法なのはわかっているが法を守れば仕事にならない! 危険かつ違法な「トラックの路駐駐車」には根深すぎる原因があった
違法なのはわかっているが法を守れば仕事にならない! 危険かつ違法な「トラックの路駐駐車」には根深すぎる原因があった
WEB CARTOP
色と柄で装いに詩情を添えるエトロ──2025年の秋冬スタイルを小物でアップデートする
色と柄で装いに詩情を添えるエトロ──2025年の秋冬スタイルを小物でアップデートする
GQ JAPAN
日産 スカイラインGT-R オーテックバージョンは生誕40年の節目に400台のみ製造されたスペシャルなGT-R【愛すべき日本の珍車と珍技術】
日産 スカイラインGT-R オーテックバージョンは生誕40年の節目に400台のみ製造されたスペシャルなGT-R【愛すべき日本の珍車と珍技術】
ベストカーWeb
【ランドローバー】4.4L V8ターボ+マイルドハイブリッドが標準ラインアップに 「レンジローバースポーツ」2026年型の受注開始
【ランドローバー】4.4L V8ターボ+マイルドハイブリッドが標準ラインアップに 「レンジローバースポーツ」2026年型の受注開始
Auto Prove
猿でも使える工具!? ではありません! 便利だけど、デメリットも大きい! 「モンキーレンチ」とは?
猿でも使える工具!? ではありません! 便利だけど、デメリットも大きい! 「モンキーレンチ」とは?
バイクのニュース
一歩間違えば「渋い駅舎」に! なぜ東京駅は「欧風レンガ造り」にこだわったのか? 都市の玄関口が回避した「和風の危機」
一歩間違えば「渋い駅舎」に! なぜ東京駅は「欧風レンガ造り」にこだわったのか? 都市の玄関口が回避した「和風の危機」
Merkmal
走行距離少なすぎ! 43年前の極上なメルセデス・ベンツ「500SL」を専門店が入手 「未登録&室内保管」で新車同然の輝きを放つ驚異の車両とは?
走行距離少なすぎ! 43年前の極上なメルセデス・ベンツ「500SL」を専門店が入手 「未登録&室内保管」で新車同然の輝きを放つ驚異の車両とは?
VAGUE
音楽と緑が共鳴する池尻の「GOOD TEMPOMUISC, BAR & PLANTS」──トウキョウシティガイド2025
音楽と緑が共鳴する池尻の「GOOD TEMPOMUISC, BAR & PLANTS」──トウキョウシティガイド2025
GQ JAPAN
歩行領域モビリティとして話題のダイハツ「e-SNEAKER」に試乗してみて気づいたこと
歩行領域モビリティとして話題のダイハツ「e-SNEAKER」に試乗してみて気づいたこと
@DIME

みんなのコメント

20件
  • 北米仕様の2.5Lターボ、国内でも投入して欲しい。Xは、高いばっかでメリット無い。
  • 後編は記事にしない方がマツダのためじゃないですか?
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

260 . 0万円 350 . 2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

119 . 2万円 400 . 0万円

中古車を検索
マツダ MAZDA3 ファストバックの買取価格・査定相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

260 . 0万円 350 . 2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

119 . 2万円 400 . 0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村