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新型「シエンタ」見どころは先代と同サイズでも拡大した室内! 廉価グレード「X」の生産時期にも注意

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新型「シエンタ」見どころは先代と同サイズでも拡大した室内! 廉価グレード「X」の生産時期にも注意

ボディサイズは変わらず、小回りはさらに効くように
トヨタの最小サイズミニバン「シエンタ」がフルモデルチェンジ、3代目へと進化を遂げてました。

まず注目したいのはボディサイズでしょう。昨今、フルモデルチェンジというとボディが大きくなってしまうことが多いのですが、新型シエンタのスリーサイズは従来モデルとほとんど変わらないのです。

新型トヨタ シエンタ発売! TNGAボディに先進装備満載で室内スペース向上、個性派デザインも健在

全長4260(±0)×全幅1695(±0)×全高1695(+20)mm ※()内は先代比

いわゆる5ナンバーサイズを守ったことで、コンパクトクラスのミニバンに求められる取り回しの良さをキープしています。さらにいえば、ホイールベースは従来と同じ2750mmながら最小回転半径は5.0m(従来比-0.2m)と、より小回りが効くように進化しています。

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1~2列間は80mm拡大。荷室もドア開口部の高さも拡大
ホイールベースが変わっていないのに、室内スペースの余裕が増している点も注目です。1~2列目のカップルディスタンスは最大1000mmと、従来型比+80mm拡大。室内高も、全高を高めたぶんが(+20mm)そのまま拡大されています。

後席の乗降性を左右するフロア地上高は330mmと従来通りの低さで、なおかつ開口部の縦方向を1200mm(従来比+60mm)へ広げたことにより、自然な姿勢で乗り降りできるようになっているといいます。Bピラーと一体になったアシストグリップは縦方向に長く、子どもから高齢者まで様々な乗員が使いやすい形状となっているのもポイントでしょう。

そのほかインテリアでは、10.5インチの大画面ディスプレイオーディオや後席の快適性につながる天井サーキュレーターといったメーカーオプションも注目でしょう。そして、オプションとしてつけることが当たり前となっているドライブレコーダーについては、フロント側ドライブレコーダーが上級グレードに標準装備、リヤ用ドライブレコーダーはオプションとして設定されている点も見逃せません。

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最近のフレンチミニバンに通じるデザイン
エクステリアについては、「シカクマル」をモチーフとしたスタイリングが印象的です。

大きなサイドプロテクションモールで機能性を表現しているあたり、最近流行りのフレンチミニバン(ルノー カングーやシトロエン ベルランゴ)にも通じるところがあります。

ハイブリッド・FFモデルの燃費は28km/L以上
パワートレインは、1.5Lガソリンエンジン+CVT(FF)と1.5Lガソリンエンジン+シリーズパラレルハイブリッド(FF/4WD)を用意しています。4WDについてはリヤ駆動モーターを備えた電動タイプ「E-Four」となっています。

ガソリンエンジン車のCVTは10速マニュアルモードを備え、シーケンシャル操作のできる専用シフトレバーを与えられているのも特徴で、ミニバンながらスポーティな味つけを期待させます。また、ハイブリッドのシフト系については最上級グレードのみエレクトロシフトマチックになっていて、それ以外のグレードではオーソドックスなストレートタイプになっているのも差別化ポイントといえるでしょう。

各パワートレインのWLTCモード燃費は次のようになっています。

1.5Lガソリンエンジン:18.3~18.4km/L
1.5Lハイブリッド(FF):28.2~28.5km/L
1.5Lハイブリッド(4WD):25.3km/L

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3列シートと2列シートの価格差は4万円
グレード構成は、パワートレインごとにZ・G・Xと3タイプの仕様が用意され、それぞれに5人乗り2列シートと7人乗り3列シートを用意しています。

従来型のシエンタでは標準タイプが3列シート、追加設定されたファンベースが2列シートというグレード構成になっていましたが、新型では同一グレードの中で、2列仕様と3列仕様を選べるといった風になりました。ちょっとわかりづらいかもしれませんが、2列仕様と3列仕様の価格差は4万円ですから、大は小を兼ねると3列仕様を選ぶユーザーが多いかもしれません。

ベースグレード「X」はガソリンもHVも来年4月以降に生産
ガソリンエンジン車(すべてFF)価格帯:195万円~256万円
ハイブリッド車(FF)価格帯:238万円~291万円
ハイブリッド車(4WD)価格帯:257万8000円~310万8000円

新型シエンタの発売は2022年8月23日ですが、エントリーグレードとなる「X」については2023年4月以降の生産予定となっています。初期にオーダーするのであれば最上級グレードの「Z」もしくは中間グレードの「G」のいずれかから選ぶ必要があります。

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文:山本晋也
写真:
1枚目:トヨタ シエンタ(以下同)
2~5枚目:Z(ハイブリッド、FF、7人乗り、内装色はフロマージュ)
6~9枚目:G(ガソリン、FF、5人乗り、内装色はカーキ)
10~13枚目:X(ハイブリッド、FF、7人乗り、内装色はブラック)
14枚目:3列シート車(サードシートアレンジモード時)
15枚目:2列シート車(フラットラゲージモード時)
16枚目:運転席シートバック、充電用USB端子(タイプC)

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みんなのコメント

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  • せめて生産可能な状態になってから発表しろよ。
  • オプション付けたくても、来年4月以降の生産になりますとかあるので、注意が必要です。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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